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留学にかかる費用・ドイツの場合どれくらい?

留学してみたいけど、お金がない・・・


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留学したいけど、一体どれくらいお金が必要なの?

 

ドイツの大学では、実は学費は無料です。

留学を考えている場合、これは大きい利点ですよね。

実は、私もこれを知って、”ドイツ留学っていいかもしれない”、と思った一人です。

 

しかし、誰でもすぐにドイツの大学に入れるというわけではありません。

大学の試験を受けるのに準備が必要ですし、場合によっては大学受験準備に、ドイツの語学学校に通う事も必要です。

よほどドイツ語に自信がない限り、3か月や半年はドイツの大学準備コースなどに通う人が多いでしょう。

私の場合は、ドイツ語ゼロから始めたので、最初の一年間は語学学校に通いました。

語学学校の費用は、大学と違って無料ではありません。

 

それでは、一体最初にどれくらいお金を用意しておけばいいのか?

 

今日は、その辺を具体的にご説明しようと思います。

 

留学準備にかかる物・費用

ここでは、目安を知る目的なので、細かい金額ではなく、大雑把な金額を書いておきます。

時期によっても、状況によっても、金額には違いがでます。

あるものは、予定より安かったり、あるものは高かったり、どっちみち細かく計算してもその通りにいくものではありません。

ある程度は誤差としてとらえ、大雑把につかんでおくことが大事です。

 

ちなみに、ドイツではマルクからユーロへの導入、更に円とユーロの為替の関係もあり、私がドイツに来た当初の2000年から比べると、価格が約3倍になった印象があります。

ここでは2018年現在の基準で話をしたいと思います。

誰もが必要なもの

1.パスポート取得費用(持ってない場合): 約 2万円

2.ドイツまでの航空券: 約15万円

3.1年分のドイツでの健康保険(これはドイツに着いてから入る場合もありますが、どちらにしても必須です。): 約10万円

最低限、これくらいは必要です。

留学・単独で語学学校自費一年コースの場合

留学の種類によって、準備に必要なものも費用も大きく違ってきます。

語学留学、大学準備のための留学、日本の大学との交換プログラム等々、一言で留学と言っても色々あります。

場合によっては、奨学金が出るケースもあるでしょう。

ここでは、単独で、語学学校に1年間(最長1年しか認められていません)、自費留学の場合をご説明します。

一番重要なことですが、基本的にドイツでは、語学学校生のアルバイトは認められていません。

そのため、ドイツ滞在中の全ての費用を事前に用意しておく必要があります。

ドイツ留学中の費用・語学学校に自費で1年留学の場合

ドイツ人の生活は、学生も社会人も、基本的には質素です。

日曜はお店は休みですし、遊びに行くような娯楽施設も少なく、週末はせいぜい友人宅でパーティか、外を散歩がてらカフェでお茶くらいです。

 

あなたの今までの生活レベルによって、ドイツでの生活費も変わってくるかもしれません。

しかしそれは今は考慮に入れず、ここでは、これだけあれば、ドイツでそこそこ平均的な学生生活を楽しめる、という基準で考えました。

毎月の恒常的費用

1.語学学校の費用一年分:毎月約400ユーロ

ビザ取得のためには、週一回ではなく、週に4-5日の語学コースに申し込む必要があります。

比較的価格の安いVolkshochschuleだと6週間で390ユーロです。

ただし、一年中コースが開催されているわけではないので、時期によっては他の語学学校に通う必要が生じます。

それも踏まえて、平均必要経費月400ユーロとしました。

 

2.家賃一年分:毎月約400ユーロ

学生ですと、ドイツではシェアハウスなどが一般的です。

私も学生時代はシェアハウスに住んでいました。ドイツ人と生活できるのはよい経験ですし、お薦めです。

家賃なのですが、同じシェアでも、学生寮かプライベートか、また地域によっても、大きく変わる点です。

ですが、大抵の地域では大体月400ユーロみておけば、水道光熱費混みでそれなりのシェアハウスには住めると思います。

インターネット代が込みの場合も多いです。

一人で住みたい方は更に、毎月150-200ユーロ程度上乗せが必要かもしれません。

 

3.生活費 月100-150ユーロ

ドイツでは生活必需品は比較的安いです。

消費税も7%に抑えられています(それ以外は19%)。

必要最低限のものをスーパーで買うのでしたら、食費も含めて、約月100-150ユーロ(週25-30ユーロ)で足ります。

 

4.食費 (アジアンショップ)任意 月30ユーロ(?)

日本人として、どうしてもアジアの食事が恋しくなってしまうもの。

アジアンショップに行けば、それなりのアジアの食材や調味料が揃います。

ただし、通常のドイツスーパーと比較して、価格は高めです。

数倍は見ておいた方がいいでしょう。

よく、私たちは冗談で”アジアンショップは麻薬同じ”と言うのですが、行ってしまうと本当に次々欲しくなってしまって、終わりがないのです。

アジアンショップがなくても生きていけますので、これは、各自の判断で予算を組んでください。

お米や調味料は一回買えば持ちますし、買ってもいいかと思います。

 

5.スマホ 月約40ユーロ

自宅にネット環境があったとしても、今やスマホは日本との連絡に必需品。

毎日の生活にも欠かせなくなっています。

ドイツで契約をすると、2年契約で毎月の契約約20-25ユーロ、その他機種のリース代が2年分、毎月15ユーロ程度だと思います。

 

6.服や化粧品等の服飾費 月20-30ユーロ

これも人によりますが、ドイツ人は質素なので、特に学生は服飾費にはお金をほとんどかけません。化粧品も華美なブランド物を持っている人はほとんどいません。

 

7.レストラン・カフェ 月50ユーロ

ドイツでは自炊に比べて、レストランの価格が高いです。カフェはコーヒーケーキで一回10ユーロ前後。簡易レストランのインビスでもそれくらい。

普通のレストランだと20ユーロはかかるでしょう。

せっかくドイツに来て、全然行かないのも味気ないですし、ドイツの食文化やドイツ人をよく知るチャンスでもありますので、いくらかは予算を取っておくことをお勧めします。

 

8.その他旅行など 月50-100ユーロ

せっかくドイツに来たのに、どこにも出かけないで家で勉強ばかりしているのはナンセンス。その土地の文化を知るのも大切な経験。

たまにはドイツでできた友達と一緒に小旅行などもいいと思います。

ドイチェバーンなど早割制度などをうまく利用すれば、国内でも他のヨーロッパ諸国でも驚くほど安価で旅ができます。

ドイツ中、片道19.90ユーロチケットなどもたくさんあります。

近くなら日帰りもいいですし、ちょっと遠出の場合も、安価なペンション、またはドイツで知り合った友達の家など、高価なホテルに宿泊しなくても、ちょっとした工夫で安価で楽しい旅が楽しめます。

そのために少しでもいいから、予算を取っておくと充実したドイツ留学生活を楽しめるでしょう。

 

特別費用

9.一年後の移動費 1000ユーロ

ドイツでは、語学学校生として滞在できるのは最長1年までです。

その期間が終わったら、大学生ビザまたは、就労ビザへの書き換えをするか、日本へ帰国のどれかを選ぶ必要があります。

その際に違う土地に、引っ越しが必要になる事も予想されます。

新しい家を借りるには敷金や礼金も必要になるでしょう。

または日本行きの飛行機を予約しないといけないかもしれません。

1年たった後、どの可能性にも対処できるように、1000ユーロ程度はあったほうがいいでしょう。

 

10.予備費 1000ユーロ

海外に住んでいると、どんなアクシデントがあるかわかりません。

病気になった、盗難にあった、弁護士の力を借りることになった、等々の事が起きた時も、自分の力でなんとか切り抜けないといけません。

もちろん助けてくれる人はいると思いますが、金銭的な助力をしてくれる人はいません。

いざという時のために、1000ユーロくらい予備費があれば安心できます。

 

ドイツ留学に必要な貯金額

大体感じをつかめて頂けたでしょうか。

表にまとめると、以下のようになります。

日本で準備するもの:

項目名 おおよその金額
パスポート 2万円
ドイツまでの航空券 15万円
1年分のドイツの健康保険 10万円
合計 27万円

 

ドイツで必要なもの:

項目名 おおよその金額
語学学校 月400ユーロ
家賃 シェアハウス(水道光熱費・ネット混み) 月400ユーロ (一人暮らしの場合200ユーロ加算)
生活費 月150ユーロ
アジアンショップ 任意 月30ユーロ(?)
スマホ 月40ユーロ
服飾・化粧品等 月30ユーロ
レストラン・カフェ 月50ユーロ
その他旅行など 月50-100ユーロ
小計(毎月) 1200ユーロ
1年後のビザ移行日 1000ユーロ(引っ越しなど)
予備費 1000ユーロ
1年分の経費合計 1200×12+2000= 16400ユーロ

 

ドイツで一年間語学学校生として生活する費用:

日本 27万円

ドイツ 16400ユーロ

 

これをもとに、後は各自応用して頂ければいいと思います。

1年ではなく、半年だけ語学学校に通って、大学の試験を受けるのであれば語学学校の費用は、それに応じて減りますし、大学生になれば、一年に90日間は働くことも可能です。

 

結論: 留学のためのお薦め準備額

さて、これらのユーロの生活費分も含め、全部日本円で貯めるとすると、一体いくら貯めればいいのでしょう。

 

ユーロと日本円の為替ですが、実際の生活レベルで考えると、1ユーロ120円くらいで考えるのが妥当だと思っています。

ただし、それは為替とは別のもの。

その時の為替によって、日本円でどれくらい貯めなくてはいけないか、変わってくるでしょう。

(私は学生時代は、基本日本円で生活していましたが、一度1ユーロ170円くらいになった事がありました。

こんなの実情にあってない、おかしい、すぐ変わるはず、と思っても、その時ユーロが必要であれば、どうしようもないので、泣く泣く替えました(>_<)。。。)

2018年7月現在だと、1ユーロ130円くらいなので、日本で240-250万円貯めておけば、1年間ドイツ滞在しても困らないと思います。

結論:

ドイツ留学のために日本で必要な貯金額 (2018年)

250万円

これまでの計算から、私は留学前に250万円くらい貯金しておく事をお勧めします。

 


fujiko

自費で留学を考えているみなさん、ぜひ250万円貯金を目標に頑張って下さい!

 

ちなみに、私は2000年から数年間は、日本で作ったシティバンクに日本円を入れておいて、必要に応じて、ドイツのシティバンクの現金引き出し機から、ユーロを引き出していました。

2009年ごろシティバンクはなくなって、Targobankに変わってしまい、その後サービスの面で不便になってしまいました。

今でしたら、オンラインバンキングを上手に活用するのがいいかなと思います。

 

補足


fujiko

今はネットで色々な情報が探せるけれど、ドイツ留学を考えているのであれば、辞書はやっぱり必需品

私はこれでドイツ語を習得しました。

辞書はこの一冊で充分です。

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fujiko

留学を考えると、わからない事がたくさん出てくると思います。

ドイツ語やドイツに関して知りたい事があったら、コメント欄にリクエストしてね。

 

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