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ドイツの冬のお楽しみ【クリスマスマーケット】

ドイツも11月も後半になり、暗く長い夜の季節がやってきました。

夜10時過ぎまで明るかった夏との対比で、冬は夕方4時には暗くなります。

仕事をしていると、朝起きる時はまだ暗く、会社から帰る時はもう暗いという「一日中暗い時しか見ていない!」なんてことも起こります。

 

天気と一緒に人間の気持ちまでくら~くなってしまいがちで、ドイツには「冬うつ」という言葉があるくらいです。

 


fujiko
そんな暗い気持ちを吹っ飛ばす冬のお楽しみが、クリスマスマーケット!

 

そうなのです。

ドイツのクリスマスマーケットはドイツ人を暗い気持ちから救う、切実なお助けアイテム!

 

例年11月末から12月24日のクリスマス直前まで、ドイツの町はクリスマスマーケットでにぎわいます。

 

定番中の定番である、暖かい赤ワイン「Glühwein/グリューヴァイン」と焼いたソーセージ「Bratwurst/ブラートヴルスト」を始め、その都市にしかない名物、きらきらした飾り。


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毎年、見ているだけでウキウキしてくるよ。

 

今回はそんなドイツのクリスマスマーケットのご紹介をします。

 

クリスマスマーケットの準備

11月末にふと気がつくと、クリスマスマーケットの準備が始まっています。

 

今まで何もなかった広場にクリスマスマーケット用の小屋や、イルミネーション用の塔が現れます。

 

もみの木の準備も。

 


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わーい、今年もクリスマスマーケットの時期がやってきた~。

 

クリスマスマーケットパレード【ハンブルク】

そのうちに、町を歩いているとクリスマスマーケット季節にやるパレードを見かけたりします。

 

華やかなので、思わず立ち止まって見てしまいます。

 

なんだかディズニーランドのパレードの本物を現実世界でやっている感じなのです。

 


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この雰囲気、わかってもらえるかな~

 

サンタもたくさん登場。

 

雪の女王様も。

 

そしてお付き(?)の兵隊たち。

 

街中でこんなパレードに遭遇してしまった時には、ついついそのつもりがなくてもクリスマスマーケットに足を延ばしてしまうのです。

 


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ついつい誘惑に負けてしまうけど、これもまたよし!

 

クリスマスマーケットの定番といえばこれ!

約一か月間の開催中必ず一度は足を運ぶ、町の中心にあって一番大きいクリスマスマーケット。

 

入り口はいつも人でいっぱい。

 

毎年のことなのに、これだけウキウキするのはどうしてなんだろう。

 

まずは定番中の定番「これを飲まなきゃクリスマスマーケットじゃない」と言えるくらいのグリューヴァイン!

グリューヴァインとは、香辛料と果物一杯で煮込んだ温かい赤ワインのことです。

赤ワインが定番だけど、たまに白ワインで作られることもあります。

 


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ワインはドイツ語で”ヴァイン”なので「グリューヴァイン」と言うのです。

 

寒い冬空の下で飲む暖かい赤ワイン。

これが冷えた体を暖かくしてくれて、とても美味しいのです。

 


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外で飲むのがいいんだよね~。

ゆっくり飲まないと、温まったアルコールが直接のどにきて、こほこほ咳き込んじゃうのもご愛敬。

 

こうやってグリューヴァインを買って、飲みながらクリスマスマーケットを散策する人も多いです。

グリューヴァインを入れるカップは可愛らしくて、毎年微妙に色やデザインが変わります。

毎年集めてコレクションをしている人もいるみたい。

 

カップを集めない人は、飲み終わったら店にカップを返却すると最初に払ったデポジットが戻ってきます。


fujiko
あれ、カップのデポジット料金いくらだったっけ。

確か2ユーロくらいだったかなあ・・・

 

冬の定番のお菓子たち!

レーブクーヘンとかクッキーとかバームクーヘンとかナッツ類!

 


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クーヘン”というのはドイツ語でケーキのこと。

ドイツではバームクーヘンは冬の定番おやつなのです。

 

ここはクリスマス用品だけを専門で売っているお店!

きらきらしていて、店内はいつも人だかりです。

 

このお店の本場は南ドイツ。ローテンブルクという場所に本店があります。

本店の大きなお店は、店全体がクリスマスを表していて、ドイツメルヘンの権化なのです。

 


fujiko
初めて見たときには、目がハートになりました!

 

 

ミニチュアの町たち。

とっても可愛いので、毎年少しずつ買い集めてコレクションしている人もいます。


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毎年ちょこっとずつそろっていくのが楽しんだよね~。

 

あたたかな色合いのろうそく立て。

見ているだけでウキウキしてきます。

こちら側はほっこりする円形のろうそく立て、あちら側には銀製のちょっとスタイリッシュなろうそく立てがあって、どっちも可愛いのです。

 

どれにしようか色々迷って、日本の友達にいくつか買いました。

 


fujiko
誰かのために選んでる時間も、これまた楽しいのです。

 

そしてクリスマスマーケットではドイツのいろんな都市からだけではなく、他の国のものを買えるのも楽しみの一つ。

 

例えば北欧のはちみつ。

すごーくたくさん種類があるのです。


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作った人が直接持ってきて売っていることが多いので、知識も豊富。

その説明を聞くのがまた楽しいのです。

 

これは、ポーランドの食器かな。

こういうポテッとした食器たちも結構好きなのです。

 

市内の他のクリスマスマーケット

この季節は、一ヵ所だけではなく町中の至る所でクリスマスマーケットをやっています。

通りを歩いていても、あらゆるところでクリスマスのイルミネーションを見かけます。


fujiko
この黄色い光のあたたかい感じが雰囲気あっていいんだよな~。

 

さっきとは別のクリスマスマーケットにやってきました。

とは言っても先ほどの場所から歩いてすぐ。

家への帰り道にちょこっと寄り道した感じです。

 

こちらも賑わっています。

 

さっきのクリスマスマーケットにはなかった魚の丸焼きが売っています。

 

ちょっとお腹が空いていたので買っちゃいました。

下にある紙皿が見えないくらいいっぱいに盛られた魚。

上にある薄い緑のドレッシングというかソースは何味だったかなあ・・・

 


fujiko
うん、悪くない!

 

そして、冬の風物詩グリューヴァイン。

 


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やっぱりこれがないとドイツの冬は始まらないな。

 

 

地域の特色があるクリスマスマーケット【ハイデルベルク】

ドイツのクリスマスマーケットは地域によって特色があります。

同じドイツ内でも飾りつけや売っているもの、その町によっていろいろ趣向を凝らしていて楽しいのです。

 


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ドイツ最大のクリスマスマーケットの一つであるニュルンベルク、気に入って何度か行ったシュツッツガルトなどは、ぜひいろんな人に行ってみてもらいたいなあ。

 

これはハイデルベルクのクリスマスマーケット。

ハンブルクのちょっとおしゃれでシュッとした感じのクリスマスマーケットもいいけど、こちらの伝統的なクリスマスマーケットも趣があって、なかなかいいのです。

 

売っている木のおもちゃもかわいい。

 

売っているソーセージも大胆で素朴。

 

レープクーヘン。

真ん中にあるアーモンドとっても美味しいんですよ!

 

これはライブクーヘン。

ジャガイモをつぶして油たっぷりのフライパンで焼いたもの。

 


fujiko
これも美味しいんだよな~。

 

クリスマスマーケットからのお持ち帰り

クリスマスマーケットに行くと、なんだかんだ買い物してしまいます。

それほど高価なもなじゃなくて、小さくてかわいいものをちょこちょこ買うのが楽しいのです。

 


fujiko
とは言っても私が自分に買うのは食べ物ばかり。

あとは日本の友達へのプレゼントかなあ。

 

クリスマスマーケットから持ち帰ったもの。

大好きなバームクーヘン発祥の地ヴェーデルのバームクーヘン。

自分用は一番シンプルなプレーン。

残りの二つはプレゼント。

 

こちらはおまけ。

ドイツ人からプレゼントしてもらった鉢植え。

緑の葉と赤い木とトナカイがクリスマスらしさを演出してくれます。

 


fujiko
こうやってみんなでお楽しみを作って、ドイツの寒くて暗い毎日を楽しく乗り切りるのです!

 

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