2019年1月に現在住んでいるハンブルクから、デュッセルドルフへ引っ越しをすることになりました。
ドイツバーンで約3時間の距離です。
私にとって2回目のドイツ国内の引っ越しになります。
一度目はハイデルベルクからハンブルクへ、そして今回はハンブルクからデュッセルドルフへ。
同じくドイツ国内の引っ越しを予定している人のお役に立てればと思い、せっかくなのでリアル引っ越し実況をすることにしました。
前回は、新居を探しに行くために必要は書類がやっとそろい、準備を終え明日家探しにデュッセルドルフに出発するところまででした。
果たして無事に家は見つかるのでしょうか。
【金曜日】土曜日の地元ローカル新聞の住宅情報チェックのためにデュッセルドルフへ
今のところはっきりした部屋見学のアポイントはデュッセルドルフ滞在予定最終日の来週の火曜日のみ。
土曜日は地元のローカル新聞で不動産情報チェックのために朝からデュッセルドルフにいたいので、金曜日にデュッセルドルフに向かいます。
どっちみち火曜日までに部屋が決まらなかったら、部屋が決まるまで滞在延ばすつもりだし。
ということで、朝ゆっくり起きて旅行の準備をしていると、携帯に留守電が入っています。
あわてて折り返しで電話をかけると、引っ越しする前に一度部屋の様子を見に行きたいのでいつが都合いいかとのこと。
帰りがいつになるかはっきりわからないので、金曜日ハンブルクに戻っているかちょっとわかりません。
でしたら、とりあえずデュッセルドルフから戻ったら連絡ください。
というわけで、この部屋のことはデュッセルドルフから戻ったらということで、とりあえず新居を探しにデュッセルドルフに出発します。
出発は12時過ぎ。
電車の中では持参の本を読んだり、駅で買ったサンドイッチを食べたりしてゆっくりします。
ドイツ的なのどかな家が見えます。
無事に遅延なく、予定通り夕方にデュッセルドルフに到着です。
前回来た時より少しクリスマスっぽくなっています。
まずは、駅の中の本屋さんで今日のローカル新聞チェック。
ローカルっぽい新聞が二つあったので、それを持ってレジへ。
これには住宅情報が載るよ、でも毎週土曜日だから、今日の新聞には載ってない。
じゃあ、また明日改めて買いに来ます。
これでとりあえずどの新聞に不動産情報が載るかわかったので、明日の土曜日改めて買うことに決定。
夕方ですが、ドイツの冬はもう暗いのでとりあえずホテルに向かいます。
携帯のグーグルマップでホテルを調べたら市電で2駅先で降りるようです。
ということで、市電に乗ってそこからちょっと歩いてホテルに到着。
今日は移動だけで疲れたので外に食事をする気になれず。
ホテルの部屋に荷物だけおいて、近所の散策がてら近くに見つけたスーパーで地ビールとスナックを買って夕食の代わりにします。
【土曜日】ローカル新聞チェック・町を散策
土曜日は朝10時くらいに起きて、昨日散歩がてら見つけておいたキオスクで昨日言われたローカル新聞を購入。
そのままホテルに戻って、住宅情報チェックします。
デュッセルドルフ市内の不動産情報が載った新聞といっても、賃貸だけでなく持ち家情報や、地域も私が希望する地域だけでなく、全デュッセルドルフの情報が載っています。
そして、家を貸したい人だけでなく、家を探している人の情報も載っているのです。
その中で、一つだけ私の希望に合いそうな物件をみつけました。
家賃もちょうどいい。
女性限定、シングルのみって書いてある。
とりあえず連絡してみようかな。
連絡先に電話をするも、残念ながら留守電。
仕方がないので、新聞広告を見て見学したいので、その部屋がまだ空いていたら折り返し連絡ください、というメッセージをいれておく。
新聞広告では一つしかいいのがなかったか。。。
これで今日予定していたことは終わってしまいました。
はっきり言ってもうやることはないのですが、一応先ほど入れた留守電の返事が来るかもしれないし、とりあえずネットで引き続き不動産情報を探しながらホテルで待機します。
というわけで、ネットでいくつか今から住める物件で良さそうなところに見学の予約のメールを入れます。
出てみると、先ほど留守電にメッセージを入れた物件の大家さんからでした。
女性のシングスのみっていう募集だから大家さんも女性かと思ったら、年配のおじいさんぽい人です。
私が日本人と知って、話の合間にちょこちょこ日本ネタを挟んできます。
お相撲さんの話とか、拓殖銀行の支店が昔デュッセルドルフにあった話とか。
でもなんせ、情報がメチャクチャ古いのです。
札幌出身の私はもちろん北海道唯一の都銀であった、拓殖銀行のことは知っていますが、もう20年くらい前に倒産してますから。
お相撲さんの話も日本人じゃなくてハワイの人が一番強いって、それは曙関のことでしょうが、今はモンゴル勢が主力です・・・
その力士は曙のことですね・・・
そして、とにかく強調するのはシングル用の部屋だから、誰も泊めるなとうるさいのです。
日本から友人が来ることがあるから泊まってはいけないのか、ドイツにも友達がたくさんくるから泊まらせてはいけないのか、どうして広さは充分なのに止まらせるのは禁止なのか。
ここには8つ部屋があるけど、みんなが誰かを招待したら、16人がここにいることになって、全然静けさを保てない。
たまに、例えば3か月に一回とか、一泊だけならいいけど。
ちょっと極端すぎます。
そして、その件についてもっと突っ込んで話そうとすると、決まって日本の話を出してきて話をそらします。
なんだかはっきり言って怪しいおじいさんです。
あまりいい印象を持てなかったので見学に行くかちょっと迷いました。
でも、電話での印象で決めるのもよくないし、なんと言ってもまだ一つしかアポイントがないのです。
とりあえず来週の月曜日にこの部屋を見学に行く事にしました。
でもとりあえず見学の予約はとったし、さっきネットで送った興味のある物件についてはすぐ返事が来るわけじゃないので、今日はとりあえずもうやることはありません。
ホテルの掃除の人も来る時間だし、とりあえず町の中心地と住みたい候補の地域全部を回ってみようと、外にでることにしました。
スマホのグーグルマップを確認したところによると、今いるホテルからデュッセルドルフの中心地や旧市街、私が住みたい三つの地域、全部歩いて行かれないことはない距離感。
全てが1~2キロ間隔で隣り合っている感じです。
もちろん地下鉄や市電やバスもあるのですが、今回家を探すことと町を知ることが目的なので、とりあえず歩きます。
まずはホテルから町の中心に向かって歩き、そこから旧市街方向に歩いてみることにします。
道すがらかわいい建物がありました。
ホテルから中心地を抜けてそのまま川を渡って旧市街方面へ。
旧市街のクリスマスマーケット場に着きました。
土曜日なので当然ですが、結構混んでいます。
ドイツの冬は暗くなるのが早いです。
ホテルを出発したのが14時くらい。
16時には薄暗くなるので、明るいうちにできるだけ町を散策したいと思い、立ち止まらずにひたすら歩きます。
といいつつ、まだ食事をしていなかったので歩きながら食べられる定番ソーセージを購入してお昼ご飯がわりにします。
町中の至る所でクリスマスマーケットをやっています。
中心地の混んでいるクリスマスマーケットの近くでは、車が通る道を特別に歩行者天国にしているのか、信号を止めて、オレンジ色の服を来た人たちが、人々を誘導しています。
旧市街から再び町の中心を通り、今度は私が住みたい候補地の一つ、ペンぺルフォルトへ向かって歩きます。
クリスマスマーケットの後ろにユニクロを発見します。
2018年の11月にデュッセルドルフにもユニクロができたらしいのは知っていたのですが、こんな町の中心にあったのですね。
できたてのほやほや。
今時間がないので、素通りで先に進みます。
またまたクリスマスマーケットがありました。
素通りで歩くだけですが、写真くらいはと思い、数枚パシャリ。
やっぱりこっちのろうそく立てはきれいだなあ。
これも違うタイプのろうそく立てです。
左側にはいろんな色のろうそうが合わせて売っています。
こちらもろうそく立て。
町の中心からペンぺルフォルトに行く途中、小さな川を渡ります。
鳥たちがなんの警戒心もなくくつろいています。
どんなに近づいても全然動きません。
安心しきっているのが感じられます。
驚いたけど、あまり鳥にいたずらをする人がいないという証拠なので、いいことだと思います。
橋の手前の門のようなものを通って、ペンぺルフォルトへ。
ペンぺルフォルトと一口にいっても広いので、とりあえず月曜日に見学を予定している、今日電話でおじいさんと約束した家を見に行くことにします。
歩いている最中も、町中がクリスマスデコレーションで飾られているのを見かけます。
グーグルマップさまさまで無事に目的地に着きました。
ペンぺルフォルトは店舗と住居が混在する、学生が多く住む人気エリアらしいです。
治安も悪くなく、旧市街や町の中心までも1.5キロくらいです。
もちろん中心地まで行かなくても、近所でも買い物するところはあります。
家の中は月曜日に見学するまでわかりませんが、環境は悪くない感じ。
小さい小道が多く、歩いていてもお店やレストランがちょこちょこあって散策のしがいもありそう。
近くに教会がありました。
というわけで、次の住みたい候補である、隣の地域デュッセルタール方面に向かいます。
デュッセルタールの先にあるフリンゲルンノルトも候補地の一つ。
火曜日に見学予定の家がフリンゲルンノルトなので、デュッセルタールを通ってフリンゲルンノルトの見学予定地に向かうことにします。
歩いてみてわかったのですが、デュッセルドルフは斜めに伸びる道が多い。
碁盤目の町札幌から来た身としては、これだけ斜めの道が多いと、自分がどこにいるのかわからなくなりそうです。
自分の現在位置を示してくれるグーグルマップの存在は本当に助かります。
デュッセルタールには動物園があるようです。
ZOOの看板の前を通りました。
この辺も可愛い店があって、なかなか悪くない街並みです。
ちょっとのぞいてみたくなっちゃいます。
でも時間がないので今は我慢。
目についたスーパーで水だけ購入して、ひたすら歩きます。
歩いて感じたのは、どちらの地域に住むことになっても楽しめってことかな。
そっか、せっかくデュッセルドルフにいるのだから、不動産屋さんに直接行って物件を探すのもいいかな。
土日はどっちみち不動産屋さんは営業していないので、物件見学予定これ以上増えなかったら、週明けに直接不動産屋に行くのもありだな。。。
デュッセルタールの環境も気に入ったので、次は線路を渡り、お隣のフリンゲルンノルトにある物件見学予定地に向かいます。
ここら辺はちょっと高級住宅地のエリアです。
立っている建物も、だんだんと大きくなってきます。
町の様子もちょっと閑静な住宅地という雰囲気に変わってきます。
先ほどの場所もいいけど、この地域も悪くはありません。
ただ職場からはちょっと遠くなります。
先ほどの場所からなら会社まで2~2.5キロくらい、歩いても20分程度の距離です。
でもここは3~3.5キロくらいはありそうです。
火曜日見学予定の物件前に到着します。
特に問題はない、よさそうな物件です。
ふー。
結構歩きました。
もう結構暗くなってきて知らない地域を歩くのはちょっと嫌な感じの時間になってきました。
ホテル方面に戻る途中で、どこかいいところをあったらそこで夕食を食べることにします。
泊まっているホテルは、ここから町の中心を通った向こう側。
なのでとりあえずはフリンゲルンノルトから中央へ向かいます。
中央に戻る途中の道です。
もうすっかり暗くなってきました。
感じのいい通りもあって、ちょっと見てみたいようなお店もありそうだけど、もうこの時間は飲食店以外のお店は閉まっているみたいです。
スマホの充電切れそう。
今日大活躍してくれたスマホの充電が切れそうになっています。
モバイルバッテリーは持ってきてるけど、ケーブルが短いから今スマホにつないじゃうと、いちいちカバンから取り出してグーグルマップ見るの面倒だなあ。
まあ、ぎりぎり間に合うかもしれないし、とりあえず町の中心に向かって歩きます。
ここ、イマンマンシュトラーセ?
グーグルマップに沿って歩いていたら、いつのまにか日本人街の中心であるイマンマンシュトラーセに来ていました。
新しく働く職場もこの通りだし、お昼は今後この通りで食べることになるだろうし、この辺の様子もみておこう、ということで通りをうろうろしてレストランを探します。
でも日本食レストランはどれも混んでいます。
時計を見ると18時くらいで、ちょうど夕食時です。
と思ったら、日本食ばかりが並ぶ中で一つだけ異色のカレー屋さんを発見しました。
この店にはまだ誰もお客さんがいません。
カレーにしよう。
ここでやっと一息。
ずーっと歩いていたから座るのは久しぶりです。
まずはビールで乾杯。
ビールのお供に、インド系カレー定番のちょっと辛いパリパリの薄いおせんべい(もどき)を食べながらメインディッシュを待ちます。
ここでスマホの充電もしておきます。
残量ほぼゼロ。
このまま外に出たらホテルに戻れないかもしれません。
メインのカレー到着。
今日は昼にクリスマスマーケットでソーセージを挟んだパン一つ食べてから何も食べてません。
ばくばくと食べます。
味も特に悪くないし、ゆったりできるのが嬉しい。
ビールなくなったので、赤ワインに変更。
そのうちだんだんお客さんが増えてきました。
スマホもある程度充電されたし、私も充電されたので、ホテルに向かいます。
ここからホテルへは歩きで約20分くらいでしょうか。
昨日は中央駅から2駅市電に乗りましたが、今日は荷物もないし歩いて戻れそうです。
スマホが充電されたおかげでホテルまでの道のりをグーグルマップが教えてくれます。
持ってきてよかった!
ホテルの近くのスーパーで、大きい水と明日の朝食用にちょっとつまめるものを買ってホテルに到着。
よく歩いた一日でした。
一体何キロくらい歩いただろう。。。
感覚としては12~13キロって感じだけど、そんなもんかな。
ホテルでメールをチェックしていると、いくつか不動産屋さんから問い合わせの返事が来ています。
一件、見学の予約をする前に記入すべきフォームが添付されていました。
でもこれと同じフォームを私は別の物件用に同じ不動産会社に送っているのです。
先週問い合わせた物件の返事も来ないし、月曜日電話で問い合わせてみよーっと。
さらにインターネットで新しい不動産情報がないかチェック。
私が希望している地域は、人気スポットなせいもあるのかあまりよい物件が見つかりません。
隣の地域だったら結構良さそうな物件があるのに。。。
他の地域の評判について、もう一度ネットで検索してみます。
するとあるドイツ人がブログ風に、デュッセルドルフの全域についての治安やお勧め度を書いた信用できそうな記事を発見。
この記事を読んで決めました。
職場まで歩いて行かれる範囲で治安がよくお勧めされているいるのは、やはり今希望している3つの地域のみ。
あとのお勧めは川向うの高級住宅地か、郊外がほとんどなのです。
明日は日曜日です。
不動産屋さんはおろか、飲食店以外のお店も空いていない日です。
例外はクリスマスマーケットのみ。
デュッセルドルフ物件探し【まとめ】
今日の散策では以下のことがわかりました。
結構どこでも徒歩で歩いていかれる
ペンぺルフォルトもデュッセルタールもフリンゲルンノルトも雰囲気は違えど素敵な地域
グーグルマップとモバイルバッテリー必需品
無事にいい家が見つかるのでしょうか。
まだ1件も物件を見ていないのでなんとも言えませんが、とりあえず今日は2つ目の見学予定をゲットして、歩いて町の距離感をはかれたのが収穫です。
続く