北ドイツのハンブルクから電車で45分くらいの位置にあるリューベック。
ハンブルク同様、かつてハンザ都市として栄えた町です。
中世時代の建物がたくさん残っていて、町全体が世界遺産に指定されています。
実はこの町では、毎年スカンジナビア映画の映画祭が行われているそうです。
(私は全然知りませんでした)
今回は、その映画祭を見にマインツからリューベックに来ていた友人、
(南ドイツのマインツもドームと教会で有名な町。
ドイツでシャガールが唯一残した作品である、青のステンドグラスは本当にきれいで一見の価値あり!)
を訪ねにリューベックに行きました。
とてもきれいな町だったので、今回はその様子をご紹介します。
リューベックまでハンブルクからドイツバーンで約45分
ハンブルク中央駅からリューベックに向けて出発です。
いいお天気になりそうで嬉しい。
同じドイツバーンでも、遠くにいくICEとは違って近郊列車のRBは赤い車体です。
2階建てなので、2階に乗り込みます。
社内から、プラットホームの行き先を表す看板が同じ目線で見られます。
電車は5分遅れくらいでリューベックに出発。
リューベックまでは約45分の列車の旅。
持ってきた本をちょこっと読んだり、外の景色を見たりしていたらあっという間です。
リューベック到着!
先に到着していた友人と、ここで合流しました。
会うのは3年ぶりくらいかな。
しかし、昨日の今日のように話が盛り上がります。
リューベック中央駅から徒歩で旧市街へ
リューベック中央駅から徒歩でリューベック市内へ向かいます。
旧市街への入り口ともいえる、ホルステン門がみえます。
このレンガ造りの重厚な建物が、リューベックの特徴で、旧市街のありとあらゆるところで見られます。
川からの景色もきれいです。
ここから旧市街に入ります。
上の写真は、先ほどのホルステン門の裏側。
リューベックはマジパン発祥の地【老舗のニーダーエッガー】
リューベックは実は、知る人ぞ知るマジパンの発祥の地。
マジパンて、日本人にはあまりなじみがないですが、苦手な人も多いと思います。
実は、私も普段はマジパンはほとんど食べません。
しかし、、、
本物のマジパン絶対一回試してみて!
と、ドイツ人にはよく言われるのです。
くしくもリューベックの町の中心には、1806年から営業している、マジパンの老舗【ニーダーエッガー】があります。
マルクト広場の近くのブライテストリートにあって、旧市街を歩いていたら知らないうちにこの通りを通っているくらいくらいです。
お店の前に人もたくさんいて、賑やかです。
明るい店内とデコレーションは、見ているだけでも楽しいです。
ケーキもチョコレートも全部マジパンだとは思えない種類の多さ。
スーパーでは買えない品ぞろえ。
ということで、吟味して買ったマジパンはこちら。
小さいマジパンには、リューベックの建物が印刷されています。
ドイツ最古の養老院【精霊養老院】
リューベックの旧市街はこじんまりしているので、全部徒歩で回れます。
旧市街を入るところにあるインフォメーションでもらった地図です。
これを見ながらてくてく歩きます。
市庁舎前。
こちらも昔ながらのレンガの建物。
今はレストランになっています。
こちらはドイツで一番古くに建てられた養老院で、聖霊養老院と呼ばれています。
裕福層が貧しい人たちのために立てた病院を兼ねた福祉施設で、なんと1280年代に建てられました。
そして、今でも老人ホームとして使用されているのです。
中に入ってみたところ、ラッキーなことに今週いっぱい催し物をやっていました。
手作り品が並んだバザーのようです。
建物の美しさと色とりどりのバザー商品が相まって、一段と綺麗に見えました。
お客さんもたくさん来ています。
それほど大きいわけではないのですが、ゆったりしたなんとも言えないいい雰囲気が漂っています。
スタンドグラスもとてもきれい。
地下に行くと、これまたバザー用の手作りケーキとコーヒーがありました。
ケーキが一つ1.5ユーロ、コーヒーがいっぱい1ユーロのお安さ。
雰囲気もよかったので、すっかりここでくつろいで友人と結構長いこと話し込んでしまいました。
更に散策、そしてちょこっと買い物
精霊養老院を出て、更にメイン通りを散歩して、他の教会も見学に。
本当にたくさんあって、全部きれいなんですが、時には外見が似ていて、もうすでに見たのか見てないのかわからなくなることもwww
一つ誤算だったのは、教会の見学時間が全部16時までだったこと。
精霊養老院から出たのが、ちょうど16時を過ぎたところで、残念ながら他の建物の中の見学は一つもできませんでした・・・
でもまあ、一番見たかった精霊養老院見れたし、催し物も楽しかったからよしとしよう!
気を取り直して、散歩の続き。
教会やレンガの建物だけではなく、町全体の建物に中世感が残っていて、ただ歩いているだけでもちょっと浮かれます。
チェーン店だけではなく、リューベックならではのお店もあり、一つ可愛い寝具屋さんを発見。
ちょうど一つ欲しかったんだよね。
しかも安い!
これレトロでかわいい!
というわけで、ついつい買い物してしまいました。
でもクッション12ユーロ、レトロ目覚まし時計は6.5ユーロというリーズナブルなお値段。
大満足の買い物です。
また会おうね。
映画祭目的の友人は今日はリューベックに宿泊で、私はハンブルクに帰ります。
ホルステン門の夜バージョン。
リューベックからハンブルクへ
リューベックの中央駅に到着しました。
ここで友人とはお別れです。
でも、また近いうちに会える気がします。
駅からホームへ。
なんか、誰もいなくて、すがすがしいまでにまっすぐした駅です。
まるで一瞬だけ、この世に一人だけになった気分を味わえます。
外は真っ暗。
電車では爆睡してしまい、気が付いたらハンブルクに到着していました。
これにて、リューベックの小旅行は終了です。
おまけ: 買ったマジパン食べてみたよ
翌日、リューベックで買ったマジパンを食べました。
おー、しっとりしていて意外にも(失礼?)うまいじゃないか!
果たしてここだから特別美味しかったのか、実はマジパン全般が美味しいのか・・・?