2019年3月初旬
デュッセルドルフに越してきてから初めての3連休でした。
ハンブルクからの引っ越しのばたばたも一段落したところ。
ベルリンの友人と話をしているうちに、この3連休を利用して急遽ベルリンに遊びに行く事になりました。
出発2日前にとったICEは正規よりかなり安い約60ユーロ。
前回行ったクリスマスマーケット以来、約3か月振りの訪問です。
ICEでデュッセルドルフからベルリンへ
ベルリンには何度も行っていますが、デュッセルドルフから行くのは初めてです。
デュッセルドルフからのドイツバーンはよく遅れるのですが、今回はどうなのでしょうか。
まあ予想の範囲内だな。
しかし、この日はめったにないくらい電車内が混んでいます。
全ての座席が予約されていて、空席を見つけるのが大変です。
その後はなんと、ドイツではありえない「立ち乗り」!
あまりに混んでいるせいか、電車も停まり気味で最大の遅れはなんと55分!
その後あまりの混雑に、なんと途中駅で、車両がまるまる2倍に連結されました。
私もその時新しい車両に移ったので、そこからやっと座れるようになりました。
そこからICEは遅れを取り戻し、結局ベルリンには予定より10分遅れまで挽回しました。
世界時計・森鴎外の舞姫の舞台となったマリエン教会
ベルリンの中央駅で友達と待ち合わせ。
そのまま森鴎外の舞姫の舞台となったマリエン教会へ向かいます。
12月に遊びに来たときは、マリエン協会の外観しか見なかったので、今回は教会の中も拝見。
その前にちょっと世界時計へ寄り道。
観光名所なのはガイドブックで知っていましたが、見学するのは初めてです。
時間あってるもんね。
そして12月にクリスマスマーケットに来た時に通ったマリエン教会へ。
前回は外観だけでしたが、今回は中に入ります。
こんな感じです。
ドイツに来て色々な教会の中を見学させてもらっています。
信者ではないのですが、きれいな教会が多いので見ているだけでも楽しいのです。
ベルリンで一番古いニコライ教会跡・ベルリンドーム
その後、ベルリンで一番古いというニコライ教会跡に行ってみます。
今は教会ではなく、博物館として使われています。
途中で可愛らしい道を通りました。
ベルリン熊もお出迎え。
これがニコライ教会です。
やはり一番古い教会だけあって、下の方の石は風格を感じます。
ベルリンの象徴の一つ、ベルリン大聖堂の横も通ります。
東ドイツから西ドイツにやってきたレトロな車トラビ。
ここだけ見てるといつの時代かわからないくらい。
アンペルマンショップ巡り
その後は軽く食事をして(ICEがあまりに混んでいたので昼食を食べそびれました)、アンペルマンショップへ。
近々用事で弾丸日本行きを控え、今回はアンペルマンショップでお土産を買おうと決めていたのです。
先ほど到着したベルリン中央駅にあるアンペルマンショップでいくつか欲しいものを見つけたので、その他のアンペルマンショップの支店も見てみます。
そして、一番奥にはもちろんアンペルマンの信号機。
青のアンペルマンは道路では危険でなかなか撮れませんが、
ここでは撮り放題。
東ドイツの発祥のアンペルマン。
前述のトラビと並んで、東から西に伝わって人気になった数少ないもののひとつ。
ベルリンにはアンペルマンの支店がいくつもあります。
お店によって内装も違うし、品ぞろえも違うのです。
何をかくそう友人はアンペルマンが大好き。
私は買い物といっても、主にお土産を買ったり、買い物バックやスーツケース用名札など小物を買うくらい。
でも友達はリュックやTシャツや傘をそろえるなどかなりアンペルマンマニア。
本日もアンペルマンのリュックやパーカーを着ていますが、すでに突っ込むこともないくらい馴染んでいます。
そのおかげでアンペルマンショップのお店の場所も熟知していて、2店舗案内してくれました。
2店舗目で少しだけ購入。
夕食は友人がもう一人の友達を呼んで家で鍋をするというので、材料を買いにアジアンショップで食料購入。
Fujikoさんのブログも読んでいるんだって。
ハイデルベルク大学の話に花が咲く
鍋の買い出しが済んだので家に戻ります。
友人が今住んでいるのは、これまた私も知っているハイデルベルク時代の友人の家。
とは言ってもその友人は現在仕事で日本に出張中。
とっても素敵な家です。
ちょっとすると、ご招待した友人の友人Aさんが(ややこしい)手作りケーキを持って遊びに来てくれました。
ブログ読んでます。
ちょっと緊張しちゃいます。
実は、知り合い以外でブログ読んでくれてる人に会うの初めてなので。
Aさんはハイデルベルク大学を卒業して、最近ベルリンに引っ越してきました。
学んだ学科も共通しているのが多かったので、大学の講師や教授の話、共通の知り合いの話で盛り上がります。
私が当時仲良くしていた人の近況なども思いがけず知ることができて嬉しい驚きも!
友達が鍋を作ってくれている間に、ハイデルベルク大学の話で盛り上がります。
- 大学制度が変わって驚いたこと
実は、私が学んでいたころと現在とではドイツの大学制度は変化しています。
以前は、入学したら修士(マギスター/ディプローム)まで終えて初めて大学卒業でした。
そのため日本の学士と修士を一緒にした6年間で単位習得、その後半年卒論、残りの半年で各専攻学科の筆記試験、口頭試験をうけて、卒業まで7年かかるのが普通でした。
専攻学科も多く、主専攻2つか、主専攻1つ副専攻2つのどちらかを選ばなくてはいけません。
そして同じ試験に2度落ちたら単位が取れません。
卒業試験も同じ試験で2度不合格になると卒業できません。
しかも教授たちは、2度目にもっと良い成績で卒業できることを望んで、1度目は結構落とすのです。
- 現在の大学制度
それに比べて今の大学制度は、日本と同じ学士と修士にわかれています。
学士を卒業すれば大学卒業です。
学科も主専攻1つと副専攻1つと少なくなっています。
でも今回話を聞いて一番違うなー、と思ったのは卒業試験で筆記試験が必要ないこと!
私、主専攻の5時間筆記試験ですごく苦労したよ~。
口頭試験は教授と差しだから、話の途中で様子見て修正できるけど、筆記試験は大ホールに大勢集められて試験問題を配られるだけ。
いるのはバイトの学生で、質問できないから、問題の意味を勘違いしたら終わりだもん。
あの恐怖は忘れられないわーーー!
Aさんの話を聞いて、思わず叫んでしまいました。
今の大学制度も短い間にたくさん詰め込んで別の大変さはあると思います。
でも、卒業試験で筆記試験がないのは大きいです。
卒業の難易度が全然変わってくる気がします。。。
そんな話をしつつ鍋を美味しく頂き、Aさんが作ってきてくれたデザートもありがたく食べました。
お酒もちょっぴり飲んでいい気分になり、あっという間に時間がたってお開きの時間に。
今日は楽しかったです。
楽しい時間でした。
ドイツに住んでいると、日本ではなかなか知り合えない面白い日本人に会える機会も多いです。
今日こうやってご縁ができたので、またどこかでAさんと会うこともあるかもしれません。
ハイデルベルクには大学はあるけど、その先の就職先はあまりありません。
なので、大学卒業後はドイツと日本にばらばらになるのが普通です。
その後年月を経て、意外なところで再開するのもなかなか楽しいのです。
明日はベルリン2日目。
ベルリンで珍しく地上に残っている防空壕、そしてできたら地下にある防空壕も見学に行きたいと思っています。
何度来ても見る場所がたくさんある、奥が深いベルリンなのです。
ベルリンへ再訪②へ続く。。。
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