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実用ドイツ語会話にあの忌まわしき”活用表”は必要ない!

friend

friend
えーと・・・

「大きいビール一つください」って言うには・・・

イッヒ ヘッテ ゲルン・・・アイネ、いや、アイン ・・・ グローセス・・・えーと・・・

あれ、ビールって中性名詞でいいんだっけ???

ダメだー、わからない!

 

あなたもドイツ語を話そうとして、こんな風になったことはありませんか。

 

私もドイツに来た頃はそうだったので、このように焦ってしまう気持ちはよくわかります。

 

しかし、実はこんな風に頑張ってeinやeine を使い分けなくても、簡単に注文できる方法があるのです。

 


fujiko
アインとかアイネじゃなくて、アインマールって言えばどの名詞の性でも変化させないで使えるよ。

アインマール ビーア ビッテ!

そのあと”大きいの”って頼めばグローセスとかグロースとか語尾変化を気にしないでいいよ。

グロース ビッテ!

 


friend
おーーー!

それは簡単だ、素晴らしい!

 

 

実は、これはドイツ語を教えている生徒さんとのエピソードです。

あの時のパーッと明るくなった生徒さんの表情はとても印象に残っています。

 

 

こんな風に、ややこしいドイツ語の文法から逃れて、できるだけ省エネで簡単にドイツ語を使えるようになる方法。

ちょっとしたコツを知っていれば可能です。

 

今回は、そのための秘訣をお教えします。

 

ドイツ語学習の意欲を根こそぎ奪うあの”忌まわしき表”

ドイツ語は単語の語尾変化が非常に多い言語です。

 

ざっと挙げただけで、以下のような変化があります:

1.まず、主語が何人称かによって動詞の語尾が変化します。

2.名詞には男性名詞・女性名詞・中性名詞の3つがあり、それぞれ定冠詞が違います

3.一つの定冠詞は4つの形に変化します(主語・所有格・目的格”~に”・目的格”~を”)。

4.定冠詞と名詞の間に形容詞が入ると、形容詞の語尾も変化します。

5.名詞には単数形と複数形があり、さらにその名詞が所有格と目的格”~に”を取る場合、語尾にsまたはnが加わります。

 

何を言っているかというと、ドイツ語を勉強しようと思った方なら、一度は必ず見たことがある、あのごちゃごちゃした表のことです。

(ちなみに、”定冠詞”というのは、der/die/das のことです。)

 


friend
本当に、あの表を見ると具合が悪くなるよ。

あれを覚えるくらいなら、もう一生ドイツ語マスターできなくてもいい!

 

このようなセリフを今まで何度聞いたことでしょうか。

 

あの表でドイツ語の勉強を諦めたという人が本当にたくさんいます。

 

そういう人たちにぜひ伝えたい。


fujiko
ドイツ生活でドイツ語使うときに、あの表覚えなくていいから!

 

 

ドイツに住んでいる日本人が、ドイツ語の文法をいちから習っているのを見かけます。

彼らの大半が3年~5年で日本に帰国し、その後ドイツ語は全く使わないというのに。

 

確かにその方法で基礎からドイツ語を学べば、数年後にはドイツ語をマスターするかもしれません。

しかし、数年間のドイツ滞在中に使えるドイツ語を覚えるだけなら、あの活用表を一生懸命勉強していては効率が悪すぎます。

 

 


fujiko
ドイツに永住する人と、数年間で日本に帰国する人とでは、ドイツ語の目的が違います。

 

3年後に完ぺきなドイツ語をマスターするより、今すぐ使える実用ドイツ語をマスターした方があなたにとってよっぽど役に立ちます。

そしてなによりそちらの方が、断然楽しくドイツ語を覚えられます。

 

どうして活用表を覚える必要がないのか

例えば、ちょっと考えてみてください。

この10数年のインターネットの発達で、ドイツ語でもたくさんの新しい名詞が生まれています。

その新しい名詞の性別を誰がどうやって決定しているのでしょうか。

 

実はそれほどはっきりと決定されているわけではありません。

 

現に、新しい単語が出てくると、同じ単語を、あるドイツ人は男性名詞として扱い、あるドイツ人は中性名詞として扱います。

 

また、昔からある単語でも、地域によって違いがあります。

同じ単語がある地域では男性名詞、他の地域では中性名詞ということがあるのです。

 

それでも彼らはドイツ語で問題なくコミュニケーションをとっています。

どうしてか???

 

まず女性名詞とそれ以外を区別する

 


fujiko
実は、ドイツ語の男性名詞と中性名詞の2格と3格は同じ形なのです。

 

そして、大抵の名詞が使われるのは、格(~に)か4格(~を)の形です。

1格(主語~は)や2格(~の)として使われるの名詞は人間だけで、物の場合はほとんど使われません。

 

中でも“3格(~に)”の形は一番よく使われます。

そして、男性・中性名詞の3格の定冠詞は両方とも”dem”なのです。

 

ということは、実はある単語が男性名詞か中性名詞かわからなくても、問題は生じません。

なぜかというと、どうせ定冠詞の活用は同じだから。

 

重要!

名詞は女性名詞かそれ以外かを区別!

定冠詞(男性名詞) 定冠詞(中性名詞)
1格 ~は(人以外には使われない) der das
2格 ~の des des
3格 ~に dem dem
4格 ~を den das

 

 

緑でマーカーをした部分が同じ形なのがわかるでしょうか。

 

普段一番使われる3格の形が同じなのですから、一生懸命男性名詞か中性名詞か考える必要がないのがわかってもらえるでしょうか。

どちらでもいいからdemを使えばいいだけなのです。

 

 

女性名詞は形に特徴があるのですぐ区別できる

男性名詞と中性名詞の区別はそれほど気にしなくていいと言いました。

 

残る女性名詞ですが、女性名詞の定冠詞は1格と4格(die)、2格と3格(der)の定冠詞は同じ形なので、そもそも覚える形が二つしかありません。

そして、女性名詞で一番使われる3格は”der”だということだけ覚えておきます。

 

さらに、女性名詞は形に特徴があり、語尾が-ung,-keit,-heitなどの特殊な形で終わることが多いので、大抵は単語を見ただけで女性名詞だとわかります。

 

つまり、結局何が大事かというと:

重要!

物の名前を覚える時は”女性名詞”か”それ以外”かを区別する。

一番使われる3格は女性名詞ならder、それ以外ならdem。

 

 

複数形の定冠詞は名詞の全ての性に共通で【一種類のみ】

複数形の定冠詞は全部の名詞に共通で、一種類しかありません(1格die, 2格der, 3格den, 4格die)。

複数形は、女性名詞の定冠詞とほとんど同じで、違うのは3格のみです。

そして、これも大切ですが、複数形は頻度が低いので最初のうちは無視して下さい。

 

最初は、必要ないことまで覚えない!

 


fujiko
これらのことがわかれば、実は覚えるべき定冠詞の形はそれほど多くないと思いませんか。

 

 

最初に覚えるのは実はこれだけ!

 

もう一度ここに名詞の性と格変化の覚え方をまとめます。

1.男性・中性名詞 /    女性名詞   この二つを区別する

2.一番使う3格の定冠詞を覚える【男性・中性名詞】dem /    【女性名詞】der

 


fujiko
これを伝えられたら、あの面倒な活用表も必要ないし、最後までドイツ語を使えず日本に帰国することもないのになあ・・・

 

ずーっとそんな風に思っていたのですが、ドイツ語の個人レッスンや、たまたま目の前にいる知り合いにでもなければ、こんなことを伝えるチャンスはなかなかありません。


fujiko
できるだけ多くの人から、ドイツ語は難しいという思い込みを取り除きたい。

あの活用表かの呪縛から離れて、生活で使える実用ドイツ語を効率よく覚えてほしい。

 

 

【できるだけ多くの人が簡単に実用ドイツ語をマスターして、楽しいドイツ生活を送れるように】

このブログはそんな思いから出来上がりました。

ドイツ語の活用表や文法を深追いしない【オリジナルテキスト】

文法は最低限にして、今すぐ使える実用ドイツ語を習うのが一番効率がいい。

ドイツ語には、知っていれば文法の面倒から逃れられる、そんな小さなポイントがたくさんあります。

 


friend
でも、どうやってそれを知ればいいんだろう。

テキストだってないし。。。

 

確かに今までそのようなテキストはありませんでした。

 


fujiko
なので自分でオリジナルテキストを作成しました!

 

【実用ドイツ語に必要な最低限の4つの文法はこれだ!】

実用ドイツ語に本当に必要な”たった4つ”の文法をまとめました。

 

最初にこの考え方を知っておけば、あなたのこれからのドイツ語習得スピードが変わります。

【やるべきこと・やってはいけないこと】がわかるからです。

 

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こんな人に:

  • 活用の勉強はもうこりごりな人
  • 最低限必要な文法だけ覚えたい人
  • 今すぐドイツ語を使いたい人
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ドイツ語会話に最低限必要な4つの文法教えます ドイツ在住・留学、実用ドイツ語会話を今すぐ身に着けたい方へ

 

このテキストが少しでも、あなたの実用ドイツ語上達のお役に立てれば嬉しいです。

 

役に立つおまけ

実のところ、会話では定冠詞をそんなにはっきり発音しません。

 

仮に会話で、中性名詞のdasと男性名詞のdenを間違えたとしてもほとんど聞こえません。

 

そして、これが大切なのですが、仮に言い間違えたとしても、文の意味は絶対にわかってもらえますし、誰も間違いを気にする人はいません。

 


fujiko
”わかってもらえること”

実用ドイツ語で一番大切なのはこれです。

 

 

【言わなければ伝わらない、試して損することは一つもない。】

 

この精神で覚えたドイツ語をなんでもどんどん試してみましょう!

 

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