2019年1月に現在住んでいるハンブルクから、デュッセルドルフへ引っ越しをすることになりました。
無事に家が見つかったので、実際の引っ越し手続きを始めました。
前回は引っ越し業者を決めたり、解約手続きをしたりとりあえず今やれることをやったところまで。
手元には引っ越し用段ボールが30個あり【後は詰めるだけ】。
引っ越しまでに、滞りなく準備を終えることができるでしょうか。
引っ越し日時まだ決まってない
引っ越し日時は1月8日から15日の間に決めたものの、実際何日になるかは1週間くらい前にまでわからないのです。
引っ越し日が確定してからやろうと思っているのは以下の二つです。
- 粗大ごみを業者に引き取ってもらう事
- 大家さんに連絡して、カギの引き渡しを行う事
それより前は、ただひたすら荷物を段ボールに詰めるのみです。
とりあえず詰めて段ボール15箱くらいは詰めました。
ただ、直前まで使うものが結構あることが判明して、そこから先がなかなか進みません。
これらが直前まで使うものです。
- カーテン
- ベット用具一式
- 各部屋の電灯
- インターネットのルーター
- 洗面用具/洋服などの身の回りの物
パソコンのルーターも直前まで使いたいし。
とりはずすタイミングが難しい。
しかも引っ越しが8日になるのか15日になるのかで、予備の洋服の数なども違ってきます。
洗濯もいつまでできるのかさっぱりわかりません。
しかも1月1日は祝日です。
1月3日くらいまで待ったのですが、引っ越しの確定の連絡がきません。
もし8日に引っ越しがあるとしたら、そろそろわからないとまずい、と思い1月3日か4日に電話で問い合わせました。
すると、一応引っ越しは1月11日に計画しているけれど、委託先の実際に荷物を運んでくれる業者からの返事がまだ来ないということ。
でもとりあえず11日ということがわかっただけでも大進歩です。
一応11日とわかったので5日と6日の週末はちょっとゆっくりできます。
週末はハンブルクでの最後のテニスと、念願のライオンキングのミュージカルを見に行くことにしていたので、8日が引っ越しだとちょっときついなーと思っていたのです。
7日はドイツ語の最後の個人レッスンもあります。
引っ越し日が確定したのは結局1月7日
結局1月11日の引っ越しが確定したのは、直前の1月7日でした。
これで次のことがやっとできる!
引っ越しが確定したので、以下のことを決めました。
- 粗大ごみを出す→1月10日
- 大家さんのカギの引き渡し→1月19日
- デュッセルドルフのホテル予約→1月11日
大家さんに引っ越し日時を伝えて、1月11日にカギの引き渡しをできないかお願いしたところ、その日は予定があるということで結局カギの引き渡しは1月19日になりました。
デュッセルドルフに引っ越しした後、もう一度カギの引き渡しのためにハンブルクにくることになりましたが、仕方ありません。
引っ越しは11日にハンブルクから荷物を運んで、デュッセルドルフには12日に着くと聞いていたので、11日はデュッセルドルフにホテルを予約しました。
粗大ごみに出すものをとにかく集める
引っ越し用の段ボールはある程度できているので、とりあえず粗大ごみに出すものを一ヵ所にまとめます。
粗大ごみに出すのは以下のものです:
- 食卓テーブル(脚が壊れてる)
- 洋服ダンス(昔もらったものであまり物が入らない)
- 棚(持っていく予定だったが引き出しが壊れて急遽廃棄決定)
- テレビ(ブラウン管でもう使えない)
- DVD
- プリンター(古すぎてPCとの互換性なし)
- 壊れたタブレットや昔のスマホ
- あまりにも古い電子レンジ
- その他ヘッドホンやPC用カメラなどの小物電化製品
- バスルームの棚2つ
- あまりにも古いテニスラケット
- プラスチック製の箱など
- 今まで使っていたけど一部壊れている電灯(天井から取り外しておいた)
- 洗濯ものを干していた結構大型の物干し
その他、以下のものを思い切ってたくさん処分しました。
- 大学時代に勉強した書籍・趣味の本
- 着なくなった洋服・バック
- 必要なくなった段ボールなど
大学で勉強した資料も多分もう二度と読まないだろうし。。。
苦労の結晶だけどもういらない!
誤算だったのは、近所にあると思っていた古い洋服やバックのリサイクルコンテナが消滅していたことです。
リサイクルに出すことができずになくなく処分しました。
引っ越しが11日に確定したこと、大家さんのカギの引き渡しが19日に確定したことで、19日にもう一度ハンブルクに来ること、その日まで電気と水道の使用量が確定しないので、自動的に最終解約もその日にまで伸びる事で少し時間の余裕ができました。
引っ越しの週の予定
引っ越しの週の予定はこのようなものでした。
- 7日ドイツ語個人授業最終日のあとお疲れお食事会
- 8日ハンブルク最終送別会
- 9日粗大ごみまとめ/引っ越し荷物まとめ
- 10日粗大ごみ引き取り/引っ越し荷物まとめ
- 11日朝7時引っ越し/旧居の掃除→デュッセルドルフへ
- 12日新居に引っ越し荷物到着
要するに8日まではだらだらハンブルク生活を楽しみ、日からは引っ越し作業に専念する予定。
部屋のスペースの都合もあり、10日の粗大ごみを出してから出ないと11日の引っ越し用の荷物を詰める段ボールの置き場所もありません。
10日に業者が来て粗大ごみを引き取ってくれた時にはすっきりしました。
予定になかったタンスやこまごましたものが増えたこともあり、見積もりよりは多少高くなりましたが、背に腹は代えられません。
自分で処分する手間と費用を考えるととても助かるサービスです。
粗大ごみの業者が来たのは10日の夕方。
引っ越しは翌日11日の朝7時。
ベットに寝ていてはシーツや布団を片付けられないし、寝室に寝ていてはカーテンも片付けられないし、最終日はソファで2時間ほど仮眠して、荷物を詰めました。
電灯を外してしまうと、暗くなってしまってその後の作業がやりにくいので、外すタイミングはぎりぎり。
インターネットも使えなくなると困るので、ルーターを外すのもぎりぎり。
なんだかんだであっという間に引っ越しの時間がやってきました。
驚きの引っ越し業者
引っ越し業者は予定の7時よりちょっと前にやってきました。
業者は4-5人で来ていましたが、その中のシェフが開口一番
今すぐ解体して。
と無茶を言います。
タンスの事はちゃんと事前に電話で、解体しないで持っていきたいって伝えたよ。
ベット解体のことも全然聞いてない。
引っ越し先5階でしょ、このままじゃ重くて持っていかれない。
解体しないと持って行かない。
いきなり無茶をいうシェフに呆れます。
どんなに言われてもできないものはできません。
するとシェフはしぶしぶ
本当は別料金がかかるところだよ。
なんだか大分横柄な人ですが、とりあえずベットもタンスも運ぶようです。
結局タンスは前の扉だけを外して、ベットは解体して運ぶことになりました。
シェフがそんな感じで他の人はどうなのかと思ったら、みんな運び方が雑です。
目の前で本棚のねじが外れたり、小さい棚の引き出しが取れてしまったりしてもぜんぜん悪びれません。
シェフの彼らに対する態度もなんだか粗雑です。
パソコンだって電話で最初に問い合わせたときには担当者は「あなたは何もしなくていい。解体も組み立ても梱包もこっちで全部やります。」
っていうからそのままにしておいたのに、実際は
と言われるし、扱いも雑すぎ。
あー、こんなことになると知っていたら、全部ちゃんと自分で事前にやっておいたのに~。
この分じゃデュッセルドルフに着いてからの取り付けも私がする羽目になりそうです。
最低限の保険として、どんな風に配線されているか事前に全部写真で撮っておいたのは良かったです。
しかも苦情をいったり、何か質問しようと思って話しかけても全然コミュニケーションが取れないのです。
すごく簡単なことを質問しても、全部シェフが飛んできて答えます。
ドイツ語できるのはシェフ一人みたい。
だからこんな環境で摂取されちゃうんだよ。。。
ドイツなので、ドイツ語のできない外国人はやはり不利な条件の下で働かされることが多いです。
部下に少し同情してしまいます。
とは言ってもハンブルクの知り合いの日本人だってドイツ語のできない人がほとんどです。
他の外国人のことをとやかくは言えません。
なんだかんだいいつつも、荷物を運び終えトラックはデュッセルドルフに向けて出発するようです。
私は何時ごろ新居にいればいいですか?
何を言っているんだ、これから出発して3時間後にはデュッセルドルフにつくよ。
だって、電話で引っ越しを頼んだ時は、一日6時間以上働かされないから遠方の引っ越しの場合、荷物到着は翌日になるって、聞いたよ。
俺たちは今日これからもう一つデュッセルドルフからハンブルクまでの仕事を請け負っているんだ。
3時間後にはデュッセルドルフに着いてこの荷物を降ろす。
今日3時間後に私もデュッセルドルフに着いてないといけないの?
引っ越し明日だと思って、ゆっくり掃除してから行こうと思ってたのに。
今日デュッセルドルフにホテルも取ったのに。
俺たちには次の客が待っているんだから。
私が引っ越しを頼んだ会社の担当はドイツ人で普通の対応だったのに、実際の引っ越しを請け負ったどこの国かわからない外国人チームはの仕事っぷりはこんな感じ???
まあ、早めに引っ越しできるのは私にとっても悪いことじゃないけど、こんな風に働いていいものか???
とりあえず、急いでデュッセルドルフに向かわなくてはいけないことになったので、掃除もゴミもそのままで、とりあえず一番早いデュッセルドルフ行きの電車に飛び乗りました。
なんか予定狂っちゃった。
でもあのトラックで3時間後にデュッセルドルフなんて着くわけないよ。
多分私の方が先にデュッセルドルフに着いているはず。
普通は車で行くより直通の電車で行った方がデュッセルドルフには早く着きます。
ハンブルクを去る余韻もなくデュッセルドルフに到着
そんな感じで、ばたばたとデュッセルドルフに到着です。
中央駅に着いたとたん、携帯に電話がかかってきます。
引っ越し業者からです。
荷物を積んだトラックが家の前で待ってるぞ。
私は今デュッセルドルフの中央駅に着いたところ。
もうすぐ着くからちょっと待ってて。
ほんとうにトラックを走らせて3時間で着いたのか?
どんな運転してきたんだ、一体。
なんか絶対一つや二つは壊れてる気がする。。。
乗ったことのない市電に乗り、新居に急ぎます。
新居に着くと、確かにハンブルクで見たトラックが家の前で待っています。
でも4-5人いたはずなのに、デュッセルドルフまで来たのは二人だけです。
2人ともドイツ語が話せません。
運ぶだけなら単純作業、ドイツ語はそれほど必要ありません。
新居へ荷物運び開始です。
2人はもくもくと荷物を運んでくれます。
洗濯機の排水がつかない、と言われてちょっと焦りましたが、ちょっと迷ったあと無事接続完了。
その他ちょっと困ったのは、シェフとすったもんだして扉だけ解体したタンスが大きくて階段を上らなかったこと。
階段の途中で解体して部屋まで持ってきたもらったのは申し訳なかったです。
心配なので見に行ったらそんな状態だったので、私も支えるのを少しお手伝いしました。
ちょっと時間がかかってしまいましたが、その甲斐あって無事にタンスが部屋に運ばれます。
組み立てしてくれるかな?
と心配していましたが、解体したところは雑ではあるもののもう一度組み立ててくれてほっと一安心。
途中でシェフから電話攻勢
しかし、引っ越し作業の最中にもしょっちゅうシェフから従業員に電話が入ります。
外国語で話しているので内容はわかりませんが、ムードはケンカ腰。
一度は私に電話をかわれと言ってきて変わったところ、
今日2つ仕事があるんだから、いつまでかかるんだ。
今何をしているんだ、早く終わらせてくれ。
と、うるさいうるさい。
そんなことを言っても途中で帰られたら私が困ります。
従業員もさぼっているわけではないのです。
本来ならこの引っ越しも2日かけてするべきところを、1日に2つも引っ越しの予定を入れるスケジュールに問題があるのです。
働いている従業員も電話に出ても仕事が遅れるだけなので、携帯を部屋に置きっぱなしで電話に出ません。
らちが明かないと思ったのか、一度私の携帯に直接電話がかかってきましたが、シェフが急かしたからと言って引っ越しが早く終わるわけではありません。
時間との闘いだもん。
でも急ぐあまり一度目の前でPC用のアンプを床に落とされたときは「あー、こりゃあこの引っ越しで何か壊れるな」と覚悟しました。
まあ、保険は入っているみたいだけど。。。
引っ越し荷物搬入終了!
それでもなんだかんだで夕方すべての荷物を運び終わり、引っ越し終了!
言葉の通じない二人とそんなにコミュニケーションはとれないけれど、
片言と身振り手振りで「引っ越し終了どうもありがとう!シェフ厳しくて大変だねー。」
というようなことを伝えて、彼らは帰っていきました。
本当に大変そうだなあ。
運んでもらった荷物は見た感じ損傷はありません。
雑に運んで後ろの金具がちょっと取れた本だなも、予備のねじで止めたら無事に修理完了。
その他2本くらいねじが紛失したものがあったけど、これも適当に予備ねじで事なきを得ました。
あとは週明けにインターネットの接続工事があるから、その時にPCがちゃんと動いていれば大丈夫。
予約してしまったホテルで一泊
荷物は運んだといっても、部屋の中は段ボールだらけ。
ここから先は自分で整理しないといけません。
しかし、もともと荷物搬入は明日と聞いていたので、すでに今日は近所にホテルを予約してあります。
というわけで、ごたごたの部屋は見なかったことにしてホテルへ。
ホテルはwifiも使えるし快適です。
ホテルで明日からのミッションを考える
明日からは部屋の片付けもさることながら、他にも大切なミッションがあります。
そう、新居にはキッチンがないので自分で購入して取り付けをしないといけません。
すぐに購入しても取り付けをお願いすると1か月くらいかかる可能性があります。
なので、キッチン購入は優先順位1位。
事前調査でキッチン一式はイケアで購入することに決めています。
その他に欲しいものもたくさんあるので、明日のミッションは「イケアでキッチン購入」です。
wifiないとネットで場所を調べるのも大変だし。
さて、明日は無事にミッションクリアできるでしょうか。
落ち着いた部屋になるのはまだまだ先になりそうです。
引っ越し手続き【教訓】
今回の教訓です。
- 粗大ごみ業者は便利
- 引っ越し業者の良しあしは実際始まってからでないとわからない!
引っ越し業者のインパクトは大きかったです。
引っ越しを引き受け会社と、実際に引っ越しを請け負う業者が違うので事前に判断が全然できませんでした。
今回の引っ越し業者はハズレでした。。。
でも致命的なミスは起こらなかったので「ちょっと運が悪かったなー」くらいの気持ちです。
引っ越し自体は終わりましたが、まだまだやることは山積みです。
続く。。。