2023年4月末
ハンブルクでハリーポッターと呪いの子の舞台を見てきました。
ハリーポッターといって思い出すのは、2000年に私がドイツに来て、初めてプライベートで読み通したドイツ語の本がハリーポッターシリーズということ。
先を読むのが楽しみ過ぎて、日本語訳が出るのが待ちきれなかったのですね。
シリーズが終了してから最近まで正直気にしていなかったのですが、先日20年以上振りに行ったロンドンでたくさんのハリーポッター関連情報やグッズを目の前にし、ハリーポッターゆかりの地がこんなに身近にあることを思い出してハリーポッター熱が再燃!
さっそく次回来られそうな機会を狙ってロンドンのハリーポッターゆかりの地を徒歩で訪ねるツアーに申し込み、さらに今上演中のハリーポッターと呪いの子の舞台にも興味が湧き、開催地を探すと、なんとハンブルクで上演しているではありませんか!
ついこの間雪の女王にミュージカル観戦にハンブルクに行ってきたばかりなのに、なぜその時思い浮かばなかったのか!
とはいえハンブルクはかつて8年も住んでいた思い出の土地だし、同じドイツ内で行こうと思えばいつでも行かれます。
これはもう一度行くしかない、とすぐさま舞台のチケットを買い、再びハンブルクへ行ったのでした。
私が取ったのは日曜日の午後開演のチケット。
舞台会場はハンブルク中央駅から若干東側に行ったエリアです。
当日は最寄りの駅から会場まで川沿いをてくてく歩きます。
駅を降りてすぐハリーポッター看板が。
これはもうテンション上がりますね。
駅から会場まで900メートルと書いてあります。
雨がちなハンブルクですがこの日はとてもお天気がよくていい散歩日和です。
お花も咲いていてきれい。
会場まで少し歩きますが、ところどころに会場の方向を示す道しるべ看板があるので、迷う心配はありません。
こんな感じの道しるべ。
会場まであと500メートルです。
早めに雰囲気を楽しもうと思って舞台開演の2時間くらい前に会場に向かったのですが、会場が近づくにつれてだんだんと人が集まっているのがわかります。
やはり私と同じで早めに行って雰囲気を楽しもうという人が多いようです。
ついに裏側の駐車場側からハリーポッターと呪いの子のたれ幕が見えました!
もうこれだけでテンション上がってきます。
劇場が見えてきました。
外観にハリーポッターロゴがみえます。
今まで本で何気なく見ていたロゴですが、このロゴを見ただけでハリーポッターの臨場感が湧いてくるのはやっぱりそれだけ浸透した特別なロゴなんだなー、としみじみ。
入口前にはでっかいハリーポッター幕が!
ライブインハンブルクって書いてありますが、舞台時間が始まったら中のチケットがないお客さんのためにこの屋外の幕がスクリーンになって舞台を見せてくれるのか???
なんにしても大きい幕です。
これで盛り上がらないはずがない。
わくわくしながら建物の中に入ると、入口の右手に大きいハリーポッターの壁!
ここでみんな記念写真を撮っています。
いきなり自分がハリーポッター界に紛れ込んでしまったかのよう。
みんなが笑顔で入れ代わり立ち代わりひっきりなしに壁の前で写真を撮るので、誰もいない瞬間が全然訪れません。
入ってすぐはホールになっていて、みんな座って周りのスタンドで買ったドリンクや食事を楽しんでいます。
ハリーポッターカップがありました。
ドリンクはこのカップに入れてくれるのかな。
とはいえ、私が頼んだのはいつもコンサートやミュージカル等に来た時に飲むお決まりのゼクト(日本でいうシャンパン風のアルコールドリンク)。
これは普通のシャンパングラスに注がれておりました。
ビールとかだったらあのハリーポッターカップに入れてくれたのかもしれません。
写真を撮る人であふれていた”ハリーポッターと呪いの子”ロゴで埋め尽くされた壁が一瞬誰もいなくなった瞬間を狙ってパチリ。
このホールを一回りしてみたのですが、どうもここは前室というか、ハリポタの雰囲気と飲食を楽しむ場所らしく、舞台は別の場所にある模様。
ゼクトを飲んだ後は、舞台会場に向かうことにします。
【ハリーポッターと呪いの子】舞台会場へ
先ほどの前室から舞台へ導く道しるべが指す方向へ進むと、いったん外に出てしまいました。
あれ、と思うと目の前にグリフィンドールをはじめとする4つの寮のデッキチェアが。
デコレーションではなく使用可能みたいで、普通にここでくつろいでいる人もいました。
そして、寮のデッキチェアの向こうには劇場が。
ついに舞台会場にたどり着きました。
時間はちょうど12時で13時開演の1時間前です。
開演前に会場の雰囲気を楽しむのによい時間です。
中に入ってすぐででんとこの大きさで舞台イメージの幕が。
中心に描かれているのはハリーポッターオリジナルでも使われた逆転時計。
この舞台では、逆転時計がお話の重要なアイテムとなるのです。
一歩中に入るとそこはもうハリーポッターの世界。
ハリポタ世界で登場したお菓子やドリンクに杖型のチョコレート。
ロビー全体がハリポタ世界。
ロビーには数か所好きな寮の旗を選んで写真を撮れるコーナーもありました。
友人同士で一緒に撮ったり、一人で二つの旗を両手に撮ったり、みんなが笑顔で楽しそうにしています。
飲食系だけでなく、ハリポタグッズのお土産も充実しています。
それぞれの寮に分かれて、Tシャツやローブなどの衣類系、ハリー、ハーマイオニー、ロンはもちろん、マルフォイやヴォルデモートなどそれぞれの各魔法使いごとに異なった杖も売っています。
グリフィンドールとハップルパフのTシャツが見えます。
これは上から、ハリー、ハーマイオニー、ロンの杖。
ちょっとずつデティールが違うところにこだわりを感じます。
これはスリザリンコーナー。
手前はレイブンクロー。
ここはグリフィンドールコーナーですね。
私もちょこっとお買い物をしました。
のちほど簡単に写真で紹介します。
グリフィンドールのTシャツを着た子供、かわいい。
マントとか一式着て本物そっくりの子供たちもいました。
これのネコはマクゴナガル先生の変身姿ではないですか。
それにしてもロビー全体のハリーポッターの世界観がファンにはたまりません。
一通りロビーを見て回ったのでちょっと一休み。
ハリーポッターファンならばみんな知っている、バタービールがあったので飲んでみました。
ビールという名前ですが、ノンアルコール飲料ですので子供も安心して飲めます。
どんな味なのかわくわくして飲んだところ、メイプルシロップに炭酸を加えた味に似ていました。
これが魔法会の飲み物の味か~。
初めて味わうドリンクでおいしかったです。
ラベルがかわいいので思わず持って帰ってきてしまいました。
そうこうしているうちに上演の時間がやってきます。
一体どんな舞台なのでしょう。
ハリーポッター舞台上演
これが入って最初にみえる舞台の様子。
中央にあるのは大きな時計。
いよいよ始まるのかと思うとドキドキします。
物語のシナリオはざっと予習してきたのでなんとなくストーリーは把握しています。
そして舞台が始まってしまうとあっという間に物語に引き込まれます。
ハリーポッターと呪いの子の舞台なのですから、もちろん主人公はハリーではなく子供たち。
でも大人になったハリーやハーマイオニー、ロンにマルフォイも登場してきて往年のファンとしては感慨深いものがあります。
演じている俳優さんはもちろんオリジナルの彼らでないですし、そもそも大人になった彼らが今この役を演じることはできないと頭ではわかっています。
ストーリーに没頭していると全く気にならないのですが、それでもたまに無意識に彼らを思い出しては、あ、違うんだ、と思ったり。
それでもオリジナルを意識した配役も時々感じて、特にアンブリッジはあまりにもあの特徴的な感じがそっくりすぎて思わず笑ってしまいました。
舞台は魔法使いの世界だけあって、手品のような演出もあってストーリーだけでなくそこも見どころです。
あっという間に半分が終わって休憩の時間。
これが休憩の幕間の舞台。
スリザリンな感じがちょっと怖いですね。
休憩中のにぎやかなロビー。
興奮冷めやらぬ人たちでお土産コーナーも人でいっぱい。
開演前の比較的空いているうちにお土産買っておいてよかった。
そして後半の始まり。
シーンがくるくる変わってスピード感のある展開。
舞台だけあって魅せる演出が楽しい。
魔法界との相性もぴったり。
ストーリーは一応知っているけれど、その表し方はもちろん実際に舞台をみなくてはわからない。
このわくわく感を実感するために、ハリポタファンにはぜひ一度舞台を見に来てほしいなあ。
そんなこんなで後半もあっという間。
あ~、終わっちゃった。
これが終了後の舞台。
少しの間余韻にひたるも、舞台が暗くなればもう終わりの合図。
とっても楽しい舞台でした。
舞台そのものもいいけど、全体の世界観の造り込みがとっても良かったです。
最後に名残惜しくゆっくり会場を後にします。
なんとも言えないいい感じ。
しばらく余韻が残りそう。
楽しませてくれてありがとう。
ここが出口、ここから先は普通の世界に戻ります。
魔法の時間、これにて終了です。
ハンブルク中央駅の【ハリーポッターショップ】
実はハンブルクの中央駅にはいつの間にかハリーポッターショップが登場していました。
いつの間にできたのか、私が気が付いたのは確か去年の秋だったかな。
舞台の余韻が覚めなかった私は、ハンブルクから今住んでいるデュッセルドルフへ帰る日、早めに中央駅に行き、ハリポタショップへ行きました。
前回来たときはどうだったか記憶にないけど、気が付けば入口の正面のポスターの人は舞台で見たハリーポッターの役者さんではないですか。
入口のすぐそばにはハリポタファンにはおなじみのドロップ・・・
しかし流石に鼻くそ味のドロップを買う気にはなれず、無難にチョコレートとグミを選びました。
ホグワーツのお城かっこいいなあ。
ドイツに来て23年ですっかしお城好きになった私にはたまらないフォルム。
9と3/4線グッズもたまりません!
この本だなもハリポタ感が出ています。
この表紙をみると本場のUKでハリポタゆかりの地巡りをしたくなります。
結構UK中にロケ地が広がっているので、全制覇したかったら数日かかりそうです・・・
地道に数回に分けていこうかなあ・・・
そして舞台との大きな違い、ここにはオリジナルの子たちがいます!
やっぱり本家のこの3人の顔をみると、ハリポタ感がぐっと増します。
いろんなゲームのキャラクターになっているようです。
店員さんの制服は魔法界のローブです。
ヴォルデモートの向かいにはハリーもいて戦っています。
スリザリンの制服の方が色のせいか大人っぽくみえる。
グリフィンドールはこちら。
他にもグッズがたくさん売っています。
もちろん4つの寮すべてのグッズがそろっているのですが、どうしてもグリフィンドールとスリザリンンに注目しちゃいます。
4つの寮のネクタイが並んでおります。
歩いているだけでハリポタ世界観が味わえてわくわくします。
レジでお会計したら、ちょうどキャンペーン中とかで、おまけのステッカーをくれました。
本日の戦利品はこちら。
去年の秋ごろこのショップに来たときはカレンダーを買ったのですが、今日はお菓子を買いました。
ホグワーツ行きのチケットのチョコレート、このパッケージもなかなか素敵ですが、お味も結構おいしくて気に入りました。
こちらがグミ。
中は4種類のグミがこの色でこの形で出てきました。
この色と形、思ったよりリアルでさらに味もおいしくて楽しみながら食べました。
このチョコレートもホグワーツに連れて行ってくれそうな乗車チケットの見た目で買ったのですが、
チョコレートの中に入っているcrisped rice のサクサク感がとってもおいしかったです。
これはリピあり。
どちらも当たりのお菓子でした!
家に帰ってハリーポッターグッズを並べたらいつの間にか増えていました。
ロンドンの空港で買った逆転時計、ハンブルクハリポタショップで買ったカレンダーやお菓子。そして今回の舞台観戦で買ったグッズと持ち帰ってきたバタービールの空き瓶www
食べ物はなくなるし、カレンダーも年が終わればもう使えないので増え続けるだけではないですが、それでもこれからの予定を考えると自宅の中のハリポタエリアが増えそうな予感です。。。
インスタにマルフォイ役の役者さんから「イイね」が!
このハリポタ in ハンブルク旅行には嬉しいおまけがついてきました。
私は時々ドイツ生活や欧州の旅の様子をインスタグラムにアップしていて、今回のハリーポッターと呪いの子舞台の様子もインスタでちょこちょこ紹介していました。
すると、Alenhodzovicさんという方がイイねをくれました。
何気なく彼のプロフィールをみると、なんとハンブルク舞台でマルフォイ役を演じてくれた役者さんではないですか!
自分が楽しんだ舞台をその舞台を演じていた役者さんに伝わって、直接リアクションがもらえると嬉しいものですね。
日本と比べてドイツは役者さんや芸術家、スポーツ選手などのいわゆる著名人と一般の人の敷居が低いです。
テニス観戦に行けば選手と普通に話せたり、クラシック音楽コンサートに行ったら演奏後、舞台からそのまま縁者が降りてきて普通に観客席で見ていた友人と食事に行ったりします。
みんな仕事が終われば普通の人で日常生活に戻るのが素早いのです。
周りのみんなもそんなに特別扱いすることもないですし。
日本で顔が売れてしまうと、普通に外に出るのにも気を遣うのでしょうね。
異性の親戚と出かけただけで釈明が必要になってしまったり、長年その中で生活するのは覚悟が必要なんだろうな、と感じます。
日本から欧州は遠いのでなかなか実現は難しいと思いますが、海外生活を送ってみたいという方の気持ちは想像できます。
日本も少しこういう雰囲気になれば双方楽に生活できるのになー、と思ったりします。
Herzlichen Dank Herr Alen Hodzovic und Draco Malfoy !
舞台とっても楽しかったです、そしてこれからの活躍をお祈りしています!
こんな感じで「イイね」くれました。
舞台観戦の嬉しいおまけでした。
インスタのリンクはこちら:
https://www.instagram.com/naokoc.fujita/
そんなこんなでとても楽しい古巣のハンブルクの旅でした。
また行きたいな~。
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ドイツで快適な生活を送るために
とても楽しいハンブルクのハリーポッター舞台観戦でした。
ミュージカルやクラシックコンサートもいいけれど、舞台もとっても楽しかったです。
もちろんもともとハリーポッターに思い入れがあったのが一番の要因だったのは否めません。
すでにこの時、7月のロンドン徒歩ハリーポッターゆかりの地散策ツアーに申し込んでいるのですが、この舞台ですっかりファン熱再燃した私は、また近いうちにロンドンのワーナーブラザーズのハリーポッタースタジオツアーも申し込もうと心に決めたのでした。
気軽に舞台観戦に来られるのも、舞台の良さを堪能できたのもドイツ語を習得したおかげです。
現地で生活していて日々実感するのは、現地の言語ができて損することは一つもないということ。
ドイツで何不自由ない生活が送れるのも、誰に頼ることもなく好きなことができるのも言語習得による成果が本当に大きいです。
もしあなたが効率よくドイツ語を学びたい、と思ったらぜひ私が書いた
この記事をご一読下さい。
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