2018年7月末
ハンブルクで開催されている、ジャーマンオープンテニスの決勝戦を見てきました。
今回は地元ということで、テニス仲間総勢7名という珍しく大人数。
今回は、その様子をご紹介します。
毎年ハンブルクのRothenbaumで開催
テニスの試合というと、郊外で行われることも多いのですが、ハンブルクのジャーマンオーテニスは、ハンブルクの中心から近い場所で開催しているので、便利です。
最寄り駅はU1のハラ―シュトラーセ(Hallerstraße)、会場はそこから徒歩5分くらい。
ハラ―シュトラーセに到着。
駅にすでにRothenbaum Tennisという表示と、テニスの絵が掲げられています。
駅から地上に上がり・・・
道を歩いていくと。。。
お、テニス会場が近づいてきました。
テントが見えてきて・・・
あっという間に会場到着。天気もいいし、結構人が集まってますね。
ここでカバンチェック。
ペットボトルは持ち込み禁止なので、ここで置いていかないとダメなのです。
こちらが中に入ってすぐのところ。
ATPワールドツアー500って書いてあります。
昨日までの試合結果が出ています。
インフォでとりあえず、デイリーニュースと今日のスケジュールをもらっておきます。
こちらがセンターコートです。
他のコートもいくつかあります。前半の試合や選手の練習に使われるのでしょう。
お天気がいいので、ビール飲んでいる人多いです。
中には歴代の優勝者の絵が。
実はハンブルクの大会は1892年から続いている、ドイツで一番初めに開催された、由緒ある大会。
今はマスターズ500の大会ですが、10年前まではマスターズ1000の大会で、時期も今よりもっと前のクレーシーズンに開催されていたんです。
ウロチョロしているうちに、13時の試合開始が近づいてきました。
もうセンターコートに向かっている人たちと、まだビールを飲んでいる人たち。。。
私はどっちにしようかな~。。。
ビール買って中にもって入ろうかな・・・
と思案していると・・・
やあ!
あー、こんにちは!
ちょうどお仲間の一人と遭遇したので、結局、アイス売り場とビール売り場に寄ってからセンターコートに入りました。
時間結構ぎりぎり(^^;)・・・
(昨日ネットで調べたら試合開始13時だったのに、後から試合会場でもらったスケジュール表確認したら試合開始12:50になってましたw)
コートに着いたら、もう選手がいました。
ダブルス決勝戦
最初に始まるのは、ダブルスの決勝。
こちらが、本日の決勝カード。
Oliver MARACH (AUT) / Mate PAVIC (CRO) 【1】
vs
Julio PERALTA (CHI) / Horacio ZEBALLOS (ARG)
残念ながらどちらも知らない選手(-.-)…
でも、MARACH / PAVIC 組は1位シードだから、順当にいけばこっちが勝つのかなあ・・・
予定では、フレンチオープン準優勝、そしてマドリードでもナダルを破って準優勝した、ティエムが決勝に残っているはずだったのに、おかしいなあ・・・
残念ながらティエム選手は、すでに敗退しておりました(@_@。…
アナウンサーが選手の説明をして、いよいよ試合開始です。
PERALTA / ZEBALLOS組からのサーブだったのですが、いきなりブレイクのピンチで30-40に。
いきなりブレイクはまずいよー、頑張れー!
と思ったら、なんとかキープできて、ほっ(^^)。
シード一位のMARACH / PAVIC 組のサービスゲーム。
オーストリアスタイルで、前衛の沈み方がすごいですね。
私たち素人ならば、立ち上がるまでに時間がかかりそうでとてもできない(*_*;・・・
・・・というより、そもそも後衛が、前衛があんなに真ん中によってもサイドに抜かれないような、センターにサーブをうまくコントロールするのが無理だけど・・・(=_=)
とかなんとか思っている間に、開始28分であっさり、第一セットが終わってしまいました。
なんと、シード下位のPERALTA / ZEBALLOS組が6-1でさっくり第一セットを先取。
そうやって思うと、第一ゲームでブレイクできなかったMARACH / PAVIC 組、痛かったねー。
第一ゲームブレイクしてたら、ちょっと変わったかもしれないのに。
とは言っても終わったものは仕方がない。
第二セット頑張ってくれるかな。
第二セットはなかなか接戦です。
お、5-4の40-40でMARACH / PAVIC 組リード。
いいぞ、ここでとれば、セットカウント1-1のタイ!
このセットはMARACH / PAVIC 組がそのまま6-4で取り、セットカウント1-1のタイ。
勝負の行方はわからなくなりました。
それにしても、みんなどんな球でも、どれだけ思い切って打てば気が済むんだ、ってくらい打つよなー(^-^;;;
確かに。。。私たちがマネしたらすぐケガしそうなレベル…(^-^;
第三セット開始です。
ダブルスでは、第三セットはゲームはしないで、10ポイント先取のタイブレーク方式。
あっという間に勝負が決まってしまいます。
5-7でPERALTA / ZEBALLOS組がリード。
ミニブレイクもあって、有利です。
劣勢のMARACH / PAVIC 組のサーブ、ここが正念場、サーブにも力が入ります。
5-7から6-8へ。
6-9になってしまいました、ついにマッチポイントです。
試合終了~~~。
3セット目、そのままPERALTA / ZEBALLOS組が6-10でとって優勝!
ナンバーワンシードを破りました。
Oliver MARACH (AUT) / Mate PAVIC (CRO) 【1】 1 6 (6) set 1
vs
Julio PERALTA (CHI) / Horacio ZEBALLOS (ARG) 6 4 (10) set 2
抱き合って、喜びあう二人。
おめでとうございます(^^)。
その後は表彰式が行われます。
準優勝チームにトロフィーが渡されます。
この10年間ハンブルクオープンの監修を務めていて、毎年エキシビションのマッチもしてくれた、往年のテニスプレイヤー、ミヒャエル・シュティッヒが、トロフィーを授与しています。
今年は、ミヒャエル・シュティッヒとジョン・マッケンローのエキシビジョンがあったんだよね(^^)。
そうそう、そういえば前にミヒャエル・シュティッヒとゴラン・イワニセビッチのエキシビションを見に来たの思い出すね。
優勝チームにトロフィー授与。
更に、この場で運営側から、ミヒャエル・シュティッヒが10年の契約を満了して、今年がハンブルクオープンの監修の最終年であることと、今までの貢献に感謝の言葉がありました。
お疲れさまでした(^^)。
今まで毎年どうもありがとう~。
最後に写真撮影を行って、優勝セレモニー終了。
シングルス決勝戦
しかし、ゆっくりしている暇はありません。
アナウンスで、15時からシングルス決勝が始まるけど、その前にちょっとした催し物をするので、始まる時間の7分前にはコートに戻ってきてほしいこと、つまり、休憩時間は15分しかないことを告げられたからです。
15分なんて、トイレ行って、ビールのおかわり買いに行ったら終わりじゃん(-.-)…
というわけで、各自自由行動。
私は無事に目的を果たし、ちょうどいい時間にビール片手にセンターコートに戻ってこられました(^^)。
こちらが今日のシングルス決勝カード
【Q】Nikoloz BASILASHVILI (GEO)
vs
Leonardo MAYER (ARG)
どちらもシードはついていないですが、Mayerは去年もこの大会で優勝しているのに対し、相手の BASILASHVILIは予選上がりの選手。
なので大穴が決勝戦にやってきた!と言われていました。
さて、今日はどんな試合になるのでしょう。
シングルス決勝戦開始です。
なんと、序盤でいきなり大穴の BASILASHVILIがブレイクします。スコアは1-2で BASILASHVILIがリード。
そのまま5-4で、 BASILASHVILIのサーブ。
ここで BASILASHVILIがこのままサーブをキープすると、大穴 BASILASHVILIが1セット先取になります。
おー、BASILASHVILIが1セット目取った!
第一セットが終わって休憩中。
第一セットは大穴 BASILASHVILIが取りましたが、Mayerも去年の優勝者です。
このままあっさり引き下がるとは考えられません。
第二セットはマイヤーのサーブからです。
ここを取らないとマイヤー後がないので気合が入ります。
それにしてもこのサーブのしなり、本当にすごいです。
第二セットは、マイヤーが一方的に試合を進めます。
なんとこの時点で4-0でマイヤーリード。
第一セットと同じように二人とも頑張っているのに、こうも結果に差が出るってテニスって不思議なスポーツだと思います。
なんと、そのまま一方的に試合をすすめ、6-0でマイヤーが第二セットを取りました。
第三セットが始まります。
第三セットもマイヤーのサーブから始まります。
今度は、キープキープの拮抗したゲームが続きます。
緊迫したゲーム内容なのですが・・・
だ、ダメだ・・・
天気が良すぎる。。。
眠くなってきたよ~~~((+_+))
気持ちがよすぎて、眠気と戦うのが大変。。。
気が付いたら4-4で、マイヤーのサーブの場面。
よし、試合のだいご味はここからだよ!
ここからは試合の一番いいところです。眠くなっている場合ではありません。
案の定ちょっとした山場がやってきます。
4-4のマイヤーサーブの場面でジュース。
マイヤー、アドバンテージの場面で、サーブが微妙なところに・・・
うわ、ここでブレイクされたら、次はサービングフォアザマッチで致命的、まずい(・・;;;)
幸い、マイヤーはこのピンチを切り抜け、サーブをキープして5-4に。
そして、次のBASILASHVILI(バジラスハヴィリ???)も自分のサーブを無難にキープし、5-5のタイ。
5-5から11ゲーム目のマイヤーのサーブ。
これまた、先ほどのマイヤーのサーブのように、ハラハラする展開。。。
うわ、ブレイク来たー!
ついに、ここにきて、バジラスハヴィリがマイヤーのサーブをブレイク!
次の自分のサーブをキープすれば優勝です。
キープが基本のテニスで、断然有利になりました。
6-5リードから、コートに向かうバジラスハヴィリ。
一体どんな気持ちなんでしょうね。
バジラスハヴィリのサーブに力が入ります。
マイヤーも負けてません。頑張って、ジュースに持ち込みます。
しかしバジラスハヴィリのアドバンテージ。
あと一ポイントで優勝。
しかし、これはマイヤーしのぎます。
再びバジラスハヴィリのアドバンテージ。
あっ!
バジラスハヴィリの打った打球が、マイヤーのコートのサイドラインぎりぎりに落ちます。
マイヤーは取れない。
これが入っていれば、試合終了・・・
主審が席を降りて、確認に行きます。
イン!
あー、最後は主審チェックで、あっけなく試合が終わってしまいました。
大穴バジラスハヴィリ、去年の優勝者マイヤーを抑えて、2018年ジャーマンオープン優勝!
【Q】Nikoloz BASILASHVILI (GEO) 6 0 7 set 2
vs
Leonardo MAYER (ARG) 4 6 5 set 1
優勝を喜ぶバジラスハヴィリ!
アナウンサーの先導で、観客全員でウェーブを楽しみます。
もちろん私たちも参加。
バジラスハヴィリ選手、優勝おめでとうございます!
表彰式の準備が始まります。
ミヒャエル・シュティッヒを始め関係者が勢ぞろい。
今年で監修は最後になる、ミヒャエル・シュティッヒ、語っております。
大画面にその様子が映っています。
準優勝のマイヤーの表彰。
優勝のバジラスハヴィリ。
トロフィーを掲げて優勝をかみしめています。
ここが一番うれしい瞬間ではないでしょうか。
おめでとうございます!
これにて観戦終了。来年からは大会コートが変更になるよ。
テニス観戦はこれにて終了。
地元でお気軽に行かれる大会、テニス仲間と大勢で行かれて楽しかったです。
次回のテニスでは、みんな今日のイメージトレーニングの成果でがっつり打ちまくるかも(@^^)/~~~。
ただ、2試合目の途中、やけに眠気に誘われたのはみんな一緒だったみたい。
天気が心地よすぎたのと、ビールが敗因か???
これまでずーっとクレーコートだったジャーマンオープンテニス。
今年で10年の契約が終わって、来年から新しい契約が始まります。
それに伴って、今までのクレーサーフェスが、ハードコートに変更されるらしいです。
それによってどんな変化があるのか、来年を待ちましょう。
この後、テニス仲間とのお好み焼き会、メチャクチャ美味しかったです。
日本でもなかなかお目にかかれないおつまみや、秘蔵の日本酒やバーボンなども出てきて、幸せな週末でした(≧▽≦)。
大勢でわいわいというのも、なかなかよいものです。