2019年11月末。
ドイツの三大美城である【ホーエンツォレルン城】へ行ってきました。
初日の昨日はお城から見える素晴らしい景色をお城の内部を散策。
2日目の今日は日の出前からお城の向かいのツェラーホルンへ。
雲海スポットとして有名なビューポイントからホーエンツォレルン城の
素晴らしい景色を堪能してきました。
午後は疲れて流石に一休み。
しかし、周りにはホテルに併設されているレストラン以外何もありません。
というわけで、昼食後ちょっと休んで元気になった私たちは町の散策がてらスーパーに買い出しに行く事にしました。
一番最寄りのスーパーまで2.2キロ。
車であればどうってことない距離ですが、すべてが歩きの私たちにはなかなかの距離です。
でも歩いて行ったおかげで、ホーエンツォレルン城の景色は堪能することができました。
もしホーエンツォレルン城の個人旅を計画する人がいましたら参考になるのでは、と思います。
バス停を発見
スーパーに行くためにホテルを出てすぐにバス停を発見しました。
“Boll”という地域の”Kaiser”という名前のバス停が最寄り駅でした。
私が今朝ツェラーホルンに行く途中に走っているのを見た300番の他に、
301番と302番のバスも走っているようです。
しつこくそんな考えがまた頭をよぎりましたが、旅とはこういうものです。
【時間の無駄でできている】それが旅。
今だってこれから2.2キロも徒歩で歩かなくてもここにあるバスのどれかに乗れば
そのままスーパーまで連れて行ってくれるかもしれません。
でもよくわかんないから歩く。
旅じゃなかったらこんなのんびりした時間を過ごすなんてありませんから。
それにしてもグーグルナビは本当に便利だなあ・・・
こうやってスーパーまでの道順を教えてくれて。。。
と思っていたのですが・・・
最初はナビもこのような幹線道路を示してくれていました。
ところがナビに沿って歩いているうちに、どうみてもただの芝生に出てしまいました。
ここ本当に道???
ただの芝生・・・というか、なんならどこかの畑って感じなんだけど。。。
ナビ合ってる?
確かにナビが示しているのはこの場所なんだけど・・・
確かにナビが示しているのはこの場所です。
(芝生の先にまたまた今までとは別角度からのホーエンツォレルン城が見えています。)
でも、この場所、本当にただの緑の芝生で、道らしきものはありません。
ただ、周りに道らしき道は全くなく、これから舗装道路を探してスーパーを目指すとかなり遠回りになるのは確実です。
草の上をよくよく見ると、確かに誰か人間が通ったような跡らしきものは見受けられます。
さっきの山の出来事といい、肉眼では道かどうかわからない場所を通れと指示するグーグルナビ。
見た目じゃなくて、過去の履歴を探ってある一定数以上の人間が通った場所を「道路」って認識するのか?
それが本当に道路かどうかは関係なく?
この草原を”道”と認識するあたり、どうもそうとしか理解できません。
【過去のある一定の期間で通った人数】をもとに”道路”認定してるとしたら、
どれくらい個人情報認識してるんだろ、と改めて恐ろしくなります。
うー、でもグーグル機能をオフにできないのですが・・・
グーグルナビなかったら今日なんて山から下りてこられなかったしなあ。。。
なんか、スーパーに行く途中で今まで感じてなかったグーグルナビの道の認識方法に
改めて恐ろしさを感じてしまいましたが・・・
あ、芝生の上を抜けて、舗装道路に戻ってきました。
馬を発見。
無防備すぎて驚きです。
お城に行く途中には牛もたくさんいたし、一度は猫が向こうからこっちに走ってきて私たちから離れない!なんて嬉しいこともありました。
ここの動物はとても人懐こいようです。
そのうち線路を渡って、隣町まで行ってしまいます。
スーパーはどうも隣町まで行かないとないようです。
隣町の家が見えてきます。
ここが市庁舎ですって。
バス停がありました。
多分ここがこの町の中心地。
(しかし、ほとんど人間に会いません)
人間にも会わないけど、道路でも車の数が本当に少ない。
ここら辺は私たちのホテルがある場所よりは心持ち栄えてるかな。。。
建物がちょっとだけ立派な気がします。
ここにもバス停がありました。
でも時刻表がないみたい・・・
いったいバスはいつ来るのか?
そのうち高速道路のインターみたいなところに出ました。
あ、お目当てのスーパーとハンバーガーショップを発見!
住民さんだけではなく、車を走っている旅行者を取り込めるように、
高速の入り口近くにスーパーやバーガーショップなどがいくつか固まっていました。
スーパーもLidlとReweの2つが並んでいます。
私たちが行ったのはLidl。
ドイツでよく見かける普通のスーパーが、この場所では神々しく見えました。
入り口に1ユーロホットコーヒーの自動販売機がありました。
ドイツにあまり自動販売機ないのに珍しい・・・
コーヒー飲みたい。。。
中に入って買い物して無事目的達成。
時間をかけて行った割にはあっという間に終了です。
そこのバーガーキングでコーヒーでも飲んでいく?
なんと、もうそんな時間 !
暗闇の恐ろしさにはこりごりしているので、急いでスーパー入り口の1ユーロコーヒーを買って、そのままホテルに戻ります。
スーパーからホテルへ【どこからでも見えるホーエンツォレルン城】
確かに景色はもう夕焼け。
帰りも2.2キロを歩くことを考えると、すぐ帰ったほうがいい時間です。
帰りは油断してナビをあまり見ないで話していたら、一回道を間違えてしまいました。
そのせいか、行きとは違う道を通って帰ります。
この線路は来るときも通ったかな・・・
向かいにホーエンツォレルン城が見えていい感じ。
今度は謎の道ならぬ道を通ることがなく、普通に舗装道を通って戻ってきました。
ホーエンツォレルン城を背に「ようこそBollへ」という看板がありました。
ここら辺一体をBoll地域と呼ぶみたいです。
最寄りのバス停kaiserに戻ってきました。
ホテル併設のレストランに戻ってきました。
もうライトがついていて、確かに日暮れぎりぎり。
バーガーショップでコーヒー飲まないで戻ってきた良かった。
ホテルの部屋から見えてるホーエンツォレルン城も充分素敵。。。
テーブルを改めてみると冬とはいえ、やっぱり水分の消費が激しい。
テーブルの上に乗っているのは空のペットボトル。
隣のバックの中には本日スーパーで買ってきた新たな飲み物。
明日はチェックアウト後に荷物を持って徒歩でお城に行くので、荷物は必要最小限にしたい。
今日の夕食と明日の朝食は併設レストランで食べるので、後は水分があれば充分なのです。
往復4.4キロ歩いてスーパーに行ったけれど、そこで買ってきたのはほぼ水分だけです。
(お水だけでも買えるキオスクのようなものが近くにあれば最強なんですけどね。。。)
そんなこんなで18時を過ぎたので夕食に向かいます。
この自然の中では、知らないうちに生活リズムが太陽に沿ったものになります。
日の出を合図に活動開始、日の入りと共に活動停止、という感じで普段と半日くらい生活リズムがずれてきます。
でもあの暗闇の怖さを知ってしまうと、自然にそうなってしまいます。
日が暮れたあとに外でできることは何もないのです。
ホテルの夕食
お昼に引き続き夜も同じホテル併設のレストランでの食事です。
はっきり言ってここしか周りに食事をする場所がありません。
おいしいので全然問題ありませんが、同じ場所でこんなにたくさん食事をするのは初めてです。
テーブルのクリスマスデコレーションもまた微妙に変わっています。
今日は、この土地に来て初めてのワイン。
ドイツの地元ワインはやはり白がおいしい。
今日のチョイスは暖かいスープ。
ドイツ名物の一つ。
そしてワインのつまみにちょうどいいサラダ。
友人はシュぺッツェレの付け合わせと肉料理。
やはり味付けのセンスがよいせいか、全部美味しかったです。
食事の後すぐ部屋に戻れるのは最高です。
本当にホテルローヴェンとてもよいホテルです。
次に来た時もまたここに泊まりたいくらい。
「併設レストランが素晴らしい」という、インターネットの口コミは正しかったです。
食事も終え、ワインも飲み、まったりしてきました。
今朝、夜明け前に出発したツェラーホルン、頂上からのホーエンツォレルン城の素晴らしい眺め、徒歩での帰り道。
本日も盛りだくさんの一日でした。
明日は最後の一大イベント、1年に6日しかないホーエンツォレルン城のクリスマスマーケットです。
ドイツの三大名城【ホーエンツォレルン城2日目まとめ】
2日目の午後はスーパーに徒歩で行っただけなので、それほど多くの事が起きたわけではありませんが、気が付いたことをいくつかまとめます。
- ホテルレーヴェン(Löwen)最高
- ヘッヒンゲンの駅からここまでバスで来れる(300,301,302番Kaiser)
- 日が暮れたら外には出ないこと
- グーグルナビは時々道なき道を示す
最終日、ホーエンツォレルン城のクリスマスマーケットに続く。
明日もまたアクシデントだらけの盛りだくさんの一日になるのです。。。