2019年6月
パリのローランギャロスで開催された、フレンチオープンテニスの決勝戦を観戦してきました。
フレンチオープンは全豪、ウインブルドン、全米と並ぶ、テニスの4大大会の一つです。
今回は3年ぶり、3回目の観戦です。
前回行ったのは2016年、土日の男女の決勝戦でした。
男子はジョコビッチがマレーに勝ち、初の全仏制覇、生涯グランドスラムを達成した年です。
女子は、セレナを破り、ムグルサが優勝しています。
決勝戦が終わった後の結果ボード。
錦織選手は残念ながら2回戦敗退でした。
今回観戦するのも、前回同様最終週の土日、男女の決勝戦です。
テニス好きの人なら、グランドスラム、一度は行ってみたい方もたくさんいると思います。
そんな方もいるのではないでしょうか。
そこで、今回は試合の前に「チケットの購入の仕方」についてご説明しようと思います。
この手順を踏めば、あなたも来年は自力でチケット購入が可能です。
私は今回、以下の方法でチケットを購入しました。
全仏公式ウェブサイトをチェック
(写真は2016年のチケット)
今年、フレンチオープンに行こうと決めたのは1月末でした。
でも決めたはいいけど、その時点ではチケットをいつどうやって購入すればいいのか、はっきりとは知りませんでした。
フレンチオープンは6月開催です。
でも、チケットはそれよりずっと前に発売開始のはずです。
1月末はまだチケット販売は始まってないと思いましたが、どちらにしても情報を収集しないといけません。
情報収集方法
まずは何をおいてもフレンチオープン公式サイトをチェック。
フランス語と英語のサイトがあるので、英語サイトでチケット情報ページを読みます。
それを読むと、チケットの種類、発売開始日などの情報が書いてありました。
ボックスチケットや通しチケットなどいろいろ種類がありますが、私は通常のデイチケットを買うつもりでした。
その時点では、フレンチオープン開催の2週間中でいつ行こうかは決めていませんでした。
でもサイトを見ているうちに、一つのチケットを見つけました。
これを買うと、男女の決勝、土日のチケットがいっぺんに買えちゃうんだ。
これいいなあ。
しかも、このチケットは【オンライン専用】、つまりネット経由でしか買えないようです。
2016年に全仏のチケットを買った時は、このチケットは手に入らず、1日分ずつ時間をかけてチケットを買いました。
それに比べると、この週末チケットはいっぺんに同じ席のチケットを2日分購入できます。
価格もそんなに高くはないなあ。
よし、第一希望はこの【週末決勝チケット】にしよう。
狙うは【週末決勝チケット】
週末決勝チケットを買う、と決めたもののまだチケットは発売していません。
フレンチオープン公式サイトを読むと以下のように書いてありました。
公式チケットの買い方
- 事前にサイトに会員登録をしておく
- 3月xx日の10時からオンラインチケット販売開始
まずは事前に公式サイトのウエブに会員登録するわけだね。
というわけで、チケット発売前の2月末に会員登録をしました。
ついでに万が一オンラインでグッズを買いたくなった時のために、配達先に自分の住所まで記入して、グッズ用の登録まで完ぺきに済ませました。
あとは3月上旬の(たしか10日だったかと)のチケット販売開始日を待つのみです。
実は事前にどんな風にチケットを買えばいいのか練習したかったのですが、チケット販売まで、購入サイトには行かれないようになっており、販売サイトの確認はできませんでした。
さてさて、いよいよ明日はチケット販売日です。
3月上旬・フレンチオープンチケット販売開始
本日チケット発売開始。
開始時間の10時ちょうどに入れるように、数分前からパソコンの前で待機です。
試しに5分前にログインしようとしてもまだできませんでした。
本当に10時ちょうどからでないとログインできないようです。
時計とにらめっこしながら、10時ちょうどにログイン!
あー、でもフランス語のサイトに入っちゃった!
サイトにログインできたものの、最初の設定はフランス語になっているのか、フランス語のサイトに入ってしまいました。
でも・・・このまま進んで最後にわけわからなくなったら困るから、英語サイトにチェンジ!
少し迷いましたが、英語のサイトにチェンジします。
思えば、ここで失った数十秒が明暗をわけたのですが、仕方ありません。
英語に変更してチケット購入サイトにログインしたものの、パソコンがうんともすんともいいません。
いったいどうしちゃったの?
待つことややしばらく。
どっちみち待つこと以外の何もできません。
しばらくして何やら数字と時計のようなものが出てきました。
バグ?
8千何とかってこれ数字?
わけもわからずパソコンの画面をにらみます。
数字が60から減っていって、ゼロになったらまた大きな数字があらわれます。
これっていったい何の意味?
またわけもわからず、画面を見続けます。
この60数えてるのはひょっとして秒針か?
そんで1分ごとに8000とか7000とか大きい数字が出てくる・・・
次の数字は6千いくつかでした。
ここに来てやっと意味がわかりました。
私の順番が来るまでまだ6000人以上待ちってことか!
数字の意味は検討がつきましたが、それにしてもフランス語から英語にチェンジした数秒のロスで、8000人待ちとは。
しかも1分に4-500人くらいしか進んでいないってことは、あと何十分待てばいいのだろう・・・
ひたすら待つこと30分後
ぐるぐる数字を見ながら待つこと約30分。
8000以上あった数字はようやっと減って、次はいよいよ自分の番が来そうです。
やっとやっとチケット購入サイトが出てきました!
でも狙っていた一番上の第1カテゴリーはもう売り切れ!
第2カテゴリーでいいや!
残っている中で良さそうな第2カテゴリーを選びます。
ちなみにチケットは土日合わせて300ユーロ台でした。
女子決勝が100ユーロ台で、男子決勝が200ユーロ台。
結構男女で値段が違うもんなんですね。
(ちなみに最初に買おうと思っていた第1カテゴリーの席は2日間で400ユーロ越えです。)
まあ、男子の方が見ていて楽しいし、5セットマッチで長いから納得と言えば納得です。
第2カテゴリーを選んだはいいものの、問題が出てきました。
座席が選べない、どうして???
一秒でも早くよい席を確保したいのに、座席指定ができません。
第2カテゴリーの中から、勝手に任意の席を選ばれてしまいます。
そして【この席の見晴らし】という画面が出てきて、斜め後ろのちょっと微妙な席なのです。
どうして座席が選べなかったのだろう、何か私が見落としたのかな。
この席にすべきか、もう一回戻って座席指定があるか探すべきか・・・
ここで数秒迷って、結局納得がいかず、一度リロードしてもう一度他の席を探すことにします。
これがフランス語から英語へのチェンジに続く、2度目のタイムロス!
結局戻っても、座席指定ができる機能はなく、
私が迷っている間にもどんどん席は売れてゆき、次に指定されたのは前より遠くの席。
【あー、さっきの席にしておけば良かったよ~】
と今更嘆いてももう遅い。
考えたら、これだけ秒速で売れているチケットで、少しでも躊躇したら、どんどんいい席が売れていくのはわかりきったことです。
これ以上ぐずぐずしていると、席が全部売り切れになる可能性も大なので、急いで要求された情報を入れ込み、購入決定ボタンを押します。
一人で二人分までチケット購入できるので、二人分購入しました。
支払いはクレジットカードを選択。
購入確定!
サバイバルの末、無事にチケットが購入できました。
ただし、正式にチケットが発行されるのは5月だそうで、それまでは待ちです。
いろいろ時間のロスはしてしまったけれど、無事にフレンチオープンの決勝のチケットが取れました。
それだけでも満足です。
チケット購入する際の注意点
実際チケットを購入してみて、わかったことや次回から気を付けようと思った点がありました。
- 一般的なチケット購入の注意点:
- チケット購入するためには事前にオンラインで会員登録が必要
- チケットは1枚、または2枚ならとなり同士の席で購入可能
- 3枚以上となりあったチケットを買うのは難しい(前回は購入できず、ばらばらに)
- 決勝チケットの注意点:
【週末決勝チケット】
- オンラインでしか買えない
- 事前に会員登録が必要
- 一人、上限2枚の枚数制限がある
約2か月後正式にチケット入手
そして約2か月後の5月。
ローランギャロスからメールが来ました。
指定されたURLに行き、自分の情報を入れて無事に土日分のチケット印刷!
同伴者のチケットの割り当て
そして、2枚買ったもう1枚のチケットが誰の分なのか、その人の氏名などを割り当てます。
印刷されたチケットには、誰用のチケットか個人名が明記されていました。
フレンチオープンでは、各自自分の名前が入ったチケットで会場に入場します。
入り口で名前の入ったチケットと、パスポートを見比べて本人確認をするのです。
印刷したチケットはもう一人の人に渡したので、これで各自好きな時に会場に行く事ができます。
楽しみ~。
フレンチオープンチケット購入の参考になったでしょうか。
チケット購入のこつはこの2つだけ:
1.事前に公式サイトで無料会員登録をして、事前に買いたいチケットを選んでおく。
2.そして発売開始の時間と同時にサイトに行く。
テニス好きの方は一度ぜひお試しを!
フレンチオープン観戦へ続く。
当ブログの人気記事「ドイツ語会話で必要な文法はこれだけでいい!」を改良し、わかりやすくまとめました。
テキスト部分と学習ノートの2部にわけ、例文も盛りだくさんです。
最短で効率よく実用ドイツ語をマスターするために、ぜひお役立てください。
ドイツ語会話に最低限必要な4つの文法教えます ドイツ在住・留学、実用ドイツ語会話を今すぐ身に着けたい方へ
オプションで、テキストに関する質問、その他ドイツ生活に関する質問も受け付けています。
その他、ドイツ語やドイツ生活に関するご希望テキストがあればリクエストを受け付けます。
お気軽にメッセージをお寄せ下さい。
ハイデルベルク大学修士卒業・ハンブルクの企業で代表を務め、社内ベンチャーで異業種起業をして繁盛店にする。
記事執筆・翻訳通訳・ドイツ語個人レッスン経験あり。
最近のコメント