ハルツ地方の世界遺産の町【ゴスラー】2021年

2021年9月中旬、ドイツではコロナのワクチン接種証明があれば

比較的自由な行動が可能になりました。

 

9月初旬にワクチンパスポートを手に入れた私は早速ドイツ旅行を計画。

予定は三泊四日、目的地は3カ所。

 

グリム童話ラプンツェルの塔のモデルになったドイツ初の古城ホテル、ブルクトレンデルブルク。

ハルツ地方の木組みの家と魔女の町として有名なヴェルニゲローデ

そこから鉄道でブロッケン山へ登頂、

最後に古都ゴスラーにて市内散策後帰宅のルートです。

 

初日の昨日はアクシデントもありつつラプンツェル塔のモデルとなった

トレンデルブルクの古城ホテルを堪能。

2021年9月中旬、ドイツではコロナのワクチン接種証明があれば 比較的自由に行動できるようになりました。 私も7月末に二年ぶ...

 

2日目はハルツ地方のヴェルニゲローデに移動して

木組みの家がかわいい旧市街を散策。

2021年9月中旬、ドイツではコロナのワクチン接種証明があれば 比較的自由に行動できるようになりました。 9月初旬にワクチン...

 

3日目の昨日は、午前中ラプンツェルのお城のモデル言われるヴェルニゲローデ城、

そして午後からは鉄道でブロッケン山に登りました。

2021年9月中旬、ドイツではコロナのワクチン接種証明があれば 比較的自由な行動が可能になりました。 9月初旬にワクチンパス...

 

最終日の今日はヴェルニゲローデから同じハルツ地方の

世界遺産の町ゴスラーに移動、町を散策して夕方家に戻る予定です。

 

ゴスラーはヴェルニゲローデとはまた違う雰囲気の可愛らしい都市です。

ここではゴスラーの素敵な街並みと、とても可愛らしくて個人的に絶対お勧めの

ブリキ人形博物館をご紹介します。

 

世界遺産の町ゴスラー

ヴェルニゲローデとゴスラーはどちらも

ハルツ地方にあり、電車1本で40分くらいの距離です。

 

ゴスラーの人口は約5万人(2020年)、この地方の中心的な都市で

11世紀には王宮もあり鉱山の町として栄えていました。

ランメルスベルク鉱山が有名で、鉱山と美しい街並みの

ゴスラー旧市街は現在世界遺産になっています。

 

ゴスラー駅到着後、徒歩で旧市街に向かいます。

駅からほんの数分ですぐ素敵な教会を発見。

そして「ようこそゴスラーへ」と言ってるような

2体のオブジェ。

ここから旧市街かな?と思うくらい可愛らしい建物が

続きますが、ここはまだ旧市街ではないようです。

可愛い建物だけど確かに古さは感じません。

更に徒歩数分で旧市街の真ん中のマルクトに到着!

ここが旧市街の中心になります。

左手にあるのが市庁舎。

 

左側のオレンジ色の建物も素敵。

ゴスラーはかつて炭鉱の町として銀で繁栄しました。

裕福な人が多く、建物も豪華です。

しかしそれだけでは終わりません。

豪華さだけではなく当時の人は遊び心もありました。

当時町の人がしたいたずらを今でも町の

ちょっとした場所で見ることができます。

旧市街の真ん中にある建物ですが、ちょっと横に回って

壁の真ん中の小さい人間の彫像を見上げてください。

なんと男の人が後ろを向いておしりを出してうん〇を

しているのがわかりますか。

 

こちらは反対から見た写真。

もとガイドさんの話によると、

当時のお金持ちが豪華なだけじゃつまらない、

といってこのような彫像を考えたそうです。

当時の人はこれを見てくすっと笑える気持ちに

なったのでしょうか。

 

昔はこの他にも女の人がおしっ〇をしている

彫像もあったそうですが、今回の旅では見つけられませんでした。

改装されている建物がいくつかあったので、改装途中に撤去されて

しまったのかもしれません。

 

旧市街の広場の周り。

教会は改装中でした。

反対側から見ると改装中ってわかりませんね。

中に入ってみると、何か地元の人が催しをやっている

ように見えたのでお邪魔にならないよう早々に退散しました。

これが教会の全体です。

 

この辺も古い建物が続きます。

1254年に病院として建てられた建物の看板。

この先も昔ながらの建物内に入れるショップがある

ようなのですが、私が行ったときは閉まっていました。

 

市内観光用のバスが走っています。

 

これも老舗カフェって感じで素敵ですねー。

 

今朝までいたヴェルニゲローデとは町の雰囲気は

異なりますが、同じハルツ地方だけあって、

魔女のお土産グッズは一緒です。

豪華でがっちりした木組みの家。

 

旧市街を一通り回った後は、今日の観光の大きな目的

ブリキ博物館に向かいます。

おすすめブリキ人形博物館

旧市街内を歩くと小川があります。

私が行きたいブリキ博物館(Zinnfiguren-Museum)は

この小川沿いにあります。

これがその入り口。

入ってチケットを買おうと思ったら、向かいのゴスラー博物館との

セットチケットが売っていました。

どうせなら両方見ようとコンビチケットを購入、

大人1枚6ユーロでした。

 

入ってすぐフィギュアがいっぱいで

ワクワクしてきました。

 

みて下さい、精巧な造り。

 

この細かさ。

 

町の様子をモチーフにした作品も素敵です。

 

青いライトが幻想的。

 

ランメルスベルク鉱山で有名な町だから

炭鉱をモチーフにした作品も。

 

これも炭鉱の様子。

すごくリアル、そしてかわいい。

これ全部ブリキ作品なのかな?

 

階が変わると作品の雰囲気も変わってきます。

これは家の外観とお庭をモチーフにしたもの。

これらの作品全部が細かいし、全体の構図もとても素敵。

全部手作りなのかなー。

見ていて楽しい。

グリム童話モチーフ

最後にとてもかわいいと思ったのは、グリム童話のモチーフを

描いた作品がたくさんならんでいた所。

流石グリム童話で有名な地域ですね。

 

どの童話か当てるクイズ形式になっていて、

解答用の用紙もありました。

 

私も半分くらいはわかりました。

並んでいた作品はこちら。

眠りの森の美女

この旅のテーマでもあったラプンツェル

白雪姫と七人の小人

長靴をはいたネコかな?

シンデレラ

ヘンゼルとグレーテル

赤ずきんちゃん

アラジン

狼と七ひきの子ヤギ

 

改めて見るとグリム童話ってこんなにたくさん

世界中の人に広まっているのですね。

 

童話のモチーフ作品は全部で20個くらいあって、

私にはわからない童話のモチーフもありました。

ドイツ人だったら全部わかるのかなあ。

 

子どもが数人お父さんと一緒にどの童話か当てる

クイズの解答用紙に一生懸命記入しているのも

微笑ましかったです。

 

入り口のところに小さなお土産屋さんがあって、

自分用にお気に入り作品を二つ購入しました。

とても小さい飾りなので、キーホルダーにつけて使っています。

 

お隣のゴスラー博物館

ブリキ博物館を堪能した後は、

お隣のゴスラー博物館(Goslarer Museum)へ。

名前の通り、ゴスラーの歴史がわかる博物館です。

入り口は小川方面を出てすぐ右。

こちらが入り口。

受付でブリキ博物館で買ったコンビチケットを見せて入場。

ワクチン接種証明書の提示も求められました。

入ってすぐはキリスト教の祭壇かな。

スタンドグラスが綺麗でした。

こんな感じ。

こちらもキリスト教にまつわるもの。

細かい手作りがすごい。

 

地味にタイル好きなのでこういうちょっとした

タイル作品を見るのも楽しい。

昔のキッチンの様子。

ふと建物から外を見ると、川沿いの景色が見えた。

明るくて気持ちがいい。

 

1335年からゴスラーのシンボルになった(Brunnenadler)帝国鷲。

鷲(Adler)ってドイツのシンボルの印象があるけど、ゴスラーの

シンボルでもあるのですね。

 

このオブジェはもともとは旧市街の真ん中のマルクト広場に

あったそうですが、1949年にレプリカに変更されたそう。

ということは、ここに展示されているのがオリジナルなのでしょう。

模様と形はエジプトで見るような香水瓶みたい。

でもとっても大きくて背の高さくらいある感じ。

 

いつの時代の家具かな。

和チックな作品もありました。

上にあるのはどうみても扇子だよね。

この絵はレトロで結構好き。

何故かトランプの版板が。

 

そしてこれがそのトランプ半板を刷ったもの。

 

他のトランプの絵柄もありました。

 

歴代のライカのカメラの展示も。

これらもゴスラーで採れる鉱山の材料をもとに

造られたのかな。

 

アンモナイトの化石もたくさん展示されていました。

 

ここら辺が昔は海だったということらしいです。

 

最後はこんな感じで出口へ。

ここからの雰囲気なかなか気に入ったので

一枚パチリ。

 

徒歩散策とドイツの地元料理

ゴスラー博物館を出て、川沿いを更に先まで散歩。

この景色とってもきれい!

右手に少し見えてるのは昔の木組み建物たち。

全体がとてもかわいらしい。

一部は休暇用ハウスとして貸出されていて、

あとは芸術関係の家とかになっていました。

近くでみるとこんな感じ。

 

ここは川沿いに建っていたこれまた風情のあるいい感じの建物。

レストランのようだけど、コロナの影響もあって、

開いているのか閉まっているのかいまいちわからず。

 

一通り回って、旧市街真ん中のマルクト広場に戻ってきました。

あ、この噴水の所にみえているのが

さっきゴスラー博物館でみた

鷲のレプリカだな。

 

市庁舎がのっぺりして見える。

このオレンジの建物は今はレストランになっていた。

建てた当時は「市庁舎よりも立派なものを」というコンセプトで

建てられたらしいです。

 

できたらこの辺で地元名物料理かなんかあったら

軽く食べたいな。

ちょっとネット検索したらここが出てきたので入ってみます。

とりあえず地ビール飲む。

 

それほどがっつりという気分ではなかったので

一応名物が入っている料理にしてみたけど、

ビールのつまみにちょこちょこ食べるつまみ程度。

 

その代わりといってはなんだけど、

デザートにティラミスとカプチーノを頼む。

ティラミスはビールを入れて作ってあって、

この店のオリジナルなんだそう。

美味しかった。

 

店の雰囲気はなかなか良し。

魔女の街だけあって、木の造りで

内装もなんとなく魔女を感じさせる。

こんな感じのレストランでした。

夕方になってきて、電車の時間が近づいてきました。

ゴスラーから帰途へ

ほんの数時間の滞在でしたが、短い時間にギュッと詰まった

満足の観光でした。

町も可愛らしかったし、ブリキ博物館もとっても良かった!

 

もう少し時間があってランメルスベルク鉱山跡地に

行かれたら完ぺきだったなあ。

 

それはまた次の機会にとっておき、とりあえず

再び徒歩で駅に向かいます。

 

ゴスラー駅に到着。

 

これにて今回の三泊四日の楽しかった旅行も終了です。

大満足の旅でした。

コロナで移動禁止時期の後ということもあり楽しさ格別。

日常を忘れるリフレッシュは大切だ!

 

楽しすぎて、思わずすぐさま次の旅行予定を立てて

しまったのでした。

それはまた次の機会に。。。

 

ドイツ旅行のおまけに

旅行中の景色がとても素敵だったので、撮った写真を

東京の欧州好きの友人に送ったところ、

彼女が書いているブログで紹介してくれました。

コロナもあり近年は欧州に来られず代わりに

私の写真で楽しんでくれたようです。

 

彼女のブログはこちらから見られます:

https://ameblo.jp/makotoarakimama/entry-12698743122.html

https://ameblo.jp/makotoarakimama/entry-12701237346.html

https://ameblo.jp/makotoarakimama/entry-12701613485.html

https://ameblo.jp/makotoarakimama/entry-12699475674.html

https://ameblo.jp/makotoarakimama/entry-12700072406.html

さっくりまとめてあり読みやすいので興味のある人はぜひ。

ドイツで快適な生活を送るために

旅先で出会う人たちとのスモールトーク。

予定変更や困った時に臨機応変に対応できるトラブル対処力。

 

そんな旅につきものの行動が自然にできるのもドイツ語を習得したおかげです。

毎日のドイツ生活で日々実感するのは、現地の言語ができて損することは一つもないということ。

 

もしこれを読んで効率よくドイツ語を学びたい、と思ったらぜひ私が書いたこの記事を

ご一読下さい。

ってよく聞きます。 女性名詞、男性名詞、中性名詞、と聞くだけでもうおなか一杯っていう人もいるかもしれません(^^)/。 気持...

 

更にドイツ語をもっと学びたいという方はこちらもぜひ読んでみて下さい。

https://coconala.com/services/651103

 

 

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ハイデルベルク大学修士卒業・ハンブルクの企業で代表を務め、社内ベンチャーで異業種起業をして繁盛店にする。

記事執筆・翻訳通訳・ドイツ語個人レッスン経験あり。

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