日本の本たくさんもらってもう私は読んじゃったんだけど、よかったら読む?
映画やドラマだったら大好きでよく観るんだけどさ~。
何かおすすめされたり、興味があるか尋ねられてあまり好きじゃなかったり興味がなかったりすることってありますよね。
そんな時ドイツ語でどう答えればいいのか迷ったことはありませんか。
今回はそんな時に使う便利なドイツ表現をご紹介します。
【ん~、あんまり(好きじゃない)】
代表的な表現は【nicht besonders / ニヒト ベソンダース】という表現です。
“nicht” は否定を表し、”besonders”は” 特別な”という意味。
つまり直訳すると「それほど特別じゃない」=【ん~、あんまり(好きじゃない)】という意味になります。
人間、何でも大好きなものばかりに囲まれて生きているわけではありません。
誰にでもあまり好きでないものや興味がないものがあります。
【嫌いでもないけど、そんなに好きでもない】
そんなときに使えるのがこの表現【nicht besonders】です。
いろんな場面で使えるのでとても便利です。
例えをいくつか挙げましょう。
nicht besonders (んー、あんまり)の使い方:
- コーヒー好き?
- 家でよくお酒飲む?
- スポーツする?
- コンサートよく行く?
- 家で御飯作る?
などなど、いろんな質問の返事に使えます。
このように“nicht besonders” はあまり変化しない好みや意見、普段の行動を表すことができます。
実は包丁を持つのがちょっと苦手で。
食器洗いは結構好きなんだけどさー。
それに対して、【今はやりたくない】という一過性の行動を表す表現があります。
次はその言い方をご紹介します。
【できればやりたくない】
“lieber nicht”
「できればやりたくないこと」ってありますよね。
今はたまたまその気にならない時もあるし、ずーっとやらなくてもいいな、必要ないな、っていうこともあります。
そんな時、ドイツ語ではこう言います:
【lieber nicht リーバー ニヒト】
【besser nicht ベッサー ニヒト】
“nicht” はさっきの”nicht besonders”でも出てきたように、否定を表します。
lieber は直訳すると”好みとしては”。
そして”besser”は”より良いのは” という意味で、英語のgood の比較級”better”とほぼ同じです。
つまり【lieber nicht】は【好みとしてはない方がいい】で【besser nicht】は【ない方がより良い】という意味になり、どちらも【できたらしたくない/どちらかというとない方がいい】という意味で使われます。
“besser nicht”
“besser nicht”と “lieber nicht”の使い分けは特にありません。
好みやその時の気分で好きな方を使います。
どんな時に使うのか、いくつか例を挙げます:
besser nicht / lieber nicht を使う時:
- 今日これから御飯食べに行かない?
- 明日テニスしない?
- 今からでもドイツ語勉強すれば?
lieber nicht / besser nicht :「いやー、できたら行きたくないなあ」「いや、今回はやめておこうかな」「いや、遠慮しときます」
どうしてやりたくないのか、理由を説明したい時に使う表現
どうしてやりたくないのか、”lieber nicht” だけじゃちょっと足りない。
「実のところ・・・なんだよね」と、その原因や理由を説明したい時ってありませんか。
そんな時、ドイツ語では【ehrlich gesagt / エァリッヒ ゲザークト】という表現を使います。
「実は・・・」とか「正直言うと・・・」という意味です。
合わせて覚えるておくと表現の幅が広がってとっても便利。
実はそろそろ日本に本帰国が近いから、最後にヨーロッパをたくさん旅行したいんだよね。
”ehrlich gesagt, gehe ich bald nach Japan für immer zurück, …
【んー、あんまり】【できればやりたくない】まとめ
今回はドイツ語で2つの表現をご紹介しました。
【ん~、あんまり(好きじゃない)】nicht besonders ニヒト ベソンダース
【できればやりたくない/どちらかというとない方がいい】
【lieber nicht リーバー ニヒト】
【besser nicht ベッサー ニヒト】
おまけに理由を説明するときに使う表現もご紹介しました。
【実は・・・】【正直に言うと・・・】ehrlich gesagt エァリッヒ ゲザークト
実際自分だったらどんな状況で使うか頭の中でシュミレーションしてみましょう。
具体的なイメージが湧くと、実際の状況でスムーズにこの表現が出てきますよ!
おまけ
今は知らないドイツ語の単語が出てくるとすぐインターネットで調べられます。
わからない表現が出てきても、ある程度はインターネットでカバーできます。
それでも、頭の中にしっかり定着させたいとき、手元にある辞書を片手にじっくり例題などを見ながらゆっくり反芻する時間を持つのはとても有効です。
耳も口も目も使って、とにかくいろんな方向から覚えると定着しやすいのです。
ドイツ語を勉強する人は、一冊だけでいいから辞書は持っていた方がいいと思います。
騙されたと思って一回だけ試してみてください。
単語数、例文、使いやすさ、どれをとってもダントツです。
最初にこれ一冊あればその後辞書を買い足す必要はないですよ。
ドイツ語を勉強する人にお薦めの一冊です!
合わせて覚えよう!
当ブログの人気記事「ドイツ語会話で必要な文法はこれだけでいい!」を改良し、わかりやすくまとめました。
テキスト部分と学習ノートの2部にわけ、例文も盛りだくさんです。
最短で効率よく実用ドイツ語をマスターするために、ぜひお役立てください。
ドイツ語会話に最低限必要な4つの文法教えます ドイツ在住・留学、実用ドイツ語会話を今すぐ身に着けたい方へ
オプションで、テキストに関する質問、その他ドイツ生活に関する質問も受け付けています。
その他、ドイツ語やドイツ生活に関するご希望テキストがあればリクエストを受け付けます。
お気軽にメッセージをお寄せ下さい。
ハイデルベルク大学修士卒業・ハンブルクの企業で代表を務め、社内ベンチャーで異業種起業をして繁盛店にする。
記事執筆・翻訳通訳・ドイツ語個人レッスン経験あり。
最近のコメント