ドイツ人と日本人の”髪事情”

今回はドイツ人と日本人の”髪事情”についてです。

 

実は私はドイツに来てから今まで18年、ドイツで髪を切りに行ったことがありません

 

といっても、ずーっと伸ばしっぱなしというわけではなく、日本に帰るたびに地元札幌のお馴染みのお店で切ってもらっています。

 

私がドイツで暮らしていること、そして私の髪質をよく知っているので、特別頼まなくても、しばらく切らなくても落ち着く髪型になるように、いい感じに切ってくれます(^^)/。

 

私はくせ毛なので、自分の髪質をよく知っている人に切ってもらいたいのでそうしていますが、

流石に私の場合は特殊ケースとしても、アジア人がヨーロッパで髪を切ってもらうのは、結構ハードルが高いのです。

 

なぜハードルが高いのでしょうか。

 

ヨーロッパ人とアジア人は髪質が全然違う

 

  • ヨーロッパ人とアジア人は髪質が全然違う

 

ヨーロッパ人の髪って、とても柔らかくて、猫毛の人が多いのです。

ふわふわで量も少ない。

よく絵画に出てくる天使、くるくる巻き毛のぽよぽよした感じ。

ヨーロッパの赤ちゃんて、あの天使の生き写しのような、近寄ってずーっと見ていたいような子がたくさんいます。

 

それがそのまま大人に成長していくと、ふわふわ猫毛で量が少ない軽い感じになります。

(男の人はそのまま移行して、30歳くらいでかなり少なくなってる人も。。。

それでも元の髪の色が薄いのでそんなに違和感なく、似合っています(*^-^*))

 

これは、基本ストレートで、固くて量の多い、日本人の髪質とは全然違います。

 

ですから、ヨーロッパ人用の美容室に行ってしまうと、シャギーとかめちゃくちゃ少ないです。

(ドイツ人に日本人みたいにシャギー入れていったら、髪の毛なくなりますから(T_T)。)

 

なので日本人がドイツ人美容師さんにドイツスタンダードで髪を切ってもらうと、どことなくボテッとした、重たくて野暮ったい感じになりがちです。

 

ドイツスタンダードしか経験していないドイツの美容室にシャギー多めにって頼んでも、なかなか思った通りにはやってもらえないことが多いです。

 

ですから対策として、日本人美容師がいる近くの大都市に行くか、または近所の中国人や韓国人、またはタイ人など、アジアの美容師さんがやっているところに行くことになります。

やはりアジア人は髪質が似てるので、日本人にあったカットをしてもらえるのです。

 

ドイツ語でうまく伝えるのが難しい

 

更にドイツに来たばかりの時は、言語の問題も少しあるかもしれません。

髪をどういう風に切るか、微妙なニュアンスをドイツ語で伝わるかつい心配になってしまいます。

更に、髪質が全然違うから、そもそもわかってもらえるかの問題もありますし、そうなると、行くのが二重に億劫になってしまいます。

 

ドイツ人の髪のこだわり

思うにドイツ人は、髪型にはあまりこだわりがありません。

いつも一つに縛っているか、特にブローした様子もなく、洗いっぱなしで終了って感じが多いです。

 

 

私の推測ですが、ヨーロッパ人は顔が派手だから、髪型がどうでも、顔の強さが勝つ

 

逆にアジア人は顔が薄いので、髪型で顔の印象がとても変わる。だから気を遣う。

 

ヨーロッパ人の髪質は、そもそもふわふわすぎてセットが難しい髪質。

 

ドイツ人の知り合いに髪型変えたの?と聞いても、


”髪型なんて特別注文したことない。

いつも同じにって頼むのに、全然違う髪型になってたりするの。”

 

てな答え。

 

これじゃあ、凝ったカットとか、手をかけた髪型とか無理だろうな・・・と納得。

 

おしゃれな人も、お化粧や洋服には興味があっても、髪型は無造作だったりします。

事実顔の作りが派手なので、髪型がどうでも、顔の印象があまり変わらないんですよね。

 

ドイツの美容室

そういうわけで、私はドイツの美容室に入ったことはないのですが、価格表や、人の話を聞くと、日本に比べるとかなりシンプルです。

 

目的は”髪を切ること”以上、という感じです。

 

まず、例えばカットのみの場合、概ね次の選択肢があります。

  1. 乾いた髪を切る。
  2. 髪を洗って切る
  3. ドライヤーをお店の人にやってもらう
  4. ドライヤーは自分でかける

 

❶の髪をぬらさないで切る、とか❹のドライヤーを自分でかける、とか日本では考えられない選択肢ですが、ドイツ人の髪へのこだわりのなさを考えると”あり”なのでしょう。

価格も1だと20ユーロ以下。

女性でも18ユーロくらいから、男性だと12ユーロくらいから可能です。

(ちなみに為替レートとは別のFujikoの”生活体感価格”では”1ユーロ110円”のイメージです。結構こちらの日本人も納得の数値です(^^♪))

 

2になると急に6-10ユーロくらいアップします。

 

3になると更に5ユーロくらいアップしますので、さっくり安価に終わらせたいドイツ人にとっては、1の”カットのみ”バージョンで充分なのかもしれません。

 

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ハイデルベルク大学修士卒業・ハンブルクの企業で代表を務め、社内ベンチャーで異業種起業をして繁盛店にする。

記事執筆・翻訳通訳・ドイツ語個人レッスン経験あり。

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