日本で2020年のオリンピック・パラリンピックの暑さ対策のために夏時間を導入するかもしれない、との記事を発見しました。
まず、理由にびっくり。
???本当にたった一度だけのオリンピック・パラリンピックのために夏時間導入を考えているの???
オリンピック・パラリンピックのあとも夏時間はずーっと続くんだよね???
暑さ対策はもちろん大事だけど、それなら他の方法がないものだろうか。
ヨーロッパには夏時間が導入されており、私も毎年経験しています。
そうわけで今回は、ドイツでの夏時間について。
ドイツの夏時間夜はずーっと明るい
ドイツでは3月末の日曜日から10月末の土曜日まで夏時間が導入されます。
時計を一時間進めるので、今までの夜中の2時が夜中の3時になります。
夏時間中、日本との時差は7時間になります。それ以外の冬時間期間は8時間時差。
3月に時計が夏時間に変わると、途端に夜明るい時間が延びます。
今までの夕方5時が夕方6時になるので、当然そうなります。
6月の夏至のころなんて、22時以降でも明るい。
つまり、ただでさえ21時まで明るいはずのものを、夏時間によって、さらに22時まで明るくするのです。
21時過ぎまで明るかったら、それで充分じゃない?
なんでわざわざそれ以上延ばすのかな。
一説には、ドイツは冬の日照時間が少ないから、その分夏をおう歌できるように夏時間導入したみたいなんですが・・・
そりゃあ、そうかもしれなし、ドイツ人の太陽好きは本当に身に染みてるけど、だからって夏は21時まで明るかったら充分じゃない?
そうだよね。それに夏はいつまでも明るいから、ベビーシッターしてても子供が全然寝ないの。
いつまでも遊んじゃって困るよー。
そうだね、子供のころって自然と同化っていうか、明るいうちはほんと、寝ないよねー。
そのくせ、冬はいっつもどんよりしてるし、夕方4時くらいには暗くなるから、夏とのギャップが激しくて。
いっそ、夏時間と冬時間の時間差を逆にして、夏一時間時計戻すとかどう(^-^;?
そうすれば一年が平均化する。
夏は夜8時ころ暗くなって、冬時間は今のまま。
一年が平均していた方が自然な気がするんだけどな~。
あ、そうそう、知り合いの日本人で、夏時間の時計合わせをそういう風に逆に思ってるひと本当にいたよ!
そっちの方が理にかなってるって思ったんじゃないかな。
さらに、ドイツ人でも夏時間や冬時間の導入、いつからだかわかってない人も多いのです。
今でも時間変更の時期が近くなると、カレンダーで確認する人が多数。
実のところ、ドイツで夏時間の話題になって、必要ないって言ってる人はたくさんいるけど、賛成って人は見たことないなー。
せいぜい、今存在してるから、現状維持でもいいって人がいるくらいで、積極的な賛成意見は聞いたことない。
健康管理の難しさや、健康被害の懸念から、夏時間見直したほうがいいって案も出てるみたい。
そうそう、心臓発作などの懸念があるみたいだし、フィンランド、リトアニアなんかでは住民の反対運動もあって、夏時間廃止の要請もあるよ。
オランダでも廃止の声が上がっているみたい。
わかるよ、だって今実際使ってても、いまいち存在の意義がわかんないもん。
時計合わせるの面倒だなー、って思うくらいで。
素朴な疑問だったんだけど、全ヨーロッパで年2回、すべての公共機関のアナログ時計の時刻合わせるの、結構お金かかったりしてないのかなあ。
はは、なんだか一つもポジティブな意見聞かないね(=_=)。。。
つまりは夏時間必要ない???
ちなみに、夏時間・冬時間への変更は、いつも土曜日の夜中というか、日曜日の早朝の2時に行われます。
万が一誰かが忘れてたり、間違えても、日曜日には気が付いて、月曜日までには修正できるだろうという配慮からです。
流石に今は、PCやスマホが自動で夏時間に変更されるし、自然に変わるから間違える人はほとんどいないだろうけね。
昔は確かに間違える人いたと思うよー。
あ、私、こっちに来た初期のころ、本当に間違えたことあるよ。
あの時はほんと、焦った~(・・;);;;
そんな感じで、いつもいろいろな意見が飛び交い、なかなかまとまらないものなのに、夏時間に関しては、【今までポジティブな意見を一度も聞いたことがない】という珍しい結果に。
夏時間の意見まとめ
夏時間に関しては、これだけ意見があるのに、【ポジティブな意見がまるでない】という、珍しいケースになりました。
夜遅くまで明るすぎて不自然
明るいと子供が寝ない
心臓発作など健康被害の懸念も
フィンランド、リトアニア、オランダでは夏時間廃止要請も
何のためにあるのかわからない
変更忘れることも
時計変更に無駄な経費かかっているのでは
なぜただでさえ長い夏の夜をさらに長くするのか、冬とのギャップが余計激しくなる
日本で夏時間本当に導入したら、すごくびっくりするー!
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ハイデルベルク大学修士卒業・ハンブルクの企業で代表を務め、社内ベンチャーで異業種起業をして繁盛店にする。
記事執筆・翻訳通訳・ドイツ語個人レッスン経験あり。
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