ドイツに来て19年たっても英語が中級レベルのままの私。。。
一念発起して英語の勉強を始めました。
これまでの様子はこちら。
今日は3回目のレッスン。
週に2回レッスンがあると、なんだか常に学校に行っている気分になります。
3回目 教材まだ届かず
3回目の英語レッスンです。
今日も教材は届いていませんでした。
先生曰く、今回はドイツじゃなくてイギリスから頼んでいるので時間がかかるとのこと。
「次回のレッスンまでには届いているはず」とは言ってましたが。
- 今日のレッスン
前回約束した通り、自社製品を英会話教室に持って行ってプレゼンテーションをしました。
といっても専門的なことではなく、一般的な説明です。
説明しているうちに、実は自分でもわかっていなかったポイントがクリアになったり、
先生にとっても知らないテーマなので楽しく聞いてもらって勉強になりました。
後半は先生が持ってきたテキストを読んで、その内容をディスカッションしました。
ほんとかな。
それなら嬉しいけど。
おまけ・講習会に参加したら英語だった
英語の個人レッスンとは別の話ですが、同じ週に仕事で【GDPR(EU一般データ保護規則)講習会】に行きました。
軽い気持ちで参加したところ、講習の内容は全部英語でした。
と思いながら聞いていましたが、一度全員でデスカッションの時間があり、全員英語で話すことになった時は少し困りました。
言いたいことがあんまりスムーズに言えないなあ。
この中で私が一番英語下手だな。
参加者は日本人とドイツ在住約20年のアメリカ人。
日本人はドイツ語できないし、アメリカ人は日本語できない。
この場の共通語が英語になるのは仕方ありません。
ドイツで日本人の多い会合に参加すると「共通語が英語」ということが起こります。
日本語とドイツ語はできても英語が弱い私が取る対策は以下のものです。
- 対策
- 公の場ではできるだけ英語で頑張る
- どうしても英語では表現できない場合・個人で話す場合はドイツ語か日本語で伝える
こういう講習会に行くと、本来の目的である講習内容の把握とともに「英語も実践」で学べます。
この講習で少しでも英語のディスカッションができたのは、英語の個人レッスンのおかげが大きいです。
ちなみに講習会が終わった後、個々で話す時間がありました。
そこでは「日本人とは日本語」「アメリカ人とはドイツ語」で話しました。
おかげで質問したかったことも存分に話すことができてスッキリしました。
4回目のレッスン
4度目の英語レッスンです。
ドイツあるあるですが、案の定テキストはまだ届いていませんでした。
先生曰く「今日はイギリスが祝日だから、、、」とのことですが、テキスト今まだイギリスにあったらドイツに届くのはいつになるのでしょう。。。
そろそろドイツにないとまずいと思うんですが。
「テキストを最初から最後まで使うわけではなく、あくまで補助教材だからそんなにたいしたことじゃないよ」っていうけどね・・・
本日のテーマ
それはともかく4回目の授業。
教材はなくとも授業は進む。
今日は「週末何してたの?」から始まってただの雑談。
まあこういう軽いのもよいか、という感じ。
でも「雑談」て意外と難しいんですよね。
どうしてかというと、話がどこに行くかわからないから。
そういう意味では、仕事の話の方が使う単語は難しくてもテーマが一貫しているから簡単、という側面もあるのです。
5回目のレッスン
週に2回のレッスンはあっという間にやってきます。
今日も教材が届きません。
先生も今回はイギリスが休暇だから、みたいな体裁的なことでなく、本当のことを教えてくれました。
「教材は教師が直接注文するのではなく、語学学校の受付に頼むシステムになっているの。
私は10日前に受付に注文をお願いしたのだけど、受付の人が病気で、その後の進捗がわからない」とのこと。
個人主義で引継ぎ習慣がないドイツでは、風邪で休む義務がある従業員は突発的に休むので、社員間の情報伝達などは行われません。
そのため私のために注文した(はず)の教材の行方は誰も知りません。
休んでいる受付の人が戻ってこないと状況が全くわからないのです。
ドイツでよくあることとはいえ、その分使えるはずの教材を使えない私はイライラします。
貴重なレッスンの時間をこんなことで無駄にはしたくありません。
「なんなの、誰もどうなってるか知らないなんて。
典型的なドイツ。だめでしょ、それは。」
と返答したものの、状況が変わるわけではないのは百も承知。
若干のイライラを残したままこの日の授業は進みます。
授業中面白かったエピソード
1つ面白い話がありました。
ある英語のテキストを読んでいた時の話です。
それはヨーロッパ国内の各国についての習慣の違いをジョークを交えて説明しているテキストでした。
そして「このテキストにふさわしいタイトルを選べ」という問いに答えます。
私は8つくらいある候補の中から、2つの候補を選びました。
他のタイトルはなんだか真面目すぎて、テキストのニュアンスに合わないような気がする・・・
私も内容にふさわしいタイトルは、この2つのどちらかだと思う。
その中でどちらかと言えばこっちの方かな・・・
そこで先生はおもむろに話し出します。
「実はこのテキスト、他のレッスン生にも使ったの。
彼らはドイツ人のエンジニア数人で、英語力はあなたより上の人たち。
だからこの英語テキスト自体は彼らにとって難しくはなかった。」
つまり一つ一つの内容はわかっても、このテキストが全体的にいわんとしている意味が理解できなかったの。
正直このテキストはあなたにとっては少し難しかったと思う。
でもあなたはこのテキストが伝えたいと思ったことはちゃんと理解できた。
これはとってもいいことだと思う。
私としては少し複雑な気分です。
先生は褒めてくれたけど、それはつまり「英語のできなさを他でカバーしている」ってことです。
そっちの方は全然初心者レベルだって言われたようなもんだよ・・・)
とはいえ、先生の言いたいことはわかります。
【意味論】は文章の意味を研究します。
「ビールがない」という文があったら、文そのものの意味を研究するんです。
でも例えば家で旦那さんが奥さんに「ビールがない」って言ったら、それは「ビールを持ってきて」と言っています。
これを研究するのが【語用論】です。
つまり、テキストのタイトルを当てられなかったドイツ人のエンジニアは、単にこのテキストを【意味論】的に解釈した。
それに対して、私は【語用論】的に解釈したってことになりますね。
語学ってただ書いてあることだけわかればいいってものじゃないんだよね。
面白いよね~。
6回目のレッスン
6回目のレッスン。
とうとう頼んだ教材が来ないことがわかりました。
頼んだはずの教材、イギリスからくるはずだったのですが在庫がないらしく、いつ到着するのか未定なんだそうです。
試しに同じ教材をアマゾンで探してみるも到着は「1か月~3か月後」の表示。。。
先生はあきらめて違う教材を改めて頼んだそうです。
来ないのは仕方ないとしても、来ないってもっと早く知ってたらすぐに対処できたのに!
そう、注文した時点で配達まで1か月~3カ月かかるとわかってたら、もっと早く違う本を選んだのに!
時間を無駄にしました。
こういう同僚でも横のつながりのない点は、本当にドイツでイライラするところです。
受付の人が病気で休んでいても、情報共有さえしていたら時間を無駄にしないで済んだのに。
長年のドイツ生活で、もうずいぶん慣れたつもりでも、やはりどんな場合でも平気で受け入れられるわけではありません。
そのせいか、英語の勉強もなんだか盛り上がりません。
学校に通っているだけで話せるようになるわけでもないし、すぐ上達するわけでもないのもわかっているけど、なんだかイライラしてモチベーションも下がってしまいます。
教科書があったら、もっと有意義な勉強ができたのに、って思ってしまいます。
上達しないのを教科書に八つ当たり・・・
これが中間スランプってやつですかね。。。
語学の勉強は【地道な努力の継続】。。。
それはドイツ語の習得を通じて嫌というほどわかってはいるのですが・・・
このままやって数か月以内に果たしてどこまで上達するのか、一抹の不安がよぎります。
次回に続く。
当ブログの人気記事「ドイツ語会話で必要な文法はこれだけでいい!」を改良し、わかりやすくまとめました。
テキスト部分と学習ノートの2部にわけ、例文も盛りだくさんです。
最短で効率よく実用ドイツ語をマスターするために、ぜひお役立てください。
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オプションで、テキストに関する質問、その他ドイツ生活に関する質問も受け付けています。
その他、ドイツ語やドイツ生活に関するご希望テキストがあればリクエストを受け付けます。
お気軽にメッセージをお寄せ下さい。
ハイデルベルク大学修士卒業・ハンブルクの企業で代表を務め、社内ベンチャーで異業種起業をして繁盛店にする。
記事執筆・翻訳通訳・ドイツ語個人レッスン経験あり。
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