ドイツに住んでいると色々なお店に買い物に行きますよね。
欲しいものを探すとき、店員さんの助けを借りたい場合も
あれば、一人でゆっくり見たい時もある。
スムーズに会話が進む時もあれば、時には店員さんが
話している内容がよくわからない時もある。
お店で店員さんとどんな風にコミュニケーションを取ればいいのか。
今回はそんな時に使えるドイツ語をご紹介します。
一度覚えておくと、とっさに話しかけられた時にいつでも便利に使えますよ。
挨拶の仕方、一人でゆっくり見たい時、アドバイスが必要な時、ドイツ語でなんて言えばいいんだろう。
いくつかバリエーションがあったら教えてほしいなあ。
今回はこのような疑問にお答えします。
店内に入る時の挨拶からお会計までパートごとに使える表現を紹介しますので、
最初からでも目次から興味のあるパートに飛んで読んでいただいても大丈夫です。
ドイツ語会話【お店に入る時の挨拶】
ドイツのお客さんは、通常お店に入った時店員さんに挨拶をします。
「Hallo(ハロー)/こんにちは」とか「Guten Tag(グーテンターク)/こんにちは」
という簡単な挨拶ですが、するとしないでは大違いのとても大切なアクションです。
なぜならそれが「私は怪しい者じゃありませんよ。」という友好性を示す印だからです。
店内に入った時の一番よくない対応は”何も言わずに一人で店内を見始める事”、“話しかけられても何も言わず笑ってごまかす事”、の二つです。
店員さんからすると、知らない人が店内を勝手に歩きまわり、話しかけても無視されるわけですから当然気分はよくありません。
あなたは言葉がわからなくて不安なのかもしれない、
それとも店員さんのアドバイスは今必要ないのかもしれない。
でもそんな理由は店員さんにはわかりません。
言葉がわからなくてもアドバイスが必要なくても、
それを相手に伝えないといけません。
「Hallo(ハロー)/こんにちは」とか「Guten Tag(グーテンターク)/こんにちは」
とか、簡単でいいので必ず挨拶しましょう。
【私はドイツ語がわかりません】
挨拶をしたあと店員さんは「何かお探しですか?」と尋ねてくれます。
店員さんの聞き方もバリエーションがあるので、ここにいくつか書いておきます。
- 「Kann ich Ihnen helfen?/ カン イッヒ イーネン ヘルフェン?」
- 「Wie kann ich Ihnen behilflich sein?/ ヴィー カン イッヒ イーネン ベヒルフリッヒ ザイン?」
- 「Brauchen Sie etwas Hilfe?/ ブラウヒェン ジー エトヴァス ヒルフェ?」
- 「Was darf es sein?/ ヴァス ダルフ エス ザイン?」
直訳の意味は色々ですが、要は「何かお探しですか、私が手伝うことはありますか?」と聞いています。
質問されているので、何か返答しなくてはいけません。
ドイツ語で返答できれば一番ですが、わからないときは英語でも構いませんから
きちんと自分の意志を相手に伝えましょう。
ドイツ語が全く分からないとき: すいません、ドイツ語わかりません (ドイツ語)
- Sorry, Ich verstehe kein Deusch.
- ソーリー, イッヒ フェアシュテ―ェ カイン ドイチュ
英語: すいません、ドイツ語わかりません(英語)
- Sorry I don’t speak German.
- ソーリー アイ ドント スピーク ジャーマン
お店に限らず、ドイツ語で何か言われた時に返答できるよう、
このフレーズだけはドイツ語で覚えておくといいと思います。
一言ドイツ語がわからないことを伝えればお店の人も不快には思いません。
英語に切り替えて対応してくれたり、英語が堪能でない店員さんだったとしても
簡単な英語で「どうぞ構いませんよ/ No problem, please」と返答してくれるなり、
Okと肯定してくれるなり、にっこり笑って店内に招き入れるなり、
何らかの対処をしてくれます。
(余談ですが、英語のSorryにあたるドイツ語は
Entschuldigungと言いますが、軽く謝る時は
ドイツ人もよくSorryを使います。)
どんな時も使える「ドイツ語わかりません」を覚えた後は次のステップです。
ドイツ語で【ただ見たいだけです】
店員さんに「何かお探しですか?」と聞かれたとき、
探し物があって店員さんの助言が欲しい時はもちろん素直に言えば
いいのですが、時には店員さんの助言が必要ないこともありますよね。
そんな時何といえばいいのか。
最初は店員さんなしで一人で見たい時の返答の仕方。
いくつかバリエーションがあります。
まず、何か買うかも決まっておらず、何となくぶらぶら見たくて
「ただ見たいだけです。」と言いたい場合。
ドイツ語では提案を断る時でも、最初は提案してくれたことへのお礼を伝えます。
ですから冒頭に「いいえ、ありがとう/Nein, Danke (ナイン ダンケ)」と言います。
その後「ただ見たいだけです。」と付け加えます。
ドイツ語で【私は〇〇したい=Ich möchte ○○/ イッヒ メヒテ〇〇】なのでこれは暗記。
更に【××だけ=nur/ヌア】なので合わせると【私はただ○○したい=Ich möchte nur ○○】となります。
最後は○○の箇所に【見る】を付け加えます。
【見る】というドイツ語はこの3パターンを覚えておけばいいと思います。
ドイツ語: 見る
- gucken (グッケン): 会話でよく使います。文章ではほとんど使われません。
- sehen (ゼーヘン): 会話でも文章でも使われる一番一般的な”見る”。
- schauen (シャウエン) : じっと見る。
一つの文にするとこのようになります。
ドイツ語:いいえ、ありがとう(Nein Danke)。ただ見たいだけです。
- Ich möchte nur gucken (イッヒ メヒテ ヌア グッケン). 会話でよく使う。
- ich möchte nur sehen (イッヒ メヒテ ヌア ゼーヘン). 会話でも文でも一般的に使う。
- Ich möchte nur schauen (イッヒ メヒテ ヌア シャウエン). じっくり見たい時に使う。
これだけでも充分通じますが、これらの例は多少の違いはあっても
全部「見る」という意味あいのものになります。
もう少し方向性を示したい時には”~のまわり”という意味の
「um」という前置詞を付け加えることもできます。
“見る”の動詞の前に”um”をつけると
「見回る/ぐるりと見て回る」という意味になるのです。
umsehen (ウムゼーヘン)/ umschauen(ウムシャウエン) : ぐるりと見て回る
- Ich möchte mich hier umsehen. (イッヒ メヒテ ミッヒ ヒァー ウムゼーヘン) ここをぐるっと見て回りたいのですが。
- Ich möchte mich zuerst alleine umsehen. (イッヒ メヒテ ミッヒ ツーエールスト アライネ ウムゼーヘン) 最初は一人で見て回りたいです。
このように言うと、ある程度時間をかけて一通りお店をぐるっと見て回りたい、
という事が伝わります。
更に”一人で回りたい”、とか”最初は一人で回りたい”、と言いたいときは
「alleine (一人で)」とか「zuerst alleine (最初は一人で)」など付け加えます。
じっくり店内を回りたい時に色々組み合わせて使ってみて下さい。
まとめるとこのようになります。
どれを使ってもいいのですが、私はさっと見たいときは①、じっくり見たいときは⑥を
使っていることが多い気がします。
ドイツ語: いいえ、ありがとう。ただ見たいだけです/ぐるりと見て回りたいです。
- Nein Danke. Ich möchte nur gucken.(ナイン ダンケ. イッヒ メヒテ ヌア グッケン.) いえ、ありがとう。ただ見たいだけです。
- Nein Danke. Ich möchte nur sehen.
- Nein Danke. Ich möchte nur schauen.
- Nein Danke. Ich möchte mich hier umsehen.ここをぐるっと見て回りたいです。
- Nein Danke. Ich möchte mich hier umschauen.
- Nein Danke. Ich möchte mich zuerst alleine umsehen. 最初は一人で見て回りたいです。
自分の希望を伝えた後の店員さんの返答パターンはこのような感じ。
- Alles klar, kein Problem (アッレス クラ―、カイン プロブレム).
- Bitte schön (ビッテ シェーン).
- Natürlich bitte (ナチュアリッヒ ビッテ).
- Selbstverständlich (ゼルプストフェアシュテントリッヒ).
直訳は違いがあっても言いたいことはすべて【もちろん構いませんよ。どうぞ。】
時には続いてこんなことを言われるかもしれません。
“Wenn Sie mich brauchen, ich bin für Sie da.”
(ヴェン ジー ミッヒ ブラウヒェン, イッヒ ビン フュア ジー ダー.)
これは「必要な時はいつでも私に声をかけてください。」という意味です。
店員さんにこのように言われたら、ダンケとお礼を言って
自由に店内を見て回りましょう。
Was kann ich Ihnen helfen?
Ich möchte nur gucken.
Bitte schön.
Wenn Sie mich brauchen, ich bin für Sie da.
ドイツ語【自分一人でする事はわかるので大丈夫です】
一人で店内を見たい場合のドイツ語をいくつか紹介したので、
次は少し角度を変えて、もう少し自分の意図を説明できる表現をご紹介します。
それは「自分一人でする事はわかるので大丈夫です。」という便利表現。
一般的な表現ですが、これをお店で使うと店員さんに
①自分にはこの店に来た目的があること。
②目的達成のためにする事はわかるので店員さんの助けは必要ないこと。
この二つをしっかり伝えられます。
その表現はこちら:
ドイツ語: 自分一人でする事はわかるので大丈夫です。
- Ich werde alleine zurech kommen. (イッヒ ヴェルデ アライネ ツー レヒト コメン)
直訳すると”私は一人で正解を導き出せます”に近いでしょうか。
この表現は私は今でもお店で結構使います。
色々な状況に使えて便利なのです。
- 明確に欲しいものが決まっている時、
- 探すものがはっきり決まっている時、または
- ふらっと目的なく入って特に店員さんに質問がない時、
- ドイツ語を話す人が使う表現なのでそれ以上追及されない。
ものすごく昔に暗記したフレーズですが、今でもとっさに出てきます。
この表現は多分、ドイツ語をそこそこ理解している人が使う表現なのでしょう。
簡単なドイツ語をたどたどしく話すと、店員さんに心配されたり、フレンドリー
な店員さんだと、「どこから来たの。ドイツ語どうやって勉強したの。」
など旅先でする会話が始まってしまうことがあります。
時間がある時はそれで楽しいひと時を過ごせますが、あまり時間がない時とか、
そういう気分でない時など、この表現を使うと必要以上に質問される事はなくなります。
商品決定【xxが欲しいのですが】
一人で見て回るバージョンを色々ご紹介した後は、店員さんに「××が欲しいのですが」とアドバイスをお願いするバージョンをご紹介します。
【××が欲しいのですが】の言い方はただ一つ。
ドイツ語: ××が欲しいのですが。
- Ich hätte gern xx. イッヒ ヘッテ ゲルンxx.
この表現は買い物する時に必ず使いますので、何度も口に出して
自然に出てくるようになるまで暗記しましょう!
お店で必ず使うということは、100%出ると決まっている問題の答えを
覚えるようなものです。
お店で実際使った時の達成感、次のドイツ語学習のモチベーションにもつながります。
ちなみに【Ich hätte gern xx】のxxに入れるのは4格名詞です。
という人は万能便利表現”das(ダス)”を使えば大丈夫。
- Ich hätte gern das! (イッヒ ヘッテ ゲルン ダス) / これください!
“das”は”これ”という意味です。
商品を指さしてこのフレーズを言えばそれでわかってもらえます。
お店で使える万能フレーズですね。
それに対する店員さんの返答は「Gerne! (ゲルネ)/喜んで」がよく使われます。
(イッヒ ヘッテ ゲルン ダス ビッテ) / これください!
(ヤー, ゲルネ)/もちろん、喜んで。
これでもう何でも買えちゃいます。
一つだけ気を付けないといけないのは個数です。
商品を一つだけ欲しい時はこれで完璧ですが、もし同じ商品を複数欲しい場合は個数を
付け加えましょう。
(イッヒ ヘッテ ゲルン ダス ツヴァイマール ビッテ) / これ二つください。
二つ欲しい時は”zweimal(ツヴァイマール)”を付け加えます。
(最後の”bitte”はあってもなくてもどちらでもお好みで。)
名詞の性別によって数字の語尾変化が必要なドイツ語ですが、
これまた万能フレーズ”-mal”をつければ面倒な語尾変化は避けられます。
これを使えば複数欲しい時も大丈夫。
一つから五つまでを表すドイツ語はこちらです。
ドイツ語: 一つから五つまで
- einmal / アインマール 一つ
- zweimal / ツヴァイマール 二つ
- dreimal / ドライマール 三つ
- viermal / フィアマール 四つ
- fünfmal / フュンフマール 五つ
もっと考えたい時
次は、気になる商品があるけど購入しようか迷っている時、
「少し考える時間を下さい」という表現を3つご紹介します。
どの表現を使ったら何分待つなどの決まりはありませんが、感覚的に上から考える時間の短い順にご紹介します。
もう少し検討したい時: 考える時間の短い順
- Einen Moment bitte. (アイネン モメント ビッテ): 少し待ってください。
- Bitte geben Sie mir noch etwas Zeit. (ビッテ ゲーベン ジー ミア ノッホ エトヴァス ツァイト): もう少し時間をもらえますか。
- Ich möchte es mir noch überlegen. (イッヒ メヒテ エス ミア ノッホ ウーバーレーゲン): もう少し考えたいです。
しかし、これだけではどれくらい待てばいいのか、一体今日中に結論が出るのか、その辺がはっきりしません。
どのくらい考える時間が必要なのか、その場の雰囲気で店員さんに伝わることもありますが、時には齟齬が生じることもあるかもしれません。
今すぐここでは決められそうにない、今日中には決定できない、と思った時に使えるのはこんな表現です。
今は決められない・今日は決められない時に使う表現:
- Ich kann nicht jetzt entscheiden. (イッヒ カン ニヒト イエッツト エントシャイデン). 今は決定できません。
- Das muss ich mir noch überlegen. (ダス ムス イッヒ ミア ノッホ ウーバーレーゲン): 私はもっと考えないといけません。
- Ich brauche noch mehr Zeit. (イッヒ ブラウへ ノッホ メア ツァイト): 私はもっと時間が必要です。
- Ich kann nicht heute entscheiden. (イッヒ カン ニヒト ホイテ エントシャイデン): 私は今日は決定できません。
また、持ってきてもらった商品が気に入らない、別の商品を持ってきてもらいたい、購入までは至らない時に使えそうな表現はこちら。
商品が気に入らない・他の物を持ってきてほしい・迷う理由:
- Diese Farbe gefällt mir irgendwie nicht. (ディーゼ ファルベ ゲフェルト ミア イアゲントヴィー ニヒト): この色がなんとなく好きじゃないんです。
- Ich möchte noch Großeres haben. (イッヒ メヒテ ノッホ グローセレス ハーベン): 私はもう少し大きいのが欲しいです。
- Was ähnliches habe ich schon zu Hause. (ヴァス エーンリッヒェス ハーベ イッヒ ショーン ツー ハウゼ): 何か似たようなやつが既にうちにあるんです。
“なんとなく気に入らない”とか”似たようなのが家にあるんだよなー”とか、誰でもそう思う事ありますよね?
そんな時にぜひこの表現使ってみて下さい。
おまけ”noch””schon””etwas”の万能性
こうやって改めて例文をみると”noch””schon””etwas”などのいわゆる助詞がたくさん出てくるのがわかります。
“まだ”、”もう”、”若干”などの意味を表し、文法的には語尾変化しないので、すごく便利に使えます。
しかもこれを使うとネイティブに近い、より自然なドイツ語になります。
単語自体は簡単で語尾変化もない上、自然なドイツ語に近づく重要パーツ。
この3つの助詞を使いこなせたらかなりカッコいいのでぜひ覚えて使ってみて下さい。
お会計【Das war’s?】Was ist das???
欲しいものを決めました。
すると次に店員さんはこのように聞いてきます。
ダスヴァース…たったこれだけの短いフレーズ、ダスとヴァスは多分”das”と”was”…
でも全体の意味がわからない。。。
「自分が勉強してきたドイツ語はドイツの日常生活では何の役にも立たないのかー・・・」とがっかりする瞬間でもありますが、そんなことはありません。
机の上ではなかなか学べないドイツ語を実生活ですぐ体験できて、
しかも一度覚えれば次からはもう絶対忘れない。
それもこれももうあなたが”das”と”was”を既に勉強しているから。
両方の合わせ技でドイツ語上達が早くなるわけです。
- 【Das war’s?】は【これで全部ですか?】という意味です。
別の言い方で【Ist das alles?】という表現もあります。
意味は同じく【これで全部ですか?】となります。
こちらの方が直接的でわかりやすいですね。
買い物はこれで全部ですか、他に欲しい物はないですか、
と尋ねているのですね。
商品を決めた後、店員さんは必ずこれを聞いてきます。
それに対するあなたの返事。
もし他に欲しい物がなく買い物終了の場合は
- Ja, das war’s.(ヤー,ダスヴァース): はい、これで全部です。
もしまだ見たい商品がある場合は
- Nein, noch nicht. (ナイン, ノッホ ニヒト): いいえ、まだです。
と答えます。
お支払いお願いします
商品を選んだ後はお会計です。
お支払いお願いしますのドイツ語でよく使うのはこの2つ。
好きな方を一つ覚えて使ってみて下さい。
ドイツ語: 支払いお願いします。
- Zahlen bitte. ツァーレン ビッテ
- Ich möchte bitte zahlen. イッヒ メヒテ ビッテ ツァーレン
支払い方法
次は支払い方法。
ドイツでの支払いは現金払いより、銀行カードを使ったECカード支払いが主流です。
ECカードでの支払いは口座に残高がないと使えません。
これがクレジットカードとの違いですね。
ちなみにドイツではクレジットカードはほとんど使われず、
カード支払いといえばECカード支払いのことを指します。
支払い方法を伝えるドイツ語はこちら。
現金は”Bargeld”ですが”geld”が略されて”Bar”が多く使われます。
銀行のECカードは”EC-Karte”ですが”EC”が略されて”Karte”、
“Karte”というと銀行の”EC-Karte”を指すので、もしクレジットカードの事を
言いたい時は”Kreditkarte”と”Kredit”を忘れずに付け足しましょう。
支払い方法
- Bar bitte. バー ビッテ: 現金でお願いします。
- Mit Karte bitte. ミット カルテ ビッテ: ECカードでお願いします。
- Kann ich mit Kreditkarte bezahlen? カン イッヒ ミット クレディットカルテ ベッツァ―レン?: クレジットカードで支払えますか?
無事に買い物が終わったらお店を出る時最後の挨拶。
口語でよく使われる”チュース(Tschüss)”、または”Auf Wiedersehen”やその省略形の”ヴィダーゼーン(Wiedersehen)”と言って店を出ます。
もちろんその前にはお礼の言葉を忘れずに。
Tschüss.
Wiedersehen.
ドイツ語会話【買い物でよく使う表現】まとめ
いかがだったでしょうか。
ショップで店員さんとの会話バリエーション覚えていただけましたか。
今日ご紹介した内容をここでもう一度まとめます。
入店時の挨拶: こんにちは。
- Hallo(ハロー)
- Guten Tag(グーテンターク)
店員さん: 何かお探しですか、私が手伝うことはありますか?
- Kann ich Ihnen helfen?/ カン イッヒ イーネン ヘルフェン?
- Wie kann ich Ihnen behilflich sein?/ ヴィー カン イッヒ イーネン ベヒルフリッヒ ザイン?
- Brauchen Sie etwas Hilfe?/ ブラウヒェン ジー エトヴァス ヒルフェ?
- Was darf es sein?/ ヴァス ダルフ エス ザイン?
ドイツ語が全く分からないとき: すいません、ドイツ語わかりません。 (ドイツ語)
- Sorry, Ich verstehe kein Deusch.
- ソーリー, イッヒ フェアシュテ―ェ カイン ドイチュ
英語: すいません、ドイツ語わかりません。(英語)
- Sorry I don’t speak German.
- ソーリー アイ ドント スピーク ジャーマン
ドイツ語: いいえ、ありがとう。ただ見たいだけです/ぐるりと見て回りたいです。
- Nein Danke. Ich möchte nur gucken.(ナイン ダンケ. イッヒ メヒテ ヌア グッケン.) いえ、ありがとう。ただ見たいだけです。
- Nein Danke. Ich möchte nur sehen.
- Nein Danke. Ich möchte nur schauen.
- Nein Danke. Ich möchte mich hier umsehen.ここをぐるっと見て回りたいです。
- Nein Danke. Ich möchte mich hier umschauen.
- Nein Danke. Ich möchte mich zuerst alleine umsehen. 最初は一人で見て回りたいです。
ドイツ語: 自分一人で探せるので大丈夫です。
- Ich werde alleine zurech kommen. (イッヒ ヴェルデ アライネ ツー レヒト コメン)
店員さん: もちろん構いませんよ。どうぞ。
- Alles klar, kein Problem (アッレス クラ―、カイン プロブレム). 了解しました。問題ありません。
- Bitte schön (ビッテ シェーン). どうぞ。
- Natürlich bitte (ナチュアリッヒ ビッテ). もちろんどうぞ。
- Selbstverständlich (ゼルプストフェアシュテントリッヒ). もちろんです。
商品決定
ドイツ語: ××が欲しいのですが。
- Ich hätte gern xx. イッヒ ヘッテ ゲルンxx.
- Ich hätte gern das!
- Ich hätte gern das zweimal bitte. (イッヒ ヘッテ ゲルン ダス ツヴァイマール ビッテ) / これ二つください。
数の言い方:
- einmal / アインマール 一つ
- zweimal / ツヴァイマール 二つ
- dreimal / ドライマール 三つ
- viermal / フィアマール 四つ
- fünfmal / フュンフマール 五つ
少し時間を下さい。
もう少し検討したい時: 考える時間の短い順
- Einen Moment bitte. (アイネン モメント ビッテ): 少し待ってください。
- Bitte geben Sie mir noch etwas Zeit. (ビッテ ゲーベン ジー ミア ノッホ エトヴァス ツァイト): もう少し時間をもらえますか。
- Ich möchte es mir noch überlegen. (イッヒ メヒテ エス ミア ノッホ ウーバーレーゲン): もう少し考えたいです。
今日は決められません。
今は決められない・今日は決められない時に使う表現:
- Ich kann nicht jetzt entscheiden. (イッヒ カン ニヒト イエッツト エントシャイデン). 今は決定できません。
- Das muss ich mir noch überlegen. (ダス ムス イッヒ ミア ノッホ ウーバーレーゲン): 私はもっと考えないといけません。
- Ich brauche noch mehr Zeit. (イッヒ ブラウへ ノッホ メア ツァイト): 私はもっと時間が必要です。
- Ich kann nicht heute entscheiden. (イッヒ カン ニヒト ホイテ エントシャイデン): 私は今日は決定できません。
この商品は欲しくない。
商品が気に入らない・他の物を持ってきてほしい・迷う理由:
- Diese Farbe gefällt mir irgendwie nicht. (ディーゼ ファルベ ゲフェルト ミア イアゲントヴィー ニヒト): この色がなんとなく好きじゃないんです。
- Ich möchte noch Großeres haben. (イッヒ メヒテ ノッホ グローセレス ハーベン): 私はもう少し大きいのが欲しいです。
- Was ähnliches habe ich schon zu Hause. (ヴァス エーンリッヒェス ハーベ イッヒ ショーン ツー ハウゼ): 何か似たようなやつが既にうちにあるんです。
お会計
ドイツ語: 支払いお願いします。
- Zahlen bitte. ツァーレン ビッテ
- Ich möchte bitte zahlen. イッヒ メヒテ ビッテ ツァーレン
支払い方法
支払い方法: 現金それともECカード?
- Bar bitte. バー ビッテ: 現金でお願いします。
- Mit Karte bitte. ミット カルテ ビッテ: ECカードでお願いします。
- Kann ich mit Kreditkarte bezahlen? カン イッヒ ミット クレディットカルテ ベッツァ―レン?: クレジットカードで支払えますか?
買い物後
買い物後の挨拶:
- Tschüss チュース
- (Auf) Wiedersehen (アウフ) ヴィーダーゼーン
これを読んで少しでもドイツ語のニュアンスと使い方をわかってもらえたら嬉しいです。
シミュレーションで復習
Kann ich Ihnen helfen?
Ich möchte nur gucken.
Bitte schön.
Wenn Sie mich brauchen, ich bin für Sie da.
Einen Moment bitte.
Was ähnliches habe ich schon zu Hause.
Ich möchte noch Großeres haben.
OK, Ich hätte gern das!
Das war’s?
Ich möchte bitte zahlen.
Mit Karte oder Bar?
Auf Wiedersehen.
Tschüss.
これがすらすら理解できたら完ぺきです。
効率よくドイツ語を学ぶには
ドイツ語は英語に比べて文法がややこしい、と言われています。
確かにざっくり見てもドイツ語には英語にないこれだけの文法上の決まりがあります。
ドイツ語と英語の文法上の違い:
- 名詞に女性名詞・男性名詞・中性名詞の3つの性があること(英語にはない)
- 主語によって動詞の語尾が変化すること(英語には3人称単数のsのみ)
- 様々な形の複数形が存在すること(英語の複数形はsが大半)
- 形容詞の形も変化すること(英語は変化なし)
- てにをは、によって定冠詞と不定冠詞が変化する(英語はtheとa/anのみで変化なし)
ここでつっかかってドイツ語学習を挫折してしまう人が多いのも事実です。
しかし、それではもったいなすぎる。
日常ドイツ語でこれらをすべて覚える必要はありません。
それではどれを覚えればいいのか???
ドイツ語の日常会話で最低限覚えればいい文法とは?
私はその一定の答えを出しました。
ドイツ語学習中の方、またはこれからドイツ語学習を始めようと思っている方はまず最初にこの記事をご一読下さい。
今後のドイツ語の学習効率があがると思います。
記事を読んでもっと詳しく知りたい、と思った方はこちらもご覧ください。
https://coconala.com/services/651103
当ブログの人気記事「ドイツ語会話で必要な文法はこれだけでいい!」を改良し、わかりやすくまとめました。
テキスト部分と学習ノートの2部にわけ、例文も盛りだくさんです。
最短で効率よく実用ドイツ語をマスターするために、ぜひお役立てください。
ドイツ語会話に最低限必要な4つの文法教えます ドイツ在住・留学、実用ドイツ語会話を今すぐ身に着けたい方へ
オプションで、テキストに関する質問、その他ドイツ生活に関する質問も受け付けています。
その他、ドイツ語やドイツ生活に関するご希望テキストがあればリクエストを受け付けます。
お気軽にメッセージをお寄せ下さい。
ハイデルベルク大学修士卒業・ハンブルクの企業で代表を務め、社内ベンチャーで異業種起業をして繁盛店にする。
記事執筆・翻訳通訳・ドイツ語個人レッスン経験あり。
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