2018年5月某日
週末にハンブルクからベルリンに行ってきました。
ドイツの新幹線ICEで2時間もかからないので、気軽に行かれます。
今回のベルリン行きは、久々にハイデルベルク時代の友人に会うため。
普段観光で行くベルリンとは、ちょっと違うところを巡ってきましたので、ご紹介します。
まずは、ハンブルクの中央駅、そしてベルリンへ
ドイツバーンは数日前にチケットを買っておけば、正規の値段より驚くほど安価で旅行できます。
もちろん、乗る時間や、変更の有無等、条件は付きますが、うまく利用できればかなりお得です(^^)。
今回も、もちろんお得プランを使いました(^^)。
まずは家から、ハンブルク中央駅まで向かいます。
まだ朝早いからあまり人がいない。
ハンブルク、中央駅到着。
当日電車のチケットを買いたい人は、この機械で買えます。
上の欄にハンブルクと記入されているので、下の空白に行きたい場所を入れればチケット買えます。
これはドイツ語ですが、下の国旗を選べば、その国の言語が選べます。
電光掲示板を確認して、自分の乗る列車のプラットホームを確認。
ここですね。ベルリンと書いてあります。
8番ホームに降りてきました。
何か上にアナウンスが書いてありますね。
5分くらい遅延するって書いてあるようですが、5分くらいなら問題なし。
今回は乗り換えもないし、多少遅れても私にとっては影響ありません。
無事列車が来ました。
先ほど乗ってきた電車に比べると、かなりふかふかのシート。
ハンブルクが始発なので、席の予約も必要なし。
列車内ではWiFiが使い放題なので、ひたすら使います。
実は今、電話会社のトラブルで、ルーターの交換しないといけないんですが、これまたトラブルで全然届かず(=_=)。
家にWiFiなし状態なので、かなり助かります。
ベルリンに向けて出発。窓から見えているのは、ハンブルクの近郊を走る列車ですね。
ハンブルク中央を通り過ぎ。。。
すぐ緑しかない場所に。
流石ICE、かなりのスピードです。
ハンブルク-ベルリン間を2時間弱で走るだけあります。
ひたすら緑。。。
今のうちに、WiFi使って色々片付けておかなくちゃ。
本当に助かったよ~(^^♪。
ひたすらWiFi。。。
お、緑じゃなくなってきた。
建物が増えてきて、だんだんベルリン中央駅が近づいてきました。
この工事だらけの様子をみると、”ベルリンにはまだ東の名残がたくさん残ってるな”ーって感じます。
ベルリンに到着。右はハンブルクから乗ってきたICE。
まだ朝の8時半。ベルリンでたっぷり活動できます(^^♪。
ベルリン中央駅。
改札はないので、そのままさっさと友人との待ち合わせ場所へ。
もう何年振りの再開になるかなあ。
友達と再会!
ブランクを全く感じさせず、話に花が咲きます。
友人がお世話になっているシェアハウスへ
まずは友人が2週間ほどお世話になっている、ドイツ人のシェアハウスへ。
なかなかに立派な、ドイツの昔からの建物(アルトバウ・Altbau)の造り。
天井がとても高いのが特徴。
私が泊まらせてもらうお部屋の中に、このような”半遺跡”のようなものがさりげなく置いてありました(^^)!。
荷物をおいて、身軽になってスッキリ!
さて、観光に出かけましょう。
ここから歩いて行かれるところに、シャルロッテンブルク宮殿があるんだよ。
それじゃ、そこに行ってみよう(^^)!
ベルリンの観光地の一つである、”シャルロッテンブルク宮殿”は、かつての”プロイセン王国”の住まい。
今では”世界遺産”に登録されています。
お散歩がてら、シャルロッテンブルク宮殿へ
ということで、お散歩がてらシャルロッテンブルク宮殿に。
宮殿も豪華絢爛で素敵らしいけど、お庭もまた素晴らしいらしいです。
天気が良くて、よかったー(^^♪。
お散歩日和だね!
入り口から見た宮殿は、こんな様子です。
お庭の散策は無料ですが、宮殿の見学は有料。
チケット価格 | 通常料金 (学生等は割引制度あり) |
---|---|
旧宮殿 | 10ユーロ |
新宮殿 | 10ユーロ |
新・旧宮殿 | 17ユーロ |
写真撮影 | 個人で使用する場合のみ許可(3ユーロ) |
オープン時間
月曜日 | 休館日 |
---|---|
火曜日~日曜日 | 10時~18時 |
庭の見学はいつでも無料で開放しています。
私たちはせっかくなので、宮殿見学をしてきました。
見学箇所は、2か所ありましたが、今回は旧宮殿のみ見学。
3ユーロ追加で払って、写真も撮ってきましたが、”個人使用のみ、公に出すのは不可”とはっきりウェブに明記されていましたので、ここでは残念ながら公開は控えます。
これが、入場チケット。下の長細いのは追加分の、写真許可タグ。
入場チケットの裏。夜は花火をやることもあるんですね。
シャルロッテンブルク宮殿の中
お城の中は、豪華絢爛という形容詞がぴったりの建物で、きれいでした。
私が特に気に入ったのは、陶器で埋まった部屋と、礼拝堂の二か所。
王妃のシャルロッテお気に入りの宮殿ということで、あらゆるところに彼女の肖像画があって印象深かったです。
王じゃなくて、王妃がここまでクローズアップされてる宮殿って、珍しいよね~。
シャルロッテンブルク宮殿のお庭
広い!そして、至る所が緑!
はるか彼方に、湖と噴水が見えます。
とりあえず、メイン通りをひたすらまっすぐ。
湖到着。
それにしてもどこを向いても、緑緑緑・・・
川沿いで上半身服を脱いで寝転がっている人もいますし、遠くの方に行ったら迷子になりそう。。。
最近新しく、羊が放牧されていて、見てきましたが暖かい日のせいか、
羊、座ったまま、ひとかけらも動かないよ・・・(=_=)
毛皮が暑すぎるのか。。。
道の奥にひそかにこんな建物があったりもします。
結構立派な建物なのに、庭が広すぎて、すごく小さく見えます。
お、橋が見える、そして、橋の向こうには、かすかにシャルロッテンブルク宮殿が見えます。
迷子になる前に、あの橋渡って、宮殿の方に帰ろう!
さっき遠くに見えていた、橋に到着しました。
まだ、宮殿までは遠いですが、綺麗な景色でした。
お庭だけなら、いつでも無料で来られますので、お天気のいい日に人が集まってくるのはよくわかります。
ドイツ人、散歩大好きですしね。私たちも楽しみました。
次の目的地は”リッタースポーツチョコ”店
ちょっとおなかすいたね。
近所の美味しいパン屋さんを見つけたんだけど、どう?
ということで、軽くお昼ご飯。
なんと、そこで、友達のシェアハウスの大家さんにばったり遭遇。
近所だからもちろんあり得ることですが、ちょっとびっくり。
ちょうど挨拶ができて、よかったです。
素朴な感じでドイツのパン屋さん、て感じでした。
パンとケーキを食べたのですが、土曜日の午後って、かき入れ時だったので、もうほとんど種類が残っていなかったのがちょっと残念(-.-)。
実はチョコ大好きドイツ人
お昼の後、今度はちょっと街中に。
ベルリンに”ritter-sport”の専門店があるということで、行ってみることにしました。
”リッタースポーツ”と言っても、スポーツではなくて、チョコレートの名前です。
チョコレートと言えば、スイスのリンツやベルギーのゴディバなどが有名ですが、何を隠そう、ドイツ人はチョコレートが大好き。
何かにつけて、チョコレートとアイス食べてますし、ケーキも男女問わず大好き。
お酒を飲めないドイツ人はいても、甘いものを食べられないドイツ人はいません(^.^)!
というわけで、リッタースポーツはドイツ人に愛されるドイツのチョコレート。
真四角の形が特徴です。
こんな感じで、種類もたくさんあります。
ドイツ人なら誰でも知っているチョコですが、普通はスーパーのチョコレートコーナーで見かけるくらいです。
専門店があると聞いたら、興味が湧いちゃいます。
一体どんな感じかな~(≧▽≦)
お、店内にリッタータワーが!
流石ですね!(^^)!。
リッターチョコの山!
ちょっと珍しい種類のチョコも売ってます。
ここ限定かなあ・・・
しかも、チョコレートだけでなく、横にあるのはTシャツ。。。
文房具なども売っています。
リッターチョコ買い物袋。
横にマチもあって、結構入りそう。
思わず買ってしまいましたw
スーパーの買い物に、大変重宝しています!(^^)!。
2階もあって、カフェになっています。
今回はケーキ食べたばっかりだし、中には入りませんでした。
更に、一階の入り口では、自分でチョコとトッピングをチョイスして、”オリジナルチョコ”も作れます。
外にテーブルと椅子があって、カフェみたいにしっかりしているわけではないですが、ちょこっとそこでくつろげます。
椅子とテーブルが、リッターチョコカラーになってる!
いやー、なかなか楽しかったです!(^^)!。
少しはベルリンらしいところ(?)を散策
ここからちょっと行ったところに、広場があるんだよ。
フランス風の素敵な建物が楽しめるんだって。ちょっと行ってみようか。
ということで、散歩がてら行ったのは、”ジャンダルメンマルクト広場”。
あ、ほんとだ。”フランス通り”っていう通りに、フランス大聖堂がある。
これがフランス大聖堂。
17世紀くらいにベルリンにやってきたフランス人が集う場所だったみたいです。
なんでも、このフランス大聖堂、コンツェルトハウス、ドイツドーム、の三つの並んだ建物を見るのがおしゃれとか。
確かに広場の周りに建物が三つあります。
これが、ドイツドーム。
こちらがコンツェルトハウス。
どちらも横からショットで正面から撮ってなかった( ̄▽ ̄)。
広場から三つ並んでいるのを見ると、確かにいい感じです(^^♪。
しかし写真では、目の前に観光バスが来てしまいよく見えない・・・(-.-)。
まあ、観光バスが団体で来るくらい、名所ってことでw。
ベルリンぽいっていうか、フランスぽいけどねー(^_-)-☆
でも、いいお天気の中、素敵な景色眺めながらの散歩はなかなか気持ちいいです。
アンペルマンショップ発見
散歩中、アンペルマンショップを発見。
あー、こんなところにアンペルマンショップがある。
支店、前より増えてるね。
そうなの。
ショップだけじゃなくて、アンペルマンカフェや、アンペルマンレストランもできたんだよ。
この間ショップに行ったら、”ぜひアンペルマンレストランにも行ってみて下さい”って言われたんだー。
アンペルマンの”アンペル”はドイツ語で”信号”という意味です。
旧東ドイツで使っていた信号の形がかわいいということで、後にそれが”アンペルマン”という形で、キャラクター化。
東ドイツから西ドイツに広まった数少ないものの一つなのです。
ベルリンでは、町のあちこちで、アンペルマン信号を見かけます。
これがアンペルマンの信号です。
アンペルマンのお店の前に”アンペルマン”がいました(^^♪。
今回は、小物を一つだけ買いました。
スーツケースタグ(^^♪。前に一つ買って重宝してたの。
今日は青アンペルマンと赤アンペルマンの子供の”ピンクアンペルマン”を買いました。
今回手に入れた、新品”ピンクアンペルマン”。
以前に買って、たくさん旅を経験した”赤アンペルマン”。
買い物バックも可愛いのたくさんあるよね。
私、前に自分用とお土産用に10枚以上買ったことあるよ~(^^♪
私も、アンペルマン好きで、リュックとかTシャツとか傘とか、たくさん持ってる~(≧▽≦)。
アンペルマンカフェとレストランにも、何か目標達成したら、ご褒美に行ってみるー(^^♪。
本当に、その日友人が持っていたリュックは”アンペルマンリュック”でしたw。
ベルリンの本日最後の散策場所
アンペルマンで買い物後、まだちょっと時間があったので、家に戻る前に、もう一か所寄ってみることに。
ここ数年で新しくできた観光地があるので、そちらに向かいます。。。
普段、日本からの友達をベルリンに案内するときは、必ず一緒に行く、かつての”東と西の境目”を目の当たりにできる、チェックポイントチャーリー。
地下トンネルを作って西に逃してくれた建物があり、そこが博物館になっています。
この二つは、今回撮った写真ではありませんが、
建物はこんな感じ。
今でも、チェックの人が二人立っています。道路の真ん中。
(余談ですが、ベルリンの地下鉄の出入り口は、このように道の真ん中にあります。なぜだろう???)
でも、今回行くのはチェックポイントチャーリーではなく、そこから歩いて10分くらいのところ。
人気のレトロ車、”トラビ”
あー、トラビだ~。
トラビ好きなんだよねー(≧▽≦)
目的地に行く途中で、トラビ発見。
トラビというのは、旧東ドイツ車。レトロでかわいい佇まいから、今もマニアに人気の車。
”トラビ”というのは愛称で、正式名は”トラバント”っていうみたい。
きちんと申請すれば、今も公道を走れます。
ベルリンではトラビは観光用車として、街中を走っています。
(ご安心を。レトロな外見とは裏腹に、エンジンは最新式だそうです。
【もと添乗員さん情報】)
ここで申し込んだら、乗れるみたい。
17時までって書いてありますね。
道路脇で、”今すぐにでも乗って下さい”、とばかりに待機しています。
壁の新名所“トポグラフィ・オブ・テラー”。
しかし、ここは素通りして、目的地“トポグラフィ・オブ・テラー”へ。
”ベルリンの壁”と、当時その下にあった、”秘密警察(ゲシュタポ)本部”の地下牢の跡が見られます。
以前はただ、”東西を分ける壁”が無造作に立っているだけの場所だったのですが、そこが整備されて、施設になっていました。
見えてきました。以前はなかった看板が立っています。
左側に小さく建物も見えます。
思ったより、大勢の人が訪れています。
奥の上にあるのが、ベルリンの壁。
地下のレンガが、秘密警察本部の跡地、”地下牢”です。
建物本体は第二次世界大戦中、空爆で崩壊したそうです。
秘密警察は、ベルリンの壁に沿って建てられていて、現在はレンガの地下牢の跡地に、その当時の写真が説明付きで展示されています。
壁の最後です。後ろにもドイツ語で”トポグラフィ・オブ・テラー”の看板があります。
左側のベルリンの壁の手前、今は柵で覆われていますが、最初は柵がなかったそうです。
でも、壁を持って行ってしまう人が多発ということで、後から”盗難防止用”に柵ができたそうです。
(添乗員さんだった、友人から聞きました。)
2009年に撮った、未来の”トポグラフィ・オブ・テラー”予定地の写真と比較
私は2009年にもベルリンに来ています。
ベルリンの世界陸上を見に来たのですが、その時、同じ場所を写真で撮っていました。
【当時何もない場所をなぜ写真を撮ったのか。】
自分でもはっきり意識していたか微妙ですが、多分、”イーストサイドギャラリー”でアートになったベルリンの壁、
観光名所となった”チェックポイントチャーリー”や”ベルリン郊外の収容所跡地”と比較して、
当時何も飾らず”素”のままの状態で放置されていた、ベルリンの壁をみて、こちらの方が”生のベルリンの歴史”を感じたからだと思います。
当時、これがベルリンの壁だということすら、どこにも書いてなかったと思います。
車道から内側が少しだけ見えます。ただの工事現場にしか見せません。
同じく車道から。
車道側が旧東側で、壁の内側が旧西側。
(2009年当時もそういう話をした覚えが)
今の”トポグラフィ・オブ・テラー”の入り口。
当時は、左下にナチスの”秘密警察本部”の地下が残っているとは知りませんでした。
あの頃掘り起こしていたのでしょうか。
当時は本当にただの工事現場にしかみえませんでした。
こちらは2018年。
”トポグラフィ・オブ・テラー”の後ろに位置する”Martin-Gropius-Bau”美術館。
この建物は、2009年も2018年も変わりありませんでした。
ドイツ人の大家さんに、日本のカレールーで作るベジタブルカレー
そろそろ夜になってきたので、家に戻ることにします。
一泊お世話になるお礼に、大家さんに日本のカレーをご馳走するよ。
日本のカレールー、持参するね。
わー、貴重な日本食材、ありがとう!
大家さん、日本のカレー食べた事ないから、きっと喜ぶよ(^^)!
そう、日本の食材は、ドイツではとっても貴重なのです。
カレールー以外の材料を、スーパーに買い出しに。
大家さんはベジタリアンで肉を食べないそうなので、ライス、玉ねぎ、人参そして、肉の代わりと言ってはなんですが、コーンの缶詰を買いました。
ジャガイモは家にあるから使っていいよ。
炊飯器がないから、ライスは私がお鍋で炊くね。
ありがとう!
じゃあ、私はルーを作るね。
というわけで、分担作業。
できたよー(^^♪。
御飯も炊けたよー。
大家さんは、今日は帰りが遅いから、私たちは先に食べよう!
というわけで、夕食開始。
私はもちろん、、、
ベルリンの地ビールで乾杯(^^♪
わー、カレーにコーンって初めて食べたけど、美味しい!
触感がいい、合うね(^^)!
というわけで、友達も喜んでくれて良かったです。
明日はベルリンのお祭りに行きます。
これまたハイデルベルク時代の知り合いが、お祭りで”神輿”を担ぐのです。
ベルリンの小旅行②に続く。
当ブログの人気記事「ドイツ語会話で必要な文法はこれだけでいい!」を改良し、わかりやすくまとめました。
テキスト部分と学習ノートの2部にわけ、例文も盛りだくさんです。
最短で効率よく実用ドイツ語をマスターするために、ぜひお役立てください。
ドイツ語会話に最低限必要な4つの文法教えます ドイツ在住・留学、実用ドイツ語会話を今すぐ身に着けたい方へ
オプションで、テキストに関する質問、その他ドイツ生活に関する質問も受け付けています。
その他、ドイツ語やドイツ生活に関するご希望テキストがあればリクエストを受け付けます。
お気軽にメッセージをお寄せ下さい。
ハイデルベルク大学修士卒業・ハンブルクの企業で代表を務め、社内ベンチャーで異業種起業をして繁盛店にする。
記事執筆・翻訳通訳・ドイツ語個人レッスン経験あり。
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