ドイツで一人暮らしをしていると、荷物の発送、受け取りが大変!
郵便局が開いている時間になかなかいかれないし、不在通知を受け取ってもなかなか取りに行かれない。
特に、ここ2、3回続けてトラブルが起こったので、配達業者そのものに疑心暗鬼。
しかし、まったく使わないわけにもいかない。
というわけで今回は、この不便さを解消する、24時間自由に荷物の受け渡しができるシステムのご紹介です。
ドイツの宅配業者事情
まずドイツの宅配システムについて、簡単にご説明します。
いくつかサービス提供業者はあるのですが、実際使われているのはDHLの一人勝ちと言ってもいいでしょう。
DHLというのは、ドイツ郵便の一部で、小包宅配業務を請け負っている部門です。
これまで、DHL以外の宅配会社も仕事で何度か使ったことはあるのですが、あまりにもお粗末なので、数回で使うのをやめました。
何が起こったかというと・・・
- 同じハンブルク市内なのに、一週間たっても届かない!
しかも、やっと届いた時には、送った時に使った封筒ではなく、何やら立派な小荷物用段ボールに入れられており、外側がやたらと綺麗。
しかし、中を開けてみると、、、
- 中の包みは破けており、あまつさえ、書類にははっきりと足跡が!
書類にここまではっきりと靴の跡がついてるって、どういうこと???
預かった荷物を、踏んづけて歩くの!?
しかも、中の損傷を隠すために、封筒を綺麗な小包に取り換えるって考えられない!
しかし、仕事上やむを得ず、数回この業者を使ったところ、またすぐ全く同じことが起こったのです!
急ぎの大事な書類が”一週間後”に”足跡付き”で届きました。
一度ならず、二度までも!
もう、この業者絶対使わない!!!
何故かトラブル続きのドイツポスト(DHL)
かといって、実のところ、DHLが特別優れているというわけでもありません。
ここ数回、いろいろな目にあっています。
- 2017年夏: スマホを新調。職場に送りたかったが保険がつかないという電話会社の話で、仕方なく自宅に送る。働いていて当然不在なので、不在届をもらった次の日、数駅先の郵便局まで取りに行く。すると、一週間の保管期間を経過したから先方に送り返したと!買ってから一週間も経ってないのに、保管一週間なんて経っているわけがない。
- 2017年秋: 日本の実家からの荷物が届かず、不在届も受け取ってない。数回電話するも、税関で留まっているようだ、とのこと。しばらくしたら、何故か日本の実家に荷物が逆戻り。住所も正しいし、こちらには何の不備もなかったのに!もう一度高い送料を払って、ドイツに送りなおした。今度は1週間もしないうちに届いた。
- 2018年1月: ハンブルク市内に荷物を送るも、先方に届かず。しばらくしたら、手元に戻ってきた!苦情を言っても特に何の弁償があるわけでもない。市内なので、もう配達は使わず直接持って行った。住所もあっており、なぜ届かなかったか不明。
- 2018年5月: インターネットのルーターが届く日のはずの金曜日に届かず。メールの追跡サービスで確認したら、いつの間にか”配達しましたが不在でした”との結果が!ポストを見ても不在通知は入ってない!よくよくメール結果の内容を確認したら、小さく”やむを得ず、配達員がうかがえなかった可能性もあります”だって!一日中家で待っていたのに、誰か配達に来たわけがない。結局週末に入ってしまい、システム上月曜はピックアップ不可、やっと火曜日に地下鉄で数駅離れたところまで取りに行った!
普段荷物を送る事はあまりないので、ここ最近、事故遭遇率ほぼ100%!
一体どういうことなんだ!
まあまあ、落ち着いて。荷物がなくなってないだけでもまだましでしょ。
イタリアを思い出して。送った郵便、届きもしなかったじゃない。
そこと比べるわけ!?
なかなか便利そうなDHLのパケットステーションサービス・価格も最大1ユーロお得
とはいうものの、他にいい宅配業者があるわけでもないので、必要な時は使うしかない。
そもそも、一人暮らしで働いている人が、荷物を送ったり、受け取りたいときどうすればいいの?
車もないし、大きい荷物が不在中に来たら、取りにもいかれない。
私はDHLのパケットステーションのシステムを使っているよ。
あれなら、もし不在の時も、近所の指定したパケットステーションに荷物を届けてもらて、自分で24時間好きな時にピックアップできるよ。
そして、自分が荷物を送りたい時も、郵便局まで行かなくても、好きな時にパケットステーションに持っていけばいいの。
使ってて問題ない?
その方法なら、少しはストレス少なくなるかもね。
それだったら、試してみようかな~。
ということで、こちらから登録しました。
画面に沿って登録作業を進めていくと、メールでの本人確認作業があり、数日後、郵送で登録カードが送られてくるのです。
そのカードに書いてある登録番号を、DHLのインターネット登録画面に入力すれば、手続き完了です。
登録料も、使用料もかかりませんし、ドイツの約3000箇所にこのようなパケットステーションがあるので、不在通知を持って数駅先の郵便局まで取りに行くよりは、ずっと効率的です。
私の家からも調べてみたところ、いつも買い物に行く数百メートル先のスーパーの一角に、パケットステーションがありました。
DHLのこちらにサイトに自宅の郵便番号を入れれば、最寄りのパケットステーションの地図が出てきます。
あれ、よく見たら、宅配日変更したり、宅配場所変更したりもできるわけ?
こんなサービスあったっけ?
何やっても機能しない気がして、ちゃんと見たことなかったよ(-.-)・・・
なるほど、不在の時に宅配場所を最寄りのパケットステーションに指定したりもできるわけだ。
もともと、DHLには追跡サービスがあります。
荷物を送った時に受け取る追跡番号で、荷物がどこまで運ばれているのかチェックするのです。
追跡機能は問題なく動くのですが、人がその通りに動いていないんですよね・・・
追跡しながら、ある場所から数日間、荷物が全然動いてない状況を見て、いらいらするばかりだったのです。
この方法だったら24時間いつでも荷物配達できるわけだし、問題起きないかも・・・
配達する人も、知らない家を探すわけではなく、決まったステーションに荷物を置けばいいだけです。
ステーションのボックスを開けて、荷物を取り出すのは、スマホに送られてくる暗証番号を使うようです。
早速、荷物を一つ送ってもらったので、今度こそは、問題なくスムーズに届くことを期待します。
ドイツで、同じような問題を抱えている方、料金はかかりませんし、デメリットはないと思うので、このシステム、試してみてはいかかでしょうか。
オンラインだと、送料も最大1ユーロ安くなります。
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ハイデルベルク大学修士卒業・ハンブルクの企業で代表を務め、社内ベンチャーで異業種起業をして繁盛店にする。
記事執筆・翻訳通訳・ドイツ語個人レッスン経験あり。
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