ハイデルベルクの旧市街【おすすめ一日観光】

2019年春 晴天

ここは、ドイツの中都市ハイデルベルク。

 

丘の上にそびえるハイデルベルク城、ドイツで最古の1386年に創立されたハイデルベルク大学がある学生町としても有名です。

 

ハイデルベルクはかつて私が10年間住んでいた町で、ハイデルベルク大学は私の母校でもあります。

そして第2の故郷でもあります。

 

本日は、そんな私が初めてハイデルベルクに来た人にお勧めの【ハイデルベルク一日観光スポット】をご紹介します。

特に晴れた日にお勧めのルートです!

 

ちなみに一日も観光の時間がない!という人はこちらをどうぞ。

2時間でハイデルベルクのメインコースを見学しています。

2018年6月某日 ハンブルクから第二の故郷ハイデルベルクへ週末の小旅行。 本日は三日目です(二日目の様子はこちら)。 htt...

 

ハイデルベルク旧市街―観光前に腹ごしらえ

ハイデルベルクで必見の旧市街。

観光の前にまずカフェで腹ごしらえです。

fujiko

fujiko
観光は結構歩くから、そのまえにエネルギー補給!

 

最初はメインストリートである”Hauptstraße”の老舗のカフェ【シャーフホイトレ】に行こうと思ったのですが、残念ながらお休みでした。

 

昔このカフェの上の階に1年間だけ住んでいたので懐かしさも兼ねて久々に行きたかったのですが、お休みで残念。

しばらくの間改装工事をして、ちょうど終わったところだったようです。

 

気を取り直して、同じくメインストリート沿いにある別のカフェへ。

せっかくなのでチェーン店じゃないカフェを選びました。

写真の左手にあるカフェです。

内装もなかなか可愛らしいのです。

選んだのは、パンも卵も付け合わせもデザートのたっぷりのブランチ。

これだけ食べれば、これからいくら散策してもお腹がすくことはないはずです。

 

ハイデルベルク大学図書館

最初の観光場所は、大学町と言われるハイデルベルク大学の図書館です。

 

先ほどのカフェから裏道を通って、大学の学食を通り抜けます。

そしてウニプラッツを通って大学図書館の前へ。

卒業試験の前には私も通って勉強した、なつかしい場所です。

 

毎日通っていた時は気が付かなかったけど、改めてみるとカッコいい建物です。

中に入りたかったけれど、こちらもカフェ同様今日は閉まっていました。

残念。。。

 

ハイデルベルク大学―学生牢

気を取り直して、お次はこれまたハイデルベルク大学の観光名所の一つ【学生牢】に行きます。

 

昔大学が自治制だったころ、規則違反をした学生をこの牢に閉じ込めたそうです。

もちろん今は使われておらず、学生牢跡が観光名所になっているのです。

こちらが学生牢の入り口です。

 

一階のショップでチケットを購入して、上の階の学生牢を見学します。

階段の途中から、かつての学生が書いたアートがすごい。

このころの学生さんてみんな芸術的センスがあったのか、と驚きます。

 

階段を登り、廊下へ。

そこから各小部屋(牢)がのぞけます。

 

ストーブがついています。

ベットもあるけど、なんだか小さい。。。

このころのドイツ人て小さかったのかな???

 

テーブルがある部屋もありました。

 

見終わって下に降ります。

チケットを買った一階のショップにはハイデルベルク大学のグッズが売っています。

 

今回は私は何も買いませんでしたが、以前ハイデルベルク大学を卒業してハンブルクに引っ越しする時、記念にマグカップを買いました。

今でも大切に持っています。

 

ショップではその他Tシャツやパーカーや小物なども売っています。

ちょこっと見学するのも楽しいです。

 

ハイデルベルクの象徴―ハイデルベルク城

次はハイデルベルクの象徴であるハイデルベルク城へ行きます。

眺めるだけでなかなか上に登る機会が少ないハイデルベルク城ですが、実は徒歩でも登れます。

しかし、今日はこれから歩く予定が満載なので、ケーブルカーに乗ります。

 

乗ってしまえば、ひと駅であっという間です。

まずは無料で楽しめるハイデルベルクの庭散策です。

 

門の中を入ると、早速ハイデルベルク城の廃墟が見えます。

そうです、ハイデルベルク城は完全なお城ではなく、半壊したお城。

その廃墟の様子が風情があると、それがまた人気の一つになっているのです。

 

お堀跡が見えます。

 

庭をてくてくと散歩します。

天気もよく、犬と一緒に来ている人もいて、すれ違う人みんなニコニコしています。

 

お城をの裏側。

こうやって歩くと結構大きくて、なかなか全体を撮るのは難しいです。

 

上からネッカー川と旧市街が一望できます。

そして石造りのアーチがきれいで観光名所の一つである、カールテオドール橋(アルテブリュッケ)もきれいに見えています。

 

庭の一番端まで来ました。

なんという絶景。

こんな絶好の環境で見られるなんて、住んでいた当時でさえなかなかありません。

 

この構図で撮った写真がいくつも絵葉書として売られているのも納得の美しさです。

 

これだけでも充分来た甲斐がありますが、今日はこれからお城の有料ゾーンに入ります。

 

ハイデルベルク城 有料ゾーン

この塔の下はアーチになっていて、そこからが有料ゾーンです。

 

中に入ると中庭があります。

 

ハイデルベルク城【薬事博物館】

右手にある建物は【薬事博物館】です。

 

中に入ると、薬の小瓶がずらーり。

陶器好きにはたまりません。

 

木箱の薬入れもかわいいのです。

 

当時どうやって薬を作ったのかなどのレシピも。

 

薬の原材料が浮かんでいます。

なんかこれはリアルでおどろおどろしいですね。。。

 

当時の薬局はこんな感じだったのでしょうか。

 

私は陶器が好きなので結構楽しかったです。

陶器好きの方はぜひ一度行ってみてください。

 

次は直径7メートルもの大きさのワイン樽の見学です。

 

木製では世界一【直径7メートルのワイン樽】

薬事博物館を出て、中庭の左側に行くと、そこにはワインバーがありました。

 

何を隠そうハイデルベルク近隣は白ワインの産地でもあります。

 

そして、ワインバーの右奥にはかつて実際ここで使われていた巨大なワイン樽があります。

 

なんと直径7メートル、長さ8.5メートル。

上からのぞくとかなりの高さ。

 

樽を触っている人と比べると大きさがよくわかります。

なんと、222000リットルもの容量があるそうです。

 

これだけ飲み干すのに一体どれくらいかかったんでしょうね。。。

 

というわけで、せっかく来たのでワインバーで地元の白ワインを頂きます。

樽を飲み干すまではいきませんが、ちょっとだけ当時の気分を味わいます。

 

巨大ワイン樽とワインを楽しんだ後は、お城の反対側へ。

 

お城からネッカー川を一望

お城の裏側に行くと、ネッカー川が一望できます。

カールテオドール橋も向かいの哲学の道もきれいに見渡せます。

 

裏側のハイデルベルク城はまた今までとは雰囲気。

 

丸い塔があったり。

色もピンクがかって、今までの場所とはちょっと違います。

 

ここから下の眺めはいっくら見ていても飽きませんが、きりがありません。

次の予定もありますし、そろそろ下山の時間です。

 

ケーブルカーで登ってきたのとは反対側から徒歩で降ります。

 

ここからの眺めもこれで見納め。

 

日差しと緑がきれいです。

景色を見ながら降りてきたら、降りるのがあっという間に感じました。

 

ちょこっと立ち寄れるお勧め場所

お城から下に降りてきました。

これから哲学の道に向かいますが、せっかく下に降りてきたのでちょこっと寄り道。

 

イエズス教会

この数年で内装がきれいになったイエズス教会。

真っ白な内装で、ここに座っているとこころがちょっときれいになった気分になります。

(気のせいか???)

 

名物―学生のキスチョコ(シュトゥデンテンキス)

そしてハイデルベルクの老舗名物チョコ【学生のキス】

かつてのハイデルベルク大学の学生がお互い想いがある人に送りあったというエピソードのあるチョコレートです。

 

今回久々に食べました。

中がウエハウスとチョコになっていて安定の美味しさです。

 

 

その他、これまた近所の精霊教会自家製ビール醸造レストラン”フェッター”など、ちょこっと寄れる場所を知りたい方はこちらへ。

2018年6月某日 ハンブルクから第二の故郷ハイデルベルクへ週末の小旅行。 本日は三日目です(二日目の様子はこちら)。 htt...

 

カールテオドール橋からゲーテも通った【哲学の道】へ

旧市街から、先ほどハイデルベルク城からきれいに見えていたアーチ状の橋、カールテオドール橋に来ました。

私はずーっとこの橋をアルテブリュッケ(ドイツ語で古い橋)と呼んでいました。

どちらが正式名称かわからないくらい、どちらも耳になじんだ名前です。

 

ここからは逆にハイデルベルク城がきれいに見えます。

 

川のきらきらもきれいです。

しかし、ここから長くて細い【蛇の道】を通って【哲学の道】に行きます。

 

哲学の道、というだけあってゲーテカントを始め多くの哲学者や芸術家が散策した場所なのです。

 

細い石造りの道を休みながらゆっくり登ります。

ほどんど一方通行と言えるくらいの細さですが、上からも人が降りてきてすれ違うこともあります。

 

道半ばでこの高さ。

向かいに見えるハイデルベルク城がきれいです。

 

哲学の道にたどり着きました。

この山はもっと上まで続きますが、今日はここまでで充分。

 

(ずーっと昔、スマホのない時代、

もっと上まで登って途中で雨が降ってきて道もわからなくなって

遭難しそうになって焦ったことがあります。)

 

今日は哲学の道のベンチに座ってゆっくり景色を眺めます。

 

久々のハイデルベルクはやっぱりきれいな町でした。

 

もう太陽の光が夕方を示しています。

一日でハイデルベルクを満喫することができました。

 

みなさんもぜひ一度訪ねてみてください。

 

 

旅行で使う簡単で短いドイツ語を発音付きで教えます ドイツ在住19年が選んだドイツ旅行でよく使うフレーズ55選!

 

実用ドイツ語教材

当ブログの人気記事「ドイツ語会話で必要な文法はこれだけでいい!」を改良し、わかりやすくまとめました。

テキスト部分と学習ノートの2部にわけ、例文も盛りだくさんです。

最短で効率よく実用ドイツ語をマスターするために、ぜひお役立てください。

 

ドイツ語会話に最低限必要な4つの文法教えます ドイツ在住・留学、実用ドイツ語会話を今すぐ身に着けたい方へ

オプションで、テキストに関する質問、その他ドイツ生活に関する質問も受け付けています。

 

 

その他教材全一覧はこちらへ。

 

その他、ドイツ語やドイツ生活に関するご希望テキストがあればリクエストを受け付けます。

お気軽にメッセージをお寄せ下さい。

メッセージはこちらへ

ハイデルベルク大学修士卒業・ハンブルクの企業で代表を務め、社内ベンチャーで異業種起業をして繁盛店にする。

記事執筆・翻訳通訳・ドイツ語個人レッスン経験あり。

 この記事へのコメント

  1. NoriyukiTanaka より:

    美しい建築物、風光明媚な風景を楽めました。解説わりやすくてよかっです。ワイン美味しそうだ。

    • fujiko より:

      コメントどうもありがとうございます。
      ハイデルベルク気に入って頂けて嬉しいです。
      ぜひ一度遊びに来てください。
      ドイツワインとビールなかなかですよ〜!

 COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

Harry Potter と呪いの子 in Hamburg

ドイツのハレで、2018年ゲーリーウエーバーオープンテニス観戦③

ドイツからスペインのマドリードへ 観光編⑧

ドイツのハレで2019年テニス観戦④【ダブルス準決勝】

ドイツのベルリンへ再訪①―何度行っても奥が深い

フレンチオープンテニス観戦記①【チケット購入方法】