今度ドイツに旅行に行くんだけど、覚えておいたほうが便利な言葉って何かな?
それだったら、絶対【ダンケ/danke】と【ビッテ/bitte】の二つだよ!
ダンケ(danke)とビッテ(bitte)というドイツ語、今までにあなたも聞いたことあるのではないでしょうか。
”ありがとう”と”どうぞ”っていう意味なんだけど、いろいろ使えてとても便利なんだよ。
確かにダンケとビッテは”ありがとう”と”どうぞ”という意味なのですが、実はその他にもさまざまなシチュエーションで使える便利な言葉。
ドイツでは山ほど使う大変便利な言葉なので、今回はこの二つの単語の説明をします。
ダンケとビッテは対の言葉
誰かに”ダンケ”と言われたら、必ず”ビッテ”と答えます。
もうこれは何も考えずに、反射で言っているくらいw
それくらい、“ダンケ”と”ビッテ”は対で使われます。
日本語にすると、【ありがとう】【どういたしまして】になります。
あれ? ビッテの意味は”どうぞ”じゃないの?
ビッテは”どうぞ”だけじゃなくて”どういたしまして”やその他いろんな場所で使えるの。
1.【どうぞ】のビッテ
カフェで注文をするときなど、コーヒーお願いします、というとき難しい文章を言わなくても、”Einen Kaffe bitte.” (アイネン カフェ ビッテ)で通じます。
「コーヒーを一つお願いします」という意味になります。
“bitte”がないと、「コーヒーひとつ!」と大変横柄な言い方になりますので、”bitte”は必ずつけましょう。
それくらいビッテは大切な単語だよ!
注文するときは必ずビッテをつけてね。
2.【どういたしまして】のビッテ
レストランで食事の後や、お店で買い物をした後など、あなたが”ダンケ”と言うと、必ず”ビッテ”という言葉が返ってきます。
逆の場合もそうです。誰かがあなたに”ダンケ”や”ダンケシェーン”とお礼を言った時は、必ず【どういたしまして】の意味で、“ビッテ”や“ビッテシェーン”で返しましょう。
“ダンケ”と”ビッテ”は条件反射的にセットで使うのです。
3.【お願い】のビッテ
これは相手に何かお願いするときのビッテです。
”お願い、窓開けて”、”お願い、そこのジュース取って”、”お願い、駅まで送って”のお願いです。
ビッテをつけないと、「窓開けろ」「そこのジュース取れ」「駅まで送れ」っていう命令になって、とっても失礼。
何か頼むときは、絶対ビッテを忘れないでね!
4.【え、何ですか? 】のビッテ
相手が言ったことが聞き取れないことってありますよね。
なんて言ったのかわからなくて、聞き返すとき、ビッテ?またはwie bitte? (ヴィー ビッテ?) と語尾を上げて言うと、相手がもう一度言ってくれますよ。
ヴィー ビッテ? は絶対使うから、何度も口に出して練習してみよう。
5.【次どうぞ】のビッテ
こちらもパン屋さんなどでよく使われますが、順番を待っていて、次があなたの番の時、お店の人が次の人どうぞ、の意味でbitteとかbitte schönと言うことがあります。
その時は注文を伝えましょう。
次の人が誰かわからない人は、【次の人どうぞ】の意味で”die Nächste bitte” (ディ ネーヒステ ビッテ) とか”Wer ist die Nächste?” (ヴェア イスト ディ ネーヒステ? / 次の人は誰ですか?) と聞かれることもあります。
その時自分の番だったら、Ich(イッヒ/私です)と言って注文します。
ダンケ
“ビッテ”に色々な用法があるのはわかったけど、”ダンケ”にもいろいろ使い方があるの?
んー、”ダンケ”ね・・・
“ダンケ”は、「ありがとう」って思った時に使えばよし!
えー、何それ、そんなに簡単でいいの( ̄▽ ̄)???
そ、簡単でしょ(^^♪。
丁寧に言いたいときは、”ダンケ”だけじゃなくて、”ダンケシェーン”って言ったらいいよ。
【ありがとう】だけじゃなくて【どうもありがとう】って意味になるから。
“ビッテ”に比べて、”ダンケ”は単純なのです。
他にもっと丁寧な言い方として、“vielen Dank”(すごくありがとう)とか“herzlichen Dank”(心からありがとう)などのバリエーションもあります。
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ハイデルベルク大学修士卒業・ハンブルクの企業で代表を務め、社内ベンチャーで異業種起業をして繁盛店にする。
記事執筆・翻訳通訳・ドイツ語個人レッスン経験あり。
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