2019年1月に現在住んでいるハンブルクから、デュッセルドルフへ引っ越しをすることになりました。
ドイツバーンで約3時間の距離です。
私にとって2回目のドイツ国内の引っ越しです。
一度目はハイデルベルクからハンブルクへ、そして今回はハンブルクからデュッセルドルフへ。
同じくドイツ国内の引っ越しを予定している人のお役に立てればと思い、せっかくなのでリアル引っ越し実況をすることにしました。
前回は、新居を探しに行くために必要は書類を待ちつつ、準備をしているところまででした。
ドイツでは、家を借りるのに日本のように保証人は必要ありません。
その代わりに多くの場合、定期的な収入を保証できる書類、そしてこれまでの借金や支払いの遅延をチェックする、保証機関からの証明結果の提出が要求されます。
引っ越しが決まってから約一か月、11月末にようやくそれらの必要書類がそろい、家探しを始められる状況になりました。
引っ越しするのであれば、電話回線の引っ越しなど、一か月前には言っておかないと希望日につながる保証はありません。
そういうことも含め、1月の引っ越しで11月末に必要書類が揃うというのは、本当にギリギリのタイミングです。
果たして無事に家は見つかるのでしょうか。
【初日・水曜日】ネットで目をつけていた物件の見学を申し込む
手元に書類が揃ってすぐしたこと。
それは「不動産屋さんとコンタクトを取って物件見学の予約をとること」です。
事前に大手不動産屋のサイトで目星をつけていたいくつかの物件に早速「この物件に興味があるので見学させてください」というメールを送ります。
すると同じネットサイトからでも物件によって違う反応が返ってきました。
一つは「このメールは大家さんに送られました。連絡が来るのをお待ちください」
もう一つは「さらに詳しい情報をご提供ください」というメールとともに記入表が添付されたもの。
うちにプリンターないのになあ。
仕方がないので、送られたフォームをコピーやさんに持って行って印刷して、それに記入したものをまたスキャンして(この日何度コピー屋さんを往復したか)不動産屋さんに送り返します。
フォームを送ると不動産屋さんから自動メールが来ました。
やっぱり、今日の今日ですぐアポをくれるとか、そんな簡単な話ではなさそうです。
そうなのです。
希望に合う物件があまりないのも問題ですが、そもそも新規物件がそれほど出てこないのです。
ここで微妙なのはデュッセルドルフという都市の大きさです。
デュッセルドルフの人口は約60万人です。
ドイツの中ではそこそこ大きい都市ではありますが、現在住んでいる180万人都市のハンブルクに比べたら小さいです。
とちょっと困っていると、知人が教えてくれました。
そうか、もしかしてデュッセルドルフの不動産探しってハンブルク形式じゃなくて、ハイデルベルク形式に近いのかも。
ハンブルクの前に住んでいたハイデルベルクは人口20万弱の都市でした。
確かにハイデルベルクでは、不動産屋を通さず、みんな口コミやローカル新聞などの情報を通して部屋の賃貸をしていました。
ってことは、ネットで不動産を当たるだけじゃなくて、週末現地に行ってローカル新聞チェックしたほうがいいかも。
書類が揃って家探しに動き始めたのが水曜日の午後。
色々な書類をプリントアウトして、記入してまたスキャンして、と一日プリンター屋さんと家を数回往復したらもう夕方でした。
それなら、週末にデュッセルに行って土曜日に週末ローカル新聞で不動産のチェックしたほうがいいかな。
というわけで、とりあえず金曜日から次の週の火曜日までデュッセルドルフに行ってみることにします。
部屋探し開始二日目【木曜日】
木曜日、不動産屋さんからまだ物件についての動きはありません。
今日は引き続きハンブルクの自宅からネットでデュッセルドルフの物件探しをします。
昨日見た不動産屋サイトの他に、もう一つ不動産サイトを見つけたのでそちらの物件も見てみます。
今までは慎重に選んでいたけれど、とりあえず物件見学のアポイントを取ることを最優先に、選り好みせず、希望にひっかかるところにはどんどんオファーを出していきます。
ちなみに探しているのは2019年の1月から、場所は中央駅の北側の3つの地域、二部屋、家賃は1㎡につき相場の10~14ユーロ以内で、50㎡前後のところです。
考えたら今住んでいるところも浴槽ついているけど、結局シャワーしか使ってないし。
日本のお風呂と違って、ヨーロッパのお風呂は浴槽がついていても洗い場がないし、広くて浅いし、なんだかんだであまり使う気がしないのです・・・
物件の数が多いのは嬉しいことです。
でも新しく見つけたサイトではなんだかわからないけど、シンプルに空き部屋の情報だけでなく、いろいろオプションがついているようです。
今私が持ってるSchufaもアップできるようにしてくれればいいのに。
えー、個人のプロフィール載せるのにお金かかるの!
それはちょっと・・・
こんな風になんというか「なんでもいいから手数料もらっておこう」という意図が見える気がして・・・
物件のアポイント来るかわからないけど、とりあえず無料のサービスだけ使って、興味がある物件にオファーしておこう。
というわけで、さらにいくつかアポ希望のメールを送ります。
数が多くなってくると、自分でもどこに出したのかちょっとあやふやになってきます。
興味のある部屋がすでに埋まっていたら、先方が断りの連絡をくれるわけではないので、連絡が来たところだけを気にしておけばいいのです。
夕方になって、とりあえず明日からのデュッセルドルフのホテルを取ります。
あとはネットさえつながればいいから。
という気持ちで探したら、ホテル、直前予約だと結構安いんですね。
4泊で町の中心部のホテルで150ユーロくらいからありました。
結局4泊で170ユーロくらいのところを選択しました。
ドイツのホテルは安いところでも清潔なのがいいところです。
二日目夜
とりあえず、家に関してはあとは急いでやることはありません。
明日からのデュッセル行きの用意と電車のチケットを買うくらいです。
電話が来てる。
夕方、いつも消音にしてるから気が付かなかったのですが、留守電にメッセージが入っていました。
留守電を聞いてみると「部屋の見学のことで連絡しました。興味があるなら電話ください。」
急いで電話をかけなおして、無事にアポイント終了。
ちょうどデュッセルドルフ滞在予定の最終日に予約ができました。
これだったら明日の金曜日そんなに焦って行く事ないかも。
ちょっと遅めでもいいかもなー。
アポが取れたからって、入居できる保証はありません。
他の人に入居が決まってしまう可能性があることもわかってはいます。
でもやっぱり何の約束もなくデュッセルドルフに行くよりは一つでもアポイントがあった方が嬉しいものです。
なーんてことを思っていると、夜また気が付いたら留守電が一つ入っています。
もう一つ物件の件で電話がきてた。
20時過ぎにきた電話だったのですが、他のことをしていたら2時間くらい気がつかず、今はもう22時。
でも今を逃すともし明日のアポイントだったら困るし・・・
あっちからかけてきてくれた電話だし、22時ならぎりぎりOKと思ってかけてしまいます。
相手の方は親切で、以前にも日本人の方に物件を貸したことがあるという話をしていい感じだったのですが、話している間にこの物件が空くのが2月1日からだということが判明。
一つだけ、2月1日からだって気が付かずに送っちゃった物件があったんだ。
運悪く、間違えて送ってしまった物件の方が連絡をしてきてくれたのです。
2月1日からだとやっぱり困るので、お互い残念だったのですが、この物件はなかったことに。
でも、今日電話でそれがわかっただけでもラッキーです。
そろそろ明日の電車のチケット取らないと。
ということで、出発時間も自分の中で大体決まったので、ドイツバーンで明日のデュッセルドルフ行きを予約します。
数日前に買っていれば19.90ユーロのチケットもあるのですが、前日だと正規値段しかありません。
ハンブルクお昼出発の片道90ユーロのチケットを買いました。
何日滞在になるかわからないしなあ。
とりあえず大切なのは、ネット環境をキープすべく、バッテリー、スマホ、タブレット。
ノートパソコンは迷いましたが、重いのでなし。
あとは不動産屋に見せるためのSchufa・労働契約書・パスポートがあればいいかな。
こんな呑気なことを言って部屋は無事に見つかるのか・・・
そしてデュッセル行きの準備は終わるのか。。。
ドイツ国内の引っ越し手順まとめ
ここまで家探しをやって気が付いたことをまとめます。
家を探すのはネットとローカル情報のダブルがいい
宿泊費は直前でも意外と安い・逆に交通費は直前はそこそこ高い
家探しはとにかく相手の都合に合わせるので、少しでもいいなと思った物件には連絡を入れる
続く。。。
仕事もそうだけど、家もめぐり合わせだから。
当ブログの人気記事「ドイツ語会話で必要な文法はこれだけでいい!」を改良し、わかりやすくまとめました。
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ハイデルベルク大学修士卒業・ハンブルクの企業で代表を務め、社内ベンチャーで異業種起業をして繁盛店にする。
記事執筆・翻訳通訳・ドイツ語個人レッスン経験あり。
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