ドイツには、日本のようにいつでも行かれる娯楽施設があまりありません。
日曜日は大抵のお店も閉まっているので、お楽しみといっても散歩に行って、カフェでコーヒーとケーキを楽しむくらいです。
そんなドイツでよくある日曜日のイベントは【ホームパーティ!】
参加者各自お料理か飲み物を持参するスタイルや、お誕生日パーティなど主催者が料理を準備して、参加者はプレゼントを持っていくスタイルなど様々。
もちろん、どれもそれぞれ楽しいパーティなのですが、参加者が日本人ばかりのパーティはまた格別です。
食に並々ならぬ興味を持っている日本人は、日本食が不足しているドイツでますます料理上手になっています。
納豆を自作する人、日本から調味料持参の人、日本で全く料理をしていなかった人が日本食恋しさに、思わず自炊を始めた人などなど・・・
いろいろな背景はありますが、とにかくお料理上手な日本人が多いのです。
(私はその中では少数派。なんせ町にラーメン店がないから、自分でラーメン作ろう、ではなく【ラーメン店を作ろう】という発想が最初に来てしまったくらいなので)
仲間うちのお気軽パーティから、豪華な誕生日パーティまで色々なパーティがあります。
メニューはやはりドイツではなかなか食べられない日本の味パーティが多いです。
例えば、餃子パーティ、たこ焼きパーティ、キムチ鍋パーティ、持ち寄りパーティ、手作りデザートや、美味しいお酒メインのパーティなどなど。
美味しい食事とお酒を飲んでいると、顔が自然と笑顔になります。
日本人がドイツで生活するうえで、美味しい食事は大切な元気の素の一つなのです。
今回は、そんなホームパーティの一つをご紹介します。
ホームパーティコンセプト【ワインに合う料理】
本日はサークル仲間の4人のミニホームパーティです。
今回のメインはイタリアの2006年物赤ワイン【バローロ】。
このワインとそれに合う料理を合わせて楽しむのが本日のホームパーティの趣旨です。
3時間前からデキャンタに入れて、準備万端。
いつ飲んでもいい状態です。
どんな味なのか飲むの楽しみ~!
そして、それに合う食事。
普段は和食メニューが多いのですが、今回はワインが主役なので洋食です。
メニューはこちら(写真・デザイン趣味の参加者の素敵な写真付き):
- 季節のサラダ(フレッシュフルーツ添え)
- ラムチョップのソテー
- 秋味のパルメザンリゾット
主催者さんが用意してくれた素敵な食事に、参加者たちが花を添えるものを持ち寄ります。
まずはシャンパンで乾杯!
シャンパンもどきのゼクトならよく飲むけど、本物のシャンパンを持って来てくれるとは流石!
辛めでキリッとスッキリした味わいのシャンパン。
なんか、最初からテンション上がります。
(コルクを抜くのは私の役目。
なぜかみんなやりたがらないんですよねー。。。
ポンッてコルクが抜ける感じ結構気持ちいいのに。)
まず初めは前菜のフレッシュサラダ!
オリーブオイルと米酢がちょっぴり効いたドレッシングも手作り。
柿の甘さとミカンの酸味、そしてルッコラの苦みがいい味だしてます。
美味しくてシャンパンがどんどん進んじゃいます。
なんか泡がちょっと強めにシャワシャワしていい感じなのです。
ゲスト3人がわしゃわしゃ楽しんでいる間に、今日のシェフがキッチンでメインのお肉を焼いています。
そして本日のメインディッシュのラムチョップのソテー!
そしてパルメザンリゾットも同時に完成!
さてさて、ここでいよいよ本日の主役、イタリアの王様赤ワイン、バローロの出番です。
そして、今回のもう一つの影の主役である、ワイングラス!
見てください、この大きく上に開いたチューリップ形のワイングラスを。
ドイツブランドのグラスなんですが、上が開いていることによって、ワインの香りがふわっと広がるのです。
そして、この大きさ。そして繊細なグラスの薄さ。
見てください、グラスが顔より大きいくらいなのをわかっていただけるでしょうか。
テンション自然に上がってきます。
そして肝心のワインの味はというと・・・
これで美味しくないわけがないって感じです。
なんというか、ワインからすべてのものを取り除いて、うまみだけ取り出したような味。
アルコールも心なしか少ない感じがして、飲んでも酔う感じがあまりしない。
4人ともみんなお酒好きなので、味わって飲んでいるつもりでもジャンジャン減っていきます。
リゾットも絶妙!
もう完ぺきすぎて何も言うことがありません。
ソースも自作でちゃんと何時間も前から漬け込んで準備している用意周到さ。
そしてみんなで持ち寄ったデザートも。
今日イギリスから戻ったばかりの一人はイギリス土産のチョコレート。
ドイツにもあるハーゲンダッツアイスクリーム。
日本ぽいものが恋しくなるドイツで、貴重な干しイチジク。
これはなんとチーズケーキ風味のおもち。
これもちもちした触感とチーズテイストが絶妙で結構おいしいのです。
ついでにこの間行ったマジパン発祥の地リューベックで買ってきた本場のマジパン入りチョコレートも持参。
後ろでは日本のテレビ番組、BGMは音楽趣味の主催者チョイスの懐メロ系が小さく流れています。
これでお酒が進まないわけがない。
シャンパンもバローロもとっくに飲んでしまい、和風のおつまみも相まって、お酒もだんだん別の方向へ。。。
日本ではもう手に入りにくい山崎。
NIKKAウイスキー。
最後にはどんどん種類が増えてこんな感じに・・・
一日中いいことしかない、本当にとても楽しいパーティでした。
主催者に感謝!
ドイツでのホームパーティ
気の置けない仲間と美味しいお酒と食事をしながら、なんてことない話をして楽しむ。
日々外国語と外国人に囲まれている私たちにとって、日本語を話す貴重な時間でもあります。
ホームパーティは、こんな風に心身ともにリフレッシュできるとても貴重で素敵な空間なのです。
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ハイデルベルク大学修士卒業・ハンブルクの企業で代表を務め、社内ベンチャーで異業種起業をして繁盛店にする。
記事執筆・翻訳通訳・ドイツ語個人レッスン経験あり。
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