2019年1月に現在住んでいるハンブルクから、デュッセルドルフへ引っ越しをすることになりました。
今回はドイツ国内引っ越し実録家探し編第4弾です。
前回は、やっと準備が整ったので、家探しにデュッセルドルフにやってきて、見学アポイントを2つもらったところまでです。
https://fujideu.com/2018/12/10/umzug-3/
今日はデュッセルドルフに来て三日目の日曜日です。
今回の滞在予定はとりあえず火曜日までです。
それまでに家が無事に見つかると嬉しいのですが、果たしてどうなるのでしょうか。
【日曜日】クリスマスマーケット
デュッセルドルフ滞在3日目です。
本日は日曜日のため、不動産屋さんも開いておらず、物件のアポイントもありません。
インターネットでいくつか興味のある物件に問い合わせのメールを送った後は、物件関係ですることはありません。
昨日は物件探しの町の散策のついでにいくつかクリスマスマーケットの近くを通りましたが、ただ通っただけで、全然何も見ていません。
今日はクリスマスマーケットが目的なので、一番行きたいと思っていた市庁舎前のクリスマスマーケットに行く事にします。
市庁舎前のクリスマスマーケットへ
ホテルから出て、昨日も通った旧市街の方を通って、目的の市庁舎前のクリスマスマーケットに行く事にします。
ホテルの近くにある川沿いを通って、旧市街方面へ行きます。
閉まってる!
昨日あれだけ賑やかだった旧市街のクリスマスマーケットが今日は閉まっています。
まあ、ここは昨日見学したので、本日の目的地市庁舎方面へ向かいます。
途中の通りに、レストランがたくさん並んだ通りがありました。
デュッセルドルフはハンブルクに比べて全体的に飲食店の数が多い気がします。
しかもどれも結構おいしそうなレストランなのです。
でも気になるのは途中にあるクリスマスマーケットも全部閉まっていることです。
あ、開いているクリスマスマーケットもありました。
ここは昨日通りがかりにソーセージを買ったクリスマスマーケットかな。
市庁舎の前のクリスマスマーケットが見えてきました。
観覧車も動いているし、ここは日曜日も開いているみたいです。
市庁舎前のクリスマスマーケットの屋台の建物がとてもかわいくて驚きました。
うん、これは来た甲斐がありました。
今年初めてのクリスマスマーケット名物のグリューワイン(温かい赤ワイン)!
デュッセルドルフのカップはハンブルクのカップより細長い。
グリューワインを飲みながら全体を見て回ります。
先ほど見えていた観覧車の入り口。
奥のお店もかわいい。
ぐるっと見て回って満足です。
他のクリスマスマーケットも見学
一番見たかったところを見たので、ホテル方向に向かいながら、違うクリスマスマーケットも見て回ります。
ここも賑わっています。
あー、こういう絵結構好きかも。
デュッセルドルフに住んでいたらいつか買っちゃうかもしれないなあ。
見物がてらお腹がすいてきたので、揚げたジャガイモを食べます。
となりはアップルムースのソースです。
ジャガイモのしょっぱさを甘さが打ち消す最強コンビネーション。
ソースの種類は4種類あるのですが、このソースが一番合います。
こんな感じのろうそく立てもいいなあ。
だんだん暗くなってきて、ライトアップがきれいです。
見ているだけでも楽しい。
下にあるのはいろんな香料です。
ホテルに戻ります
クリスマスマーケットの昼バージョンと夜バージョンを見て満足したのでホテルに戻ります。
行きに通った川沿いのところもライトアップしています。
クリスマスマーケットをやっていない道も、この時期はきれいにライトアップ。
寒くなってきたのので、途中でコーヒーをテイクアウトして飲みながらホテルに戻ります。
さっきジャガイモを食べたばかりなのであまりお腹がすいていません。
今日の夜は昨日スーパーで買っておいたつまみで夕食は終了。
もちろんビールとともに。。。
一応メールをチェックしますが、特に進展はなし。
明日はいよいよ物件見学の日です。
一応明日の予定を頭の中で復習します。
あの物件いい物件だし・・・
あれ、でもひょっとしてせっかくデュッセルドルフにいるんだから、直接行った方がいいかな。
不動産屋さんの住所を調べると、街中でホテルからも歩いて行かれる場所にあります。
今日はクリスマスマーケットを楽しみましたが、明日はいよいよ部屋探しの本番です。
【月曜日】いよいよ物件見学
月曜日は朝起きて、ネットで新規物件チェックしたあと昨日の予定通り不動産屋さんに向かいます。
相変わらず大活躍のスマホのグーグルマップを頼りに歩きます。
約20分くらいてくてく歩いて、不動産屋さんの住所に到着します。
一階には違うテナントが入っているけど、ここでいいのかな?
よく見ると、確かにこの建物に不動産屋さんがあるようですが、日本と違ってもしかして事務所専用なのかな。。。
部屋を探しているお客さんが気軽に入る場所ではないように見えます。
すでに予約のあるお客さんしか受け付けないのかもしれません。
仕方がないからまず最初にここから電話してみよーっと。
せっかく不動産屋さんの前まで来たけど、そこから電話します。
それは残念。
場所はxxxで家賃はxxxで・・・
見学させてもらえますか。
できたら今日がいいのですが。
もう申し込み用紙は記入していただいているのですね。
でしたら、お客様のご希望を担当に伝えます。
担当に連絡して折り返し電話しますので、しばらくお待ちください。
あらら、結局用事が電話で済んでしまいました。
でも先週の物件もう埋まってたのは、残念。。。
今のうちに買っておこーっと。
いつ折り返し電話がくるかわからいのにずーっとその場で待っているのも寒いし退屈です。
ここらへんだったらコンタクト屋さんもありそうなので、ハンブルクを出る直前で切れていることに気が付いたハードコンタクトの保存液を買いに行きます。
運よく、ちょっと歩いたら眼鏡屋さんを見つけてそこで買うことができました。
あれ?
着信が入ってる。
留守電を聞いてみると、不動産屋さんから折り返し電話が入っていました。
慌てて折り返します。
ちょうど私その物件に今日行くので、17時に来てもらえれば物件を見学できますよ。
住所を聞くと、今日15時半に見学を予定している物件のすぐ隣の通りです。
時間的にも場所的にもピッタリです。
見学に行きます。
やりました。
今日は二つの物件を見学することができます。
ちょっと安心したらお腹が空いてきました。
日本食ストリートであるインマーマンストリートの近くにいたので、お昼に日本食を食べることにします。
昼食はカツ定食
時刻はちょうど12時。
美味しそうでまだそれほど混んでいなかったとんかつ屋さんに入ります。
温かい玄米茶を注文しました。
じゃーん、とんかつ定食!
おいしそうです。
しかもお昼は定食が単品価格にサービスされているので、とってもお得です。
満足!
とんかつ定食を食べるのなんて何年振りでしょうか。
デュッセルドルフに来たら、好きな時にこれが食べられるようになるなんてなんだか不思議です。
お昼を食べた後は、いったんホテルに戻って、15時半の物件のアポイントまでゆっくりします。
いよいよ最初の物件見学
ホテルでしばらく休んで、時間になったのでいよいよ最初の物件見学に行きます。
またまたグーグルマップのお世話になりながら歩きます。
この物件は、土曜日に新聞広告に載っていた物件です。
女性のシングルのみに限定されたちょっと怪しいおじいさんがオーナーの物件です。
電話ではあまりいい印象がありませんでしたが、先入観は禁物。
他の物件との比較のためにも見学できるのは助かります。
約束より少し早くついたので、時間まで待ってから部屋を訪ねます。
大家さんは同じ建物の一番上の階に住んでいるようです。
部屋は3階かな。
広告に載っていたように二部屋です。
(微妙だなあ。。。)
これが第一印象です。
バスルームはタイルが結構かわいくて、バスタブもあっていいのですが、間取りがあまりよくありません。
キッチンの部屋がやけに大きいのです。
二部屋というから、今と寝室をイメージしていたのですが、これではキッチンと居間の二部屋です。
居間にベットを置いてそこを居間兼寝室にするのであれば、ワンルームと同じです。
そして備え付けのキッチンもやけに場所をとっていてとても古いのです。
私がいまいちな顔をしているのを見たのか、大家さんが「もう一つ空いている部屋がある」と言ってもう一つ部屋を見学できました。
さっきと比べて家賃高いんですか?
シャワーしかないのは残念ですが、こちらの部屋の方がきちんと居間と寝室とキッチンに分かれていて使いやすそうです。
でもその分家賃高いのかなあ・・・
きちんと区切られているだけで大きさはそんなに変わらないから。
んー、こちらの部屋の方ならまあありかな、という感じです。
ただ電話問い合わせたときも言われたように、とにかく誰も泊めるなとうるさいので、そこをもう一度確認します。
電話でも言ったように、日本からの友人やドイツの他の地方の友人が遊びに来たいって言ってるんですけど。
そんなに騒ぎませんし。
しかしおじいさんはかたくなで、全然譲歩しません。
連続だったら一年に一回4泊だけだったらいいよ。
ここはシングル専用の部屋だから。
8人の住民がみんな誰かを泊めたら16人になるじゃないか。
そんなのダメだよ。
8人の住民がみんないっぺんに誰か泊めるわけないでしょ。
ここにいるのはみんなシングルばかり。
色々な国籍のシングルの女性ばかりが住んでいるんだ。
それで話は終わりとばかり、全然物件とは関係ない日本の話をしてきます。
日航ホテル?
三菱とか・・・
えーと、ほらあの選手、知ってる?
えーと・・・
あれ、僕の話わかってる?
話題を部屋の話に戻します。
でもどうしても誰かを泊めてはいけないんですね。
僕も生まれてからずーっとシングル。
結婚もしたことないし、子どももいない。
だけど、普通だよ。
好きなのは女の人だけだし、するのは女の人だけだよ。
やれやれ。。。
(気持ち悪ッ。
こんなところに住んでたら夜中にカギ開けて部屋に入ってこられそうだ。
ひょっとして夜這いしたいから誰か泊めるの禁止してるのか???)
てなわけで、実のところどういうおじいさんかはわかりませんが「この部屋はないな」と心のなかで決断。
しかし、おじいさんには検討するという返事をして、表面上は普通にお礼を言って部屋を退去しました。
気を取り直して17時の次の物件の見学まで近所を散策します。
物件見学その2
見学の時間になって、建物の前で待っていると中からドアが開きました。
不動産屋さんと、誰かお客さんと一緒でした。
中にどうぞ。
あの人たちは今まで住んでいた人達。
たった今、カギの引き渡しをしたところなの。
とりあえずライバルではないようで良かったです。
部屋は4階でした。
全部リノベーションされてるし、居間とベットルームの二部屋。
しかもバスタブもあって理想的。
ここに洗濯機も置けますよね。
キッチンの横にはバルコニーもついていますよ。
これでこの家賃なんて本当に理想的。。。
あっ・・・
え、どうかしましたか?
もしかして、キッチンは大家さんじゃなくて住人が備え付けるんでしょうか?
キッチンを大家さんがつけてしまうと、壊れたときとかメンテナンスが大変でしょ。
だから大家さんはキッチンをつけるのを避けたいんです。
他は全部理想的なのに、キッチンがないなんて。
今までハンブルクでもハイデルベルクでも部屋探しをしていて、キッチンがない部屋は見たことがなかったのに。
ラッキーだったのね。
これからハンブルクから引っ越してくるからあまり時間がないんです。
家賃は少しくらい高くなってもいいからキッチンを備え付けにしてもらうのはどうしても無理ですか?
その他は本当に理想的な家なのに。
明日のお昼くらいには返事をします。
ありがとうございます。よい返事を待っています。
それ以外は本当に気に入ったので。
念のために私のSchufaで出してもらった私の信用保証結果お渡ししておいていいですか。
労働契約書も持っています。
用意がいいですね。
うん、完ぺきです。
じゃあ受け取っておきますね。
キッチンがないとはびっくりしました。
もちろん水道管や配線などキッチンを設置するために必要なインフラは整っているのですが、キッチン設備を買って自分でそろえるところから始めるとは・・・
このまま諦めるのはおしい物件だけどなあ。
でもキッチンをつけるのにはお金も時間もかかりそうだし・・・
大家さんがいい返事をしてくれればいいなあ。
いい物件だけど、やっぱりキッチンなしだったら諦めたほうがいいかなあ。。。
とにかく明日大家さんがいい返事をしてくれることを期待して、この日の物件見学は終了です。
ホテルにて今日のまとめと明日の対策
豪華な昼食を食べたので、夜はホテルに戻って軽く済ませます。
本日のお供はこのビール。
見学した物件は一つ目はなし、二つ目はキッチン次第で検討の余地あり。
念のためにちょこっとネットでどんなところでキッチン機器を購入できるのか、そして備え付けもしてくれるのか、軽く調べます。
いまいちよくわからないな。
とりあえず、明日の大家さんからの返事と、夕方の物件見学の結果次第だなあ。
明日は11時までにホテルをチェックアウトしないといけません。
昼間はホテルで荷物を預かってもらって、外出して、夕方の三件目の物件の見学まで対策を練ることにします。
ドイツ国内の引っ越し手順【まとめ】
今日の教訓は以下の通りです。
・新聞広告で探した物件は不動産チェックが入らず直接大家さんと交渉するため、人物の見極めが大切
・メールの連絡がないときは待つだけではなく積極的に電話で問い合わせるのがいい
続く。
https://fujideu.com/2018/12/16/umzug-5/
明日は、デュッセルドルフ滞在予定の最終日です。
果たして無事にいい家が見つかるのでしょうか。
当ブログの人気記事「ドイツ語会話で必要な文法はこれだけでいい!」を改良し、わかりやすくまとめました。
テキスト部分と学習ノートの2部にわけ、例文も盛りだくさんです。
最短で効率よく実用ドイツ語をマスターするために、ぜひお役立てください。
ドイツ語会話に最低限必要な4つの文法教えます ドイツ在住・留学、実用ドイツ語会話を今すぐ身に着けたい方へ
オプションで、テキストに関する質問、その他ドイツ生活に関する質問も受け付けています。
その他、ドイツ語やドイツ生活に関するご希望テキストがあればリクエストを受け付けます。
お気軽にメッセージをお寄せ下さい。
ハイデルベルク大学修士卒業・ハンブルクの企業で代表を務め、社内ベンチャーで異業種起業をして繁盛店にする。
記事執筆・翻訳通訳・ドイツ語個人レッスン経験あり。
最近のコメント