ドイツ旅行2泊3日【ドレスデン】2日目-2バスタイ橋

2020年8月。

ドイツではコロナ渦も少し落ち着き国内旅行は出来るようになりました。

それで行ってきたのはドレスデン。

初日は旧市街でツヴィンガー宮殿内の美術館、地元名物のアイアーシェッケなどを堪能。

2020年8月。 ドイツでコロナ渦により生活が一変したのは3月中旬。 6月くらいからだんだん緩和政策が始まり、8月はドイツ国内の移動や旅行は...

2日目の今日、行くのはドレスデンから約1時間の郊外。

午前中はケーニッヒシュタインという城塞に行ってきました。

2020年8月。 ドイツではコロナ渦も少し落ち着き国内旅行は出来るようになりました。 それで行ってきたのはドレスデン。 初日は旧市街でツヴ...

城塞の見学をして昼食も取り、満足した午後はもう一つのメインイベントのスイスザクセン国立公園の珍しい奇石群、そしてそのハイライトともいえる天空の橋バスタイ橋を見に行きます。

時刻はだいたい13時です。

ケーニッヒシュタイン城塞からスイスザクセン国立公園へ

ケーニッヒシュタイン駅から電車に乗ってひと駅。

目的地のKurort Rathen 駅に着きました。

乗ってしまえばすぐ到着です。

実はケーニッヒシュタイン駅でカフェでも行こうかと思ったのですが

電車の本数が30分に1本くらいと少ないので予定変更してすぐ電車に乗ることにしました。

駅を降りるとすぐ前にエルベ川が見えます。

目的のバスタイ橋はスイスザクセン国立公園の一部で川の向こう側にあります。

川のこちら側からも目的の奇岩が見えています。

今からあそこまで行くかと思うとワクワクします。

しかし、すぐ川の向こうに行かれるわけではありません。

橋がないので、川の向こう岸に行くために船に乗らなくてはいけないのです。

これがエルベ川。

向こう岸はすぐそばです。

手前にある船着き場から向こう岸の船着き場が見えるくらい。

しかも向こう岸にはすでに船が停まっています。

でも船には時刻表がなく、どうもあちら岸の船がいっぱいになったらこちらに渡ってくる模様。

あちらの船がいっぱいになるまで待たなくてはいけません。

近くて遠い向こう岸・・・

ここでも30分くらい待ちました。

近くても意外に移動に時間がかかります。

ケーニッヒシュタインからカフェでゆっくりしないでこちらに向かってきて良かったです。

やっと船が来てくれました。

船から向こう岸の近いこと。

自転車を持って乗船する人も多いです。

乗ってしまえばあっという間に向こう岸に到着。

可愛い街並みです。

船はなんとすべて横移動で向こう岸にたどり着きました。

あまりに近いので通常の船のように縦に移動ではなく横向きのまますーっと移動していくのです。

ドレスデンの地元名物アイアーシェッケと地ビール

ここからは自力で上に登るだけ。

ということで、これからの軽い登山に備えるためにエネルギー補給をします。

昨日に引き続き地元名物のケーキアイアーシェッケとお約束の地ビール。

ケーキに刺さっているフォークもドイツのお約束です。

時刻は17時。

いよいよバスタイ橋に向けて出発です。

ちゃんと道しるべが出ているので迷う心配はありません。

入り口はしっかり舗装された道と手すりで登りもそう急ではないので、安定感抜群。

バスタイ橋はスイスザクセン国立公園の一部で、国立公園内にはもっと多くの散策道があります。

でも分かれ道にはちゃんと標識がありますので、明るいうちなら問題なくさくさく進めます。

スイスザクセン国立公園の看板です。

歩いている途中で、ところどころに奇岩が見えてワクワクします。

歩道は広く、歩きやすいです。

それなのにあたりは自然一杯で、木々が放つマイナスイオンが感じられます。

大分上まで登ってきました。

眼下にみえるエルベ川。

川の向こうには午前中に行ってきた、ケーニッヒシュタイン城塞が見えます。

綺麗な景色を見渡せるスポットまでたどり着きました。

目的のバスタイ橋まではもう少しの予感。

なにやら小屋にたどり着きました。

この先がいよいよバスタイ橋のようです。

スイスザクセン国立公園の奇石群は、白亜紀という昔から長い年月をかけてエルベ川に浸食された自然のものです。

しかし、バスタイ橋はその奇石群をつなげて造った人工物です。

1824年に木造の橋が造られ、1851年に現在の石橋になりました。

橋の高さは194メートル、長さは76.5メートルと言われています。

一体どうやって築き上げたのか、昔の人が作った建造物にただただ驚くばかりです。

バスタイ橋に到着!

かなり上のほうまで登ってきました。

奇石も間近にどーんと迫っています。

ここからもエルベ川が綺麗に見渡せます。

バスタイ橋に到着しました!

橋から見える景色!

思ったより頑丈な造りになっています。

歩いていても安定感抜群で全然怖くはありません。

橋の中央には簡易展望スポットも。

展望スポットから見たバスタイ橋。

そして広がる緑と奇石群の景色。

こちらは橋の反対側の半分。

意外と高さはないので、端までいってカメラを構える時は落とさないように細心の注意。

この日はお天気もよく、エルベ川も終始風ひとつなく静かで平坦でまるで鏡のようでした。

雄大な景色が広がっています。

橋自体は思ったより幅広でゆったりしていました。

バスタイ橋の記念の碑がありました。

橋の反対側にみえるのはエルベ川とケーニッヒシュタイン城塞。

バスタイ橋を一通り見て大満足。

これからまだ先に進みます。

この先にバスタイ橋の全体を見渡せるスポットがあるようなのです。

バスタイ橋が見渡せるビューポイントへ

ここまで下から40-50分でしょうか。

こんなに上まで登ってもまだしっかりした歩道が整備されていて嬉しい限りです。

道もそれほど急ではないので疲れもなく快適。

今渡ってきたバスタイ橋が後ろにみえます。

お目当てのビュースポットはまだ少し先のようです。

歩いている途中も景色が楽しめます。

一体どうやってこんな形の岩になるのでしょう・・・

長い年月をかけて大きく変化する自然、摩訶不思議。

そしてビューポイント到着!

さっき渡ってきたバスタイ橋が綺麗にみえます。

見ごたえあります。

このビュースポットは少し狭くて人も待っていました。

ちょっとまって一番前から景色を楽しんだら次の人に交代。

それでも充分景色を堪能することができました。

このときの時間はだいたい18時くらい。

ふもとから1時間ちょっとの行程でしょうか。

もう自然満喫、本当に素晴らしい景色を堪能できます。

周辺散策そして下山

スイスザクセン国立公園はまだまだ広いので、ここから更にちょっと歩くとホテルもありました。

こちらに側は私たちが昇ってきた登山道とは違い車用の舗装道路もありました。

ここから先ほどのバスタイ橋が見られるビュースポットまではすぐ近くです。

先ほど車椅子の方もバスタイ橋を眺めていて、どうやって来たのかちょっと驚いたのですが、こちらから車で来たんだな、と納得。

こうやって体の不自由な方でも観光できる施設が整っているのはドイツの良いところだと思います。

一回りしたので再びバスタイ橋まで戻って山道を通って下まで戻ります。

こういう木製橋なんかも風情があります。

再び先ほどのバスタイ橋に戻ってきました。

もう一度ここからの景色を堪能。

往復で二回みられるとは得した気分。

いくら来ようと思えばいつでも来られるとは言っても、

やっぱりそうそう何度も来ることはないと思うので景色を目に焼き付けます。

そしていよいよ下山。

ここから先は2ユーロくらいの有料ゾーンでした。

帰りはてくてく下山。

ふもとにたどり着きました。

ちょうど船が待っていたので乗り込みます。

さようなら、バスタイ橋・・・

あっという間に川を渡り、再びKurort Rathen 駅に戻ってきました。

ここからドレスデンに戻ります。

ドレスデンからほんの小一時間足を延ばしただけでこんな素敵な自然が見られるとは驚きでした。

本当に行ってよかったです。

登って降りて2時間もあれば充分楽しめます。

ドレスデンからでも4-5時間あれば堪能できるので、ドレスデンまで旅行に来た際にはぜひここまで足を延ばしてほしいです。

ドレスデンの夜景と食事

ドレスデンに戻ってきたのは20時頃。

まだほんのりと明るく、夜景を見るにはちょっと早い時間。

暗くなるまでまだ時間があるということで欲張って、

明日行く予定の場所を下見に行ってきました。

戻ってきたころちょうど暗くなってきたので、旧市街を歩いて夜のドレスデンを散策。

ちょっと工事中の場所が多いのは残念でしたが、エルベ川沿いと旧市街の夜景を楽しむことができました。

しかしのんびりしていたら時刻は22時ちょっと前。

だんだんレストランのラストオーダーの時間が近づいてきたので夕食を食べます。

ちょっとワインを飲みたい気分だったのでイタリアンへ。

ビールとワイン。

そしてシーフードリゾットを食べて本日の予定終了!

明日はいよいよ【世界一美しい牛乳屋さん】と呼ばれている乳製品専門店に行ってきます。

併設のカフェで朝食を取るのもとても楽しみです。

続く

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ハイデルベルク大学修士卒業・ハンブルクの企業で代表を務め、社内ベンチャーで異業種起業をして繁盛店にする。

記事執筆・翻訳通訳・ドイツ語個人レッスン経験あり。

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